3度のシクロクロスチャンピオンである、ゼネク・スティバルはQuick-Step Alpha Vinyl Teamを離れて、2023年シーズンからTeam Jayco AlUlaに移籍している。
だが、今シーズンのゼネク・スティバルは思ったような走りが出来ていない。
この不調の原因が何であるか、ようやくわかったようだ。
手術に
UPDATE ♂️
Š
“For me it was so weird that I was under performing. I thought it could be the age, maybe I just couldn’t follow anymore.” @zdenekstybarhttps://t.co/JavaOJCWow
— Team Jayco AlUla (@GreenEDGEteam) May 8, 2023
ゼネク・スティバルは、ここ数年の成績不振から病院で検査を受けた。その結果、血管の問題があることがわかっている。
両脚の大腿動脈に問題があり、手術を受けている。スティバルにとって、この怪我はここ数年の成績不振を説明するものだ。
私にとっては、成績が振るわないのはとても不思議なことだった。フォームもいいはずだし、すべてうまくいった。冬は順調だった。残念な成績になったのは、開幕直前の2月末に発症したコロナが原因だと思っていた。
その後、ロンド・ファン・フラーンデレンのようなレースで、体力不足だけでなく、何か別の原因があるに違いないと思った。年齢のせいで、もうついていけないのかもしれない、と思ったこともあった。でも、そうだとは思えなかったんだ。
その後、病院で大腿動脈をチェックしてもらった。
そこで、大腿動脈がつまっていることを確認した。それで、なぜキャリアの最後の3年間、自分があるべきレベルに達していなかったのか、すぐにすべてが説明できた。
そして、二度とレースに出られないというリスクを冒してまで、手術を受けるかどうかの選択を迫られた。というのも、回復には長い時間がかかるし、シーズンはまだ始まったばかりだからだ。そうでなければ、手術はせず、そのままキャリアを終えるという決断をしなければならない。
このままキャリアを終わらせたくない、とても厳しいとわかっていても、チャンスを与えたいと思ったんだ。
また、Team Jayco AlUlaに何か恩返しをしたいとも思っている。4カ月間だけレースをして、それでやめてしまうのは、このチームに入った理由とは違う。
だから、とてもポジティブでいようと思っている。うまくいって、いいレベルで復帰し、自分のキャリアから何かを生み出すことができればいいと思っている。
公式サイトでは、腸骨動脈線維症と書かれている。骨盤から伸びる最も太い血管で、ここが詰まると全力走の場合に突然出力が低下してしまう。
以下の那須ブラーゼンの小野寺慶氏のサイトで詳しく書かれているが、難しい病気のようだ。ゼネク・スティバルが、今シーズン戻って来れるのかはわからない。
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