2年前の2023年シーズンには、クラシックから全てのグランツールも制覇したTeam Visma | Lease a Bike。
しかし、昨シーズンからケガなどの影響でチームの支配力をおちてしまい、トップの座をUAE Team Emirates XRGに奪われたと言ってもよい。
2025年のクラシックシーズンも始まったが、Team Visma | Lease a Bikeの勝利はない。そして、ストラーデビアンケにもエースなしで望むようだ。
Team Visma | Lease a Bikeのメンバー
Italian gravel time! ⚠️
These are our guys who will race on the strade bianche tomorrow. 🐝👇 pic.twitter.com/gptoiKGVz4— Team Visma | Lease a Bike (@vismaleaseabike) March 7, 2025
- 211 アッティラ・ヴァルテル
- 222 ティジメン・グラート
- 223 メンノ・ハイジング
- 224 ヨルゲン・ノルドハーゲン
- 225 ベン・トゥレット
- 226 トッシュ・ファンデルサンド
- 227 ジュリアン・ベルモート
エースナンバーはアッティラ・ヴァルテル。2022年のストラーデビアンケでは4位。2023年は5位。今回も上位には入れるだろう。
しかし、過去優勝者であるワウト・ファンアールト、ティシュ・ベノートはいない。さらにマッテオ・ヨルゲルソンもいないのだ。
ベン・トゥレットも上位を狙うが、アシスト陣はプロ1年目の選手が多い。これでは優勝というのは難しい。
これには理由がある。この時期には特定のライダーのための高地トレーニングも予定されているからだ。
- ワウト・ファンアールト
- ウイルコ・ケルデルマン
- ティシュ・ベノート
彼らは、キャンプ中なのだ。そして、コース変更もクラシックライダーを遠ざけることになっている。距離は伸びており、登りが増えた。
これまでのようにクラシックライダーがクライマーと対決するレースではなくなってしまったのだ。
さらに、ストラーデビアンケは3月8日開催だが、翌日の3月9日からはパリ~ニースが始まる。翌日の3月10日からは、ティレーノ〜アドリアティコも始まる。
Team Visma | Lease a Bikeは、グランドツアーのエースであるヨナス・ヴィンゲゴーの総合優勝に向けてメンバーを集中させている。
パリ~ニースのメンバーは
- ヨナス・ヴィンゲゴー
- ヴィクトール・カンペナールツ
- マッテオ・ヨルゲルソン
- アクセル・ザングレ
- ペール・ストランド・ハーゲネス
- エドアルド・アッフィニ
- バート・レンメン
Team Visma | Lease a Bikeのメンバーは29人だが、一度に高地トレーニングを行う訳にもいかない。レースを見据えてメンバーを割り振りしないといけないのだ。
ちなみにパリ~ニースの賞金総額は142,950ユーロ(約2,300万円)。
- 総合優勝者 : 16,000ユーロ(約250万円)
- 各ステージ優勝者 4,000ユーロ(約65万円)
- ポイント賞 : 2000ユーロ(約32万円)
- 山岳賞 : 2000ユーロ(約32万円)
- 新人賞 : 800ユーロ(約13万円)
ストラーデビアンケの賞金
- 1位 16,000ユーロ(約250万円)
- 2位 8,000ユーロ(約125万円)
- 3位 4,000ユーロ(約65万円)
- 4位 2,000ユーロ(約32万円)
- 5位 1,600ユーロ(約25万円)
- 6位 1,200ユーロ(約19万円)
- 7位 1,200ユーロ(約19万円)
- 8位 800ユーロ(約13万円)
- 9位 800ユーロ(約13万円)
- 10~20位 400ユーロ(約6万円)
優勝賞金は同じだ。
レース出場者は昨年の11月から12月の間に大体決められている。この時には、ライバルとなるタデイ・ポガチャルの出場レースもわかっていない。
ただ、6つ目のモニュメントとも言われるストラーデビアンケに過去優勝者も出さない選択はちょっと残念だ。
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