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2022 ツアー・オブ・アルプス第5ステージ  あ~、ティボー・ピノ!!

海外情報
Photo credit: Lorenmart on VisualHunt
この記事は約18分で読めます。

ツアー・オブ・アルプスも最終日。

昨日は、ミゲルアンヘル・ロペスがティボー・ピノを無残にも抜き去りステージ優勝。その後ろで、3位のボーナスタイムをかけてロマン・バルデがペッリョ・ビルバオよりも先にゴール。

これで、ビルバオとバルデのタイム差は2秒となっている。間違いなく、今日のゴールで二人のどちらが総合優勝になるのか決まる大事なステージとなる。

 

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第5ステージ   リエンツ~リエンツ  114.5km

第5ステージ photo tourofthealps

 

最終ステージの決戦は、オーストラリアのリエンツで行われる。町はスキーと登山でにぎわう観光地。

114.5kmと短いステージだが、重要な登りが4つある。山岳ポイントないけど、1級山岳の後に、Oberassling (3.9km・10%)の登りがある。ここの最大勾配は18%と激坂だ。

さらに、バンバーグ(6.8 km、6.6%)を逆から登り、2級山岳に向かう。こちらも最大勾配は14%と決着をつけるには十分な勾配がある。

ただ、最後は総合だけの少数ならば、ゴールのボーナスタイムで総合順位が決まることもありそうだ。ロマン・バルデは、間違いなくゴールを狙っている。

 

  1. 1級山岳 バンバーグ   5.5 km・10.2%
  2. スプリントポイント Anras
  3. 2級山岳 Stronach    3.1km・12.4%

 

スタート前

TIZ-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

最終日のジャージを守ることが出来るのか。Bahrain Victoriousのペッリョ・バルパオ。

 

2秒差のロマン・バルデ。スプリントでも集団の頭をとっており調子は良い。

 

ミゲルアンヘル・ロペスはジロへの準備が着々と進んでいる。ティボー・ピノを抜き去ったのは、牽制してスプリントとしたくなかったから。これもサイクリングだと。

 

EF Education-EasyPostのヒュー・カーシーはまだ目立った走りはみせていない。イマイチ調子が上がっていないのかも。

 

 

BORA-hansgroheのレーナード・ケナムはまた逃げてくれるかな。

 

昨日は、涙のゴールとなってしまったティボー・ピノ。少しずつ力は戻っている。

 

スタート

なんと、最終ステージは最初から雨。これは下りなどは気を付けないといけない。

 

昨日ステージ優勝したミゲルアンヘル・ロペスも先頭からスタート。

 

すぐにファーストアタックが。

 

順調に決まるはずもなく、スタートから30kmまで逃げは出来なかった。

 

3級山岳 Kartitscher Sattel    5.3 km・5.9%

登りから集団は活性化。一時は20人が抜け出る展開に。絞られたのは実力者ばかり。昨日、逃げて2位となったティボー・ピノも連続の逃げに乗っている。

  1. ティボー・ピノ Groupama – FDJ
  2. ダビ・デラクルス Astana Qazaqstan Team
  3. アンドレイ・アマドール INEOS Grenadiers
  4. レナード・ケムナ BORA-hansgrohe
  5. トースタイン・トレーエン Uno-X Pro Cycling Team

 

Oberassling  3.9km・10% max18%

逃げは、ティボー・ピノとダビ・デラクルスの二人に。後続には50秒の差をつけた。

Bahrain Victoriousとしては逃げ切ってくれると、3位までのボーナスタイムを考えなくてよくなる。

逆にTeam DSMは逃げを追わないとロマン・バルデのボーナスタイム獲得はない。だが、集団は逃げを容認している。すでに7分以上の差が~。

  1. ティボー・ピノ Groupama – FDJ
  2. ダビ・デラクルス Astana Qazaqstan Team

 

残り42.2kmで集団とは11分も離れているので逃げ切りは確定。

 

この雨では、総合争いは最後だろう。ゴールは1km手前から登っているけど、2秒差をつけるのは至難の業だ。

総合優勝はペッリョ・ビルバオで決まりかも。ペッリョ・ビルバオは、登りでマシントラブルがあったが、無事に復帰している。

 

バンバーグ 6.8 km、6.6% max14%

間違いなく調子を上げているティボー・ピノ。二日連続の逃げで、先頭を走るとは。

 

後方のアンドレイ・アマドール、レーナード・ケムナなど4人に対して51秒のタイム差をつけた。これは二人で決まりなのか。多分、下りで追いついてくるかも。

 

今日は無理しないのかな。Bahrain Victoriousは6人で先頭を固める。

 

二人は3番目の山岳も通過。残るは2級山岳だけだ。

 

下りは、霧があってとても危険。

 

ダビ・デラクルスは下りでティボー・ピノを引き離した。

 

かなり危険だ。滑らないといいのだけど。

 

ティボー・ピノは下りを踏み倒して、なんとかダビ・デラクルスが見える範囲に。

 

残り23km。ティボー・ピノはダビ・デラクルスに追いついた。

 

ティボー・ピノはレインウェアーを脱いだ。雨は止んだようだ。これは登りで勝負をかけるつもりか。

 

スタートの気温は7℃。雨だとかなり体感的にも低いと思う。

 

2級山岳 Stronach    3.1km・12.4%

ティボー・ピノが下を向いている。ペダルを足で蹴っているけど。

 

どうやら、メカトラだ。これは痛い。

 

なんと、サングラスも落としてしまった。なんとかなおって前を追う。

 

二人共、クライマーなのでここで勝負をつけるのかな。

 

あ~、ティボー・ピノが遅れた。

 

いや、まだ諦めていない。

 

今度は、逆にティボー・ピノがスパートする。

 

だが、ダビ・デラクルスも離れない。

 

さらに、ティボー・ピノがベースを上げる。

 

ティボー・ピノが全開で仕掛ける。

 

あ~、ついにダビ・デラクルスが遅れた。

 

後ろを確認して、更にティボー・ピノがペースを上げる。

 

頂上まであと1.2km。下りの速いダビ・デラクルスに対してタイム差を稼がないといけない。

 

これはいい感じで引き離している。

 

ティボー・ピノはダビ・デラクルスに12秒差をつけて2級山岳をクリアー。

 

総合勢も絞れていくのか。

 

ティボー・ピノは18秒のタイム差でゴールに向かう。残り9.3kmだ。

 

集団はINEOS Grenadiersのリッチー・ポートが先頭を引く。隣はTeam DSMのテイレン・アレンスマンだ。

 

集団は7人くらいに絞られている。

  1. リッチー・ポート INEOS Grenadiers
  2. ロマン・バルデ Team DSM
  3. テイレン・アレンスマン Team DSM
  4. ミゲルアンヘル・ロペス Astana Qazaqstan Team
  5. マイケル・ストーラー Groupama – FDJ
  6. ペッリョ・ビルバオ Bahrain Victorious
  7. アッティラ・ヴァルテル Groupama – FDJ

 

お~、ロマン・バルデがアタックをかける。

 

ペッリョ・ビルバオが後ろを向いてアシストを探している。

 

ペッリョ・ビルバオは少し遅れているぞ。

 

あ~、先頭ではダビ・デラクルスが下りをすっ飛んできた。これはゴール勝負だ。

ダビ・デラクルスも負けられない。2017年4月22日、ミケーレ・スカルポーニが脇見運転の車に引かれて亡くなっている。

総合4位でツアー・オブ・アルプスを終えた次の日のことだ。アスタナのライダーとしては、スカルポーニのためにも勝たないといけない。

 

ロマン・バルデは、逃げていたメンバーを次々に抜いていく。ペッリョ・ビルバオは完全に遅れた。これは総合逆転だ。

 

先頭は残り2.8km。

 

ロマン・バルデについているのは、マイケル・ストーラーと、チームメイトのテイレン・アレンスマンだ。これは絶対有利だ。

 

さあ、残り1.2km。どちらが勝つかのか。

 

のこり800m。登っているので牽制はそれほどしない。

 

残り200mの看板を越える。

 

最後のカーブをダビ・デラクルスが先頭で通過。

 

ティボー・ピノが最後の力を振り絞って前にでた。

 

ティボー・ピノがスパートすると、ダビ・デラクルスが下を向いて諦めた!

 

ティボー・ピノが喜びのガッツボーズだ~!

これは嬉しいだろう。昨日の2位では涙したが、次の日に勝ってしまうなんて。しかも、今日は雨の中だ。二日に渡っての逃げで勝利したことは大きい。

間違いなく、力は戻ってきている。ジロでの山岳が楽しみな走りだ。

 

こちらは総合争い。Team DSMは本当に完璧。テイレン・アレンスマンがずっと前を引いてる。

  1. ロマン・バルデ Team DSM
  2. テイレン・アレンスマン Team DSM
  3. マイケル・ストーラー Groupama – FDJ

 

ずっとテイレン・アレンスマンが引いていたが、ゴールが近くなりロマン・バルデも先頭交代に。

 

テイレン・アレンスマンは、最後まで切れない。凄く強い選手だ。

 

ゴール前で、ロマン・バルデが振り向くと、テイレン・アレンスマンが手を上げた。

 

ロマン・バルデは、テイレン・アレンスマンを指さしながらゴール。これでロマン・バルデは総合優勝。そして、テイレン・アレンスマンも総合3位に入るという素晴らしい結果となった。

ロマン・バルデは今シーズンの初勝利。今回の勝利はジロ・デ・イタリアに向けて自信になるはずだ。

2位のマイケル・ストーラーは、二人と昨年までチームメイト。Team DSMといえば、契約破棄してチームを去るライダーが20人近く。だが、ロマン・バルデには合っているのだう。

 

くしくも、元チームメイトと合わせて総合の3人が同じチームだったというのも不思議なものだ。

 

逆に、ペッリョ・ビルバオは、まさかの首位転落。

ステージ12位、ロマン・バルデに19秒差をつけられて総合でも4位に転落してしまった。最初からチームは集団をずっと引き続けており、最後に誰もアシストがいなくなったのが痛い。

だが、これもレースだ。少し調子を落としていたのかもしれない。

 

こちらはハイライト動画

 

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リザルト

第5ステージ リザルト

ティボー・ピノのコメント

今日は非常に厳しい日になることを最初から知っていた。私は足が良く、これらの状態が好きだ。私が勝つことは本当に重要だった。昨日以降、非常に失望していた。実は、昨夜からこのステージを考えていたので、がっかりして必死だった。

最初から雨でしたが、逃げることは決めていたのですか?

雨が降り、上り坂が難しく、下り坂が危険なステージで、本当にトップグループになりたいと思っていた。ステージに勝ちたいと思ったら、トップグループからより多くの機会が得られることを知っていた。

とても強いダビ・デラクルスに会った。私たちは一緒にうまく働き、決勝のスプリントは本当に素晴らしかったと思う。

ここ2年は腰と背中の問題に苦しんでましたね。

本当にそのすべてから離れている。私にとって、今は継続して新しいレースに勝つことが重要だ。私の勝利を全世界と私を支えてくれたすべての人に捧げたいと思う。お父さんの誕生日でもあるので、お父さんへのプレゼントにも最適だ。

 

RnkRiderTeamUCIPnt Time
1
 PINOT Thibaut
Groupama – FDJ2030
10″
3:09:24
2
 DE LA CRUZ David
Astana Qazaqstan Team1018
6″
0:07
3
 KÄMNA Lennard
BORA – hansgrohe512
4″
1:46
4
 ARRIETA Igor
Equipo Kern Pharma 7 2:43
5
 TRÆEN Torstein
Uno-X Pro Cycling Team 4 3:26
6
 AMADOR Andrey
INEOS Grenadiers 3 8:09
7
 STORER Michael
Groupama – FDJ 2 8:36
8
 BARDET Romain
Team DSM 1 ,,
9
 ARENSMAN Thymen
Team DSM   8:38
10
 VALTER Attila
Groupama – FDJ   9:15
11
 GALL Felix
AG2R Citroën Team   ,,
12
 BILBAO Pello
Bahrain – Victorious   ,,
13
 PORTE Richie
INEOS Grenadiers   9:22
14
 LÓPEZ Miguel Ángel
Astana Qazaqstan Team   9:35
15
 CARTHY Hugh
EF Education-EasyPost   ,,
16
 PERNSTEINER Hermann
Bahrain – Victorious   10:14
17
 BUITRAGO Santiago
Bahrain – Victorious   10:19
18
 PRONSKIY Vadim
Astana Qazaqstan Team   10:34
19
 LANDA Mikel
Bahrain – Victorious   10:35
20
 THOMPSON Reuben
Groupama – FDJ   ,,

総合

ロマン・バルデのコメント

何と言えばいい? 教科書通りのサイクリングをしているように感じた。すべての人が信じられないほどうまく乗った。

私たちはその最後の登りで順位を上げるために全力を尽くしたかったが、みんなは私たちをうまく配置してくれた。

最後の登りでは、3人だけになりましたね。

私たちは3人のグループでテイレン・アレンスマンと一緒にそこにいた。それは私たちにとって完璧な状況だった。その後、フィニッシュまで一生懸命乗った。2回目で表彰台に立つことができたのは素晴らしい報酬だった。

 

RnkPrev▼▲RiderTeamUCI Time
12▲1
 BARDET Romain
Team DSM200 18:59:29
210▲8
 STORER Michael
Groupama – FDJ150 0:14
37▲4
 ARENSMAN Thymen
Team DSM125 0:16
41▼3
 BILBAO Pello
Bahrain – Victorious100 0:37
53▼2
 VALTER Attila
Groupama – FDJ85 0:49
64▼2
 GALL Felix
AG2R Citroën Team70 0:53
79▲2
 PORTE Richie
INEOS Grenadiers60 1:00
88
 BUITRAGO Santiago
Bahrain – Victorious50 1:57
916▲7
 CARTHY Hugh
EF Education-EasyPost40 2:08
105▼5
 SIVAKOV Pavel
INEOS Grenadiers35 2:13
1111
 LANDA Mikel
Bahrain – Victorious30 2:17
1212
 PERNSTEINER Hermann
Bahrain – Victorious25 2:20
136▼7
 RUBIO Einer Augusto
Movistar Team20 2:41
1413▼1
 MARTINEZ Lenny
Groupama – FDJ15 3:14
1514▼1
 QUINN Sean
EF Education-EasyPost10 3:16
1617▲1
 UIJTDEBROEKS Cian
BORA – hansgrohe5 ,,
1718▲1
 DOMBROWSKI Joe
Astana Qazaqstan Team5 3:45
1815▼3
 DUNBAR Eddie
INEOS Grenadiers5 4:58
1934▲15
 PINOT Thibaut
Groupama – FDJ5
10″
5:10
2030▲10
 KÄMNA Lennard
BORA – hansgrohe5
4″
6:15

山岳賞

RnkPrev▼▲RiderTeamPoints
13▲2
 TRÆEN Torstein
Uno-X Pro Cycling Team20
213▲11
 DE LA CRUZ David
Astana Qazaqstan Team16
31▼2
 BOUCHARD Geoffrey
AG2R Citroën Team15
42▼2
 SIVAKOV Pavel
INEOS Grenadiers12
5 
 PINOT Thibaut
Groupama – FDJ10
616▲10
 KÄMNA Lennard
BORA – hansgrohe10
74▼3
 PICCOLI James
Israel – Premier Tech10
85▼3
 IRIBAR Unai
Euskaltel – Euskadi9
96▼3
 LÓPEZ Miguel Ángel
Astana Qazaqstan Team8
107▼3
 ARENSMAN Thymen
Team DSM8

新人賞

テイレン・アレンスマンは勝利こそないけど、とても強い選手だ。昨年のブエルタでも最終日の個人タイムトライヤルで3位となっており、総合でも活躍するのは間違いない選手となるだろう。

ジロでは喜んでロマン・バルデのアシストをすることを明言している。これはバルデにとって、嬉しいニュースだ。だけど、TTでは圧倒的にテイレン・アレンスマンが強いので、総合順位はどうなるのか見ものだ。

 

RnkPrev▼▲RiderTeamTime
11
 ARENSMAN Thymen
Team DSM18:59:45
22
 BUITRAGO Santiago
Bahrain – Victorious1:41
33
 MARTINEZ Lenny
Groupama – FDJ2:58
44
 QUINN Sean
EF Education-EasyPost3:00
55
 UIJTDEBROEKS Cian
BORA – hansgrohe,,
66
 TESFATSION Natnael
Drone Hopper – Androni Giocattoli7:57
77
 LIPOWITZ Florian
Tirol KTM Cycling Team13:40
89▲1
 KULSET Magnus
Uno-X Pro Cycling Team16:11
98▼1
 GONZÁLEZ Abner
Movistar Team17:12
1010
 THOMPSON Reuben
Groupama – FDJ18:31

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