クリス・フルームは、2023ツール・ド・フランスにはIsrael – Premier Techから選出されなかった。
ツール・ド・フランスで、もう一度ステージ優勝を狙っていたフルームにとっては、非常につらいニュースだったはずだ。
さらに、エースとして2023ツール・ド・フランスにのぞんだ、マイケル・ウッズと不仲だというニュースも入ってきている。
この噂は本当なのか。このニュースに対して、二人がSNSに投稿している。
これは私にとってニュースだ
That’s news to me 🤪 what about you @rusty_woods ? 😆
— Chris Froome (@chrisfroome) June 3, 2024
フランス全土で発刊される日刊のスポーツ新聞L’Equipeの報道では、2023年にクリス・フルームがツール・ド・フランスに選出されなかったのは、マイケル・ウッズが、フルメンバーを揃えてほしいと要望したからだという。
フルームは以下の投稿に対してどう答えたのだろう。
「L’Equipeの記事によると、クリス・フルームがIsrael – Premier Techチームリーダーとしてツール・ド・フランスに臨むのは、彼の知名度/名声を求めるチームスポンサーの意向によるもので、マイケル・ウッズとの内部権力闘争の末のことであるとのこと」
これに対してフルームは
「それは私にとってニュースだ。ウッズはどう? 😆」
マイケル・ウッズも、「ハハ、同じだよ。」と答えている。
まあ、噂なんてそんなものだ。ただ、2024 ツール・ド・フランスには、マイケル・ウッズが出れないとの情報もある。そうなると、フルームが出れるようになるのだろうか。
フルームはツール・ド・フランス出場なのか?
Ready for stage 2 of @dauphine 😎 #criteriumdudauphine pic.twitter.com/GKHjabsXZZ
— Chris Froome (@chrisfroome) June 3, 2024
2023年に戻ると、マイケル・ウッズはCICモン・ヴァントゥーで2位、ルート・ドクシタニー第3ステージ優勝と総合優勝を飾り、ツール・ド・フランスに向けて素晴らしい走りを見せていた。
当時36歳のカナダ人だったマイケル・ウッズは、その後、クリス・フルームを除いたフルチームでのツール・ド・フランス参戦を要求した。
そのため、ビルバオのスタート地点でツール4勝のクリス・フルームの姿を見ることはなかった。
マイケル・ウッズは、2023 ツール・ド・フランス第9ステージのピュイ・ド・ドームへのステージで勝利したものの、総合では48位に終わっている。
オーナーのシルヴァン・アダムスを含むチームのボスはこれに満足していなかったと『L’Equipe』は報じている。
ウッズの成績は、フルームの存在よりも公的な価値ははるかに低いだろう。そのため、Israel – Premier Techはフルームが今年の世界最大の自転車レースのスタートに戻ってくることを望んでいるとL’Equipeは書いている。
ジロ第1週の落車で脳震盪を起こしたマイケル・ウッズは、ツール・ド・フランス出場も難しいようだ。
現在Israel – Premier Techのツール・ド・フランス暫定メンバーは
- ステューブン・ウィリアムズ
- パスカル・アッカーマン
- デレク・ジー
- ミヒャエル・シュヴァルツマン
- ユーゴ・パージ
- ディラン・トゥーンス
- クリスツ・ニーランズ
クリス・フルームの名前は載っていない。フルームは、ティレーノ~アドリアティコでの落車で舟状骨骨折を負い、2ヵ月半レースに出ていなかった。
現在、クリテリウム・デュ・ドーフィネに出場中。だが、第2ステージの簡単な山岳ステージでも、エースナンバーながら脱落している。
だが、レース主催者側からみると、ネームバリューという点で、クリス・フルームの名前は欲しいところだ。
もし、フルームがツールに出場すると、1992年以来初めて、5人の元ツール優勝者が出場することになるかもしれないという。果たして、クリス・フルームはツール選出となるか。注目してみておきたい。
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