ジロ・デ・イタリアで新人賞の呼び声も高いTeam DSMのテイメン・アレンスマン。
直前のツアー・オブ・アルプスでは、エースのロマン・バルデを献身的にアシスト。自らも総合3位に入る好走を見せている。
特に、第5ステージでは、雨の中ロマン・バルデの総合優勝のために引き続けた走りは凄すぎた。
ジロ・デ・イタリア第2ステージの個人タイムトライヤルでも10位に入っている。TTも強く、登りも強い将来性あるライダーだ。
次のエースと目されているテイメン・アレンスマンだが、二つのチームから狙われている。
INEOS GrenadiersかJumbo-Vismaか
💬”It was a pretty technical course that suited the punchy riders. We did a good time trial today though as a team, especially Romain, and I’m looking forward to supporting him throughout the 3 weeks.” – @ThymenArensman
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— Team DSM (@TeamDSM) May 7, 2022
テイメン・アレンスマンは、2018年SEG Racing Academyからスタート。
2018年のツール・ド・ラヴニールではタデイ・ポガチャルに次ぐ2位となり、ブロトンで最も才能ある若手ライダーの一人とみなされている。
2020年7月1日からテスト生としてTeam DSMに。
Team DSMでは、過去2シーズン、順調に成長してきた。この春、彼は厳しいティレーノ~アドリアティコで総合6位、ツアー・オブ・アルプスで総合3位と、さらに一歩前進することに成功した。
現在ジロでは、総合12位だが、アシスト作業がなければもっと上位にいてもおかしくない。
テイメン・アレンスマン自身は、新人賞なんて狙ってないというけれど、他チームならばエース待遇でもおかしくないライダーだ。
22歳のライダーのマネジメントは、すでにJumbo-Vismaにチームからのオファーを受け入れないと伝えている。
Jumbo-VismaのスポーツディレクターであるMerijn Zeemanは、テイメン・アレンスマンに興味を持っていることがわかっている。
INEOS Grenadiersでは、同じくオランダ人のディラン・ファンバーレが今シーズン限りでJumbo-Vismaに移籍すると言われている。
だが、テイメン・アレンスマンの獲得競争には敗れたようだ。
情報では、テイメン・アレンスマンがINEOS Grenadiersと契約を交わすのは時間の問題だという。
テイメン・アレンスマンは、INEOS Grenadiersにとって、将来を見据えた興味深いライダーであることは間違いない。
若い総合系ライダーを集めないと世代交代の波に乗り遅れてしまうからだ。
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