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2022 ツール・ド・フランス第12ステージ クイーンステージで総合勢は前日から大シャッフル!

海外情報
Photo credit: Sjaak Kempe on VisualHunt.com
この記事は約29分で読めます。

無敵と思われたタデイ・ポガチャルが初めて大きくクラックした。

だが、チームによると病気でもなんでもないと。Jumbo-Vismaの作戦が素晴らしかったとコメントしている。やはり登坂前のジェスチャーが全てを物語っているかも。

 

だが、復讐の鬼と化したタデイ・ポガチャルの反撃が見られるかもしれない。ツールはこの日クイーンステージを迎える。そして、この先も登りゴールのあるステージが何回も訪れる。

マイヨジョーヌをゲットしたヨナス・ヴィンゲゴーだが、一日たりとて気の抜けるステージはなくなるだろう。

タデイ・ポガチャルが、Jumbo-Vismaの厚いチーム力を崩せるのか見ものだ。

 

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第12ステージ    ブリアンソン〜アルプデュエズ 165.1km

コースマップ photo letour

 

ブリアンソンから、昨日登ったガリビエ峠までは、ほぼ一直線の道が続く。スタート地点のブリアンソンからガリビエの頂上までは、1メートルも平坦ではない。

昨日と反対側からプロトンはガリビエ峠を登っていく。難易度としては前日のほうがきつい。

頂上からヴァロワールスキー場、テレグラフ峠を経てサンミッシェル・ド・モーリエンヌまで下りが続く。

イゼール川の支流であるアルク川を過ぎると、左折してサン=ジャン=ド=モーリアンヌに向かう。

 

超級山岳クロワ・ド・フェール峠

超級山岳クロワ・ド・フェール峠 photo letour

 

サン=ジャン=ド=モーリアンヌは、クロワ・ド・フェール峠の起点としてサイクリストによく知られている。

全長29km、高低差もあり、特に登り坂がキツイ。短い下り坂が2つあるため、平均勾配は5%。

最も急な区間は11%近くにもなる。2018年に登場しており、この時にはステファン・クライスヴァイク(Jumbo-Visma)が勝利している。

ラック・デュ・ヴェルニーに沿って長く下り、渓谷を抜けると、ブール・ドワザンスへと続く。

 

超級山岳アルプ・デュエズ

超級山岳アルプ・デュエズ photo letour

 

最後の決戦は、21のヘアピンカーブが待っており、ここでツールは31回目のフィニッシュを迎える。

フランス独立記念日でもあり、毎年フランス人が活躍する日でもある。逃げには必ずフランス人が入ってくるだろう。

最後にアルプ・デュエズを制するのは一体だれになるだろうか。Jumbo-Vismaの守りをタデイ・ポガチャルが崩せるかにも注目だ。

 

コースプロフィール photo letour

 

  1. スプリントポイント Le Monêtier-les-Bains
  2. 超級山岳 ガリビエ峠   23km・5.1%
  3. 超級山岳  クロワ・ド・フェール峠   29km・5.2%
  4. 超級山岳 アルプ・デュエズ  12.1km・8.1%

 

スタート前

ツール・ド・フランスストリーミングより 以下同様

Bahrain Victoriousのエースとして、ジャック・ヘイグと共に乗り込んだダミアーノ・カルーゾ。けど、ジャック・ヘイグはリタイヤ。ダミアーノ・カルーゾ自身も、昨日のステージでは78位と精彩をかいている。

今年のツールでのBahrain Victoriousの活躍はこのままないのか?

 

Astana Qazaqstan Team のアレクセイ・ルチェンコ。昨日のステージで8位に入り総合9位にジャンプアップした。このまま10位以内をキープしたいところ。

 

Movistar Teamのエンリク・マスは、昨日のステージで8分遅れとなり、総合10位に転落。

2021ブエルタではプリモッシュ・ログリッチについで総合2位。昨年のツールも総合6位だったが、今年は厳しいようだ。昨日は、ガリビエ峠から足に力が入らなかったと。

 

前日のアタックは素晴らしかったが、ナイロ・キンタナに届かず。ステージ優勝を狙っていたけど、ヨナス・ヴィンゲゴーに抜かれて3位。

総合2位に躍進したが、ゴール後は一人山を見ながらたそがれていた。

 

フランス革命の日、フランス国民の期待を背負うのはティボー・ピノだろう。ただ、ダヴィ・ゴデュのアシスト作業もあるので自由に走れるかは未知数。

 

厳しい走りをしいられて何度か遅れたゲラント・トーマス。タデイ・ポガチャルには4秒届かず総合4位のまま。今日もうまくまとめることが出来るのか。

 

昨日のステージで、ナイロ・キンタナを抜けたのは、ヨナス・ヴィンゲゴーだけ。前日の走りで一気に総合5位までジャンプアップした。今日のステージでも上位をキープできるだろうか。

 

ワウト・ファンアールトは、しっかりと最初のスプリントポイントを狙ってくるだろう。

 

タデイ・ポガチャルは、ヨナス・ヴィンゲゴーをちぎる走りをしないといけない。何度もアタックは出来ないだろうから、ベストな瞬間を狙っていかないと。

レース前のコメントでは、全く緊張してない。攻撃したいと。

 

ついにマイヨジョーヌとなったヨナス・ヴィンゲゴー。ここからは受けて立つ立場だ。

 

第12ステージスタートの各賞ジャージ着用者

  • 総合  ヨナス・ヴィンゲゴー Jumbo-Visma
  • ポイント賞 ワウト・ファンアールト Jumbo-Visma
  • 山岳賞 シモン・ゲシュケ Cofidis
  • 新人賞 タデイ・ポガチャル UAE Team Emirates

 

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

ナイロ・キンタナは、ニュートラルでパイク交換。

 

ワレン・バルギルとシモン・ゲシュケの脇から、EF Education-EasyPostのニールソン・ポーレスがアタック!

 

単独で一気に逃げ始めた。一時は総合2位まで上がっていたけど、現在は総合20位。逃がして貰えるかな。

 

追走が出来つつある。INEOS Grenadiersのディラン・ファンバーレが逃げに乗りたいのか。

 

ニールソン・ボーレスの後ろに追走が見えてきた。

 

6人の逃げ

すでに登っているので、これで決まりのようだ。

  1. ネルソン・オリヴェイラ Movistar Team
  2. アントニー・ベレス Cofidis
  3. コービー・ホーセンス Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
  4. ニールソン・ポーレス EF Education-EasyPost
  5. マティス・ルーヴェル Team Arkéa Samsic
  6. セバスティアン・シェーンベルガー B&B Hotels – KTM

 

 

ガリビエ峠の頂上まで22km。かなり長い。

 

集団は完全に容認。だけど、スプリントポイントでは動いてくるだろう。

 

スプリントポイント Le Monêtier-les-Bains

先頭がスプリントポイントを通過。

 

集団から追走が出てくる。

 

しかし、ワウト・ファンアールトは追走を軽く抜いていく。

 

ワウト・ファンアールトは9ポイント獲得。

 

超級山岳 ガリビエ峠   23km・5.1%

クリス・フルームが集団先頭に姿を現す。

 

BORA – hansgroheのニルス・ポリッツは今日も逃げたがっている。

 

ヤコブ・フルサンも逃げたいようだ。

 

なんと、サガンが追走の先頭に立って引いている。

 

タデイ・ポガチャルは、集団のやや後方にいる。

 

ワウト・ファンアールトが集団の先頭に出てきた。

 

Jumbo-Vismaがコントロール開始か。

 

集団からジュリオ・チッコーネがアタック!

 

集団からIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxの二人がアタック!

  1. ルイス・メインチェス Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
  2. ゲオルク・ツィンマーマン Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux

 

ジュリオ・チッコーネは、あと46秒。遠くに見えるので追うのは辛いだろう。

 

さあ、ティボー・ピノが動いてきた。だが、この動きはJumbo-Vismaに抑えられる。

 

ルイス・メインチェスと、ジュリオ・チッコーネが合体して先頭に追いつきそうだ。

 

先頭からアントニー・ベレスがアタック!

 

ジュリオ・チッコーネとルイス・メインチェスが先頭に追いついた。

 

Cofidisのアントニー・ベレスは、何故こんなに早くから単独で走るのかな。

 

先頭がばらけ始める。

 

なんと、クリス・フルームがアタック!

 

一気に引き離したけど、先頭まで追いつくのか?

 

アントニー・ベレスがガリビエ峠を制した。

 

追走は3人に。

 

集団からはピエール・ラトゥールがアタックして先頭通過。ポイントがつかないのに何故アタックをかけたのかな。

クリス・フルームは、下りで追いつかれそうだ。

  1. アントニー・ベレス Cofidis 20ポイント 
  2. ジュリオ・チッコーネ Trek-Segafredo 15ポイント
  3. ルイス・メインチェス Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 12ポイント
  4. ニールソン・ポーレス EF Education-EasyPost 10ポイント
  5. ネルソン・オリヴェイラ Movistar Team 8ポイント
  6. セバスティアン・シェーンベルガー B&B Hotels – KTM 6ポイント
  7. コービー・ホーセンス Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 4ポイント
  8. マティス・ルーヴェル Team Arkéa Samsic 2ポイント

 

トム・ピドコックが下りで集団からアタック!

 

 

トム・ピドコックがすっ飛んできた。ギリギリで逃げているライダーの横をすり抜ける。昨日のステージで総合順位を落としているので挽回するつもりなのか。

 

下りで先頭に3人が合流。

  1. アントニー・ベレス Cofidis 
  2. ジュリオ・チッコーネ Trek-Segafredo 
  3. ルイス・メインチェス Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 
  4. ニールソン・ポーレス EF Education-EasyPost 

 

トム・ピドコックに一度抜かれたクリス・フルーム。

 

クリス・フルームは、なんとか、トム・ピドコックに追いついた。これで先頭を追えるぞ。

 

先頭まで、1分7秒。下り終わるまでに追いつきたい。

 

登りで遅れていた3人が先頭に追いつく。

 

クリス・フルームとトム・ピドコックは、あと24秒。

 

二人の前に先頭が見えてきた。

 

先頭でニールソン・ポーレスがぶっ飛ばしており、最後方のクリス・フルームは追いつくのが難しい。トム・ピドコックは先に追いついた。下りのスピードはトム・ピドコックはピカ一だ。

 

ニールソン・ポーレスは単独で下っている。

 

10秒前を走っていたニールソン・ポーレスにトム・ビドコックが追いついた。なんという速さ。

 

トム・ビドコックが、すぐにニールソン・ポーレスを追い抜いていく。

 

トム・ビドコックは、単独となった。

 

ようやく、ニールソン・ポーレスが追いつく。後続は12秒差。

 

クリス・フルームが先頭を引く。14秒のタイム差がある。

 

クリス・フルームが事故以来逃げに乗るのは3回目だ。

2021ジロ・デ・シチリア第4ステージ クリス・フルームが逃げる!
第4テージは2020ジロ・デ・イタリアでも登場したポルテッラ・マンドラッツィの登りを上がるクインーステージ。 ゴール前にも、登りがあり41歳のリーダー、アレハンドロ・バルベルデが総合優勝を飾れるのか注目される。 復帰して最初のステージで優勝...

 

集団先頭はクリストフ・ラポルト一人だけ。後ろは、Team DSM、Groupama – FDJと続く。Jumbo-Vismaのアシストは温存できてしまう。

 

先頭は9人となった。再度整理すると。

  1. クリス・フルーム Israel – Premier Tech
  2. トム・ビドコック INEOS Grenadiers
  3. ネルソン・オリヴェイラ Movistar Team
  4. アントニー・ベレス Cofidis
  5. ニールソン・ポーレス EF Education-EasyPost
  6. ジュリオ・チッコーネ Trek-Segafredo
  7. コービー・ホーセンス Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
  8. ルイス・メインチェス Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
  9. セバスティアン・シェーンベルガー B&B Hotels – KTM

 

超級山岳  クロワ・ド・フェール峠   29km・5.2%

タイム差は6分となった。

 

トム・ビドコックは、11分12秒遅れの総合11位。昨日も遅れたのに、このステージで最後まで残れるのだろうか。

 

登りとなり集団はJumbo-Vismaが再び引きだす。先頭のクリストフ・ラポルトはボトルの水を身体中にかけている。気温は現在32℃。それりゃあ、暑いわ。

 

ジュリオ・チッコーネとクリス・フルームが登りで先頭交代している。

 

ルイス・メインチェスは、現在総合16位。逃げ切れば総合のジャンプアップも可能だ。

 

クリス・フルームは、追走に相当なパワーを使っている。どこまで持ち堪えることが出来るか。

 

クリス・フルームは最後尾。まだ頂上まで12kmある。

 

逃げに入ってるフランス人はCofidisのアントニー・ベレスだけ。フランス革命の日なのに~。

 

総合2位のロマン・バルデも集団先頭付近にいる。決戦は最後の超級山岳だ。

 

残り5.4kmでトム・ピドコックがベースを上げる。

 

これによりフランス人のアントニー・ベレスも切れた。

 

先頭が絞られた。

  1. クリス・フルーム Israel – Premier Tech
  2. トム・ビドコック INEOS Grenadiers
  3. ニールソン・ポーレス EF Education-EasyPost
  4. ジュリオ・チッコーネ Trek-Segafredo
  5. ルイス・メインチェス Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux

 

逃げ切りたいトム・ピドコックが積極的に先頭を引く。

 

集団は6分5秒差に。

 

頂上まで残り3km。頑張れフルーム!

 

UAE Team Emiratesのプランドン・マクナリティが切れている。すでに、ミッケル・ビョーグもいないし、タデイ・ポガチャルのアシストはいるのか?

 

あと540m。ジュリオ・チッコーネがペースを作る。

 

ジュリオ・チッコーネ先頭でクロワ・ド・フェール峠を越えた。

  1. ジュリオ・チッコーネ Trek-Segafredo 20ポイント
  2. ニールソン・ポーレス EF Education-EasyPost 15ポイント
  3. ルイス・メインチェス Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 12ポイント
  4. クリス・フルーム Israel – Premier Tech 10ポイント
  5. トム・ビドコック INEOS Grenadiers 8ポイント
  6. アントニー・ベレス Cofidis 6ポイント
  7. コービー・ホーセンス Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 4ポイント
  8. セバスティアン・シェーンベルガー B&B Hotels – KTM 2ポイント

 

集団は、ネーサンファン・フーイドンクに変わって、ワウト・ファンアールトが引き始める。

 

ワウト・ファンアールトが、慎重に下ってくれればタイム差は保たれるのだけど。本気で追われるとあっと言う間にタイム差がなくなってしまうだろう。

 

先頭は、またもトム・ピドコックが下りでぶっ飛ばす。ついているのはジュリオ・チッコーネだけ。

 

クリス・フルームが3番手で追いついてきた。

 

トム・ピドコックが下りで先頭に立つと、直線では時速100km/hを越える。再び、タイム差は5分18秒まで開く。

 

先頭は下り終えた。タイム差は5分36秒まで広がる。残り26.6kmだ。これだけの人数がいれば逃げ切れるのでは。

 

フルームがサポートカーを呼んでいる。何かな。

 

集団は、ティシュ・ベノートが48km/hでひくが、タイム差は5分55秒差に。

 

超級山岳 アルプ・デュエズ  12.1km・8.1%

先頭は超級山岳に6分10秒のタイム差を持って突入。なんとか逃げ切りたい。

 

まずは、ジュリオ・チッコーネがペースを作る。

 

MTB金メダリスト、シクロクロス世界チャンピオンのトム・ピドコックが先頭に。

 

ステージ優勝を狙う、ニールソン・ポーレスは最後尾で足を溜めている感じか。

 

INEOS Grenadiersも先頭に上がってきた。まずは、フィリッポ・ガンナだ。

 

あれれっ、ニールソン・ポーレスは最初に先頭から切れてしまった。

 

集団はワウト・ファンアールトが引き始めた。ティシュ・ベノートはすでに仕事を終えて降りていった。

 

ニールソン・ポーレスが、また先頭に復帰。

 

タデイ・ポガチャルが、Jumbo-Vismaの後ろについてセットアップだ。

 

トム・ピドコックがアタック!

ゴールまで、まだ10.6kmもあるぞ。

 

さあ、ステージ優勝を目指してトム・ピドコックが単独となるか。後ろは、ルイス・メインチェス、フルームと続く。

 

クリス・フルームが、ルイス・メインチェスから切れて3番手。それでも凄いことだ。

 

ワウト・ファンアールトは、昨日も逃げているのに超人だ。どこまで引き続けるだろう。

 

フルームは7秒遅れ。まだ、トム・ピドコックが見えている。

 

タデイ・ポガチャルは、セップ・クスの後ろにいる。いつ発射する?

 

ワウト・ファンアールトが引き終わった。

 

今度は、ステファン・クライスヴァイクが引く。

 

クリス・フルームは14秒差となる。なんとか、粘って貰いたい。

 

トム・ピドコックは。ルイス・メインチェスを10秒引き離す。フルームには18秒。

 

トム・ピドコックは、大観衆の中進む。ゴールまで6.3km。このペースを刻まないといけない。

 

総合5位のナイロ・キンタナが切れてしまう。

 

さらに、総合7位のダヴィ・ゴデュも切れた~。

 

先頭はプリモッシュ・ログリッチに変わった。なんと、豪華な列車だ。

 

クリス・フルームが厳しい。トム・ピドコックから51秒離された。集団にはなんとか追いつかれたくないけど、どうだ。

 

さあ、今度はセップ・クスに変わった。クスがいなくなった時がゴング開始だ。

 

総合2位のロマン・バルデが遅れた。これは、総合勢のシャッフルとなりそうだ。

 

メイン集団は6人だ。

 

INEOS Grenadiersのアダム・イェーツも切れてしまう。

 

最後尾はエンリク・マス。Movistar Teamのエースは巻き返しだ。

 

残り3.6km。どこでタデイ・ポガチャルはアタックをかける?

 

タデイ・ポガチャルがアタック!

 

すぐにヨナス・ヴィンゲゴーが張り付く。

 

かまわずタデイ・ポガチャルはペースを上げる。

 

だが、ヨナス・ヴィンゲゴーは離れない。

 

一旦ペースが緩み、ヨナス・ヴィンゲゴーが前に出る。

 

後続からゲラント・トーマスが追いついた。

 

三つ巴だ。

 

再び、セップ・クスが先頭に立つ。

 

セップ・クスは、タデイ・ポガチャルに逆転のチャンスを与えない。

 

またも、タデイ・ポガチャルがアタック!

 

だが、十分警戒しているヨナス・ヴィンゲゴーが張り付く。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーは、強い。タデイ・ポガチャルのアタックをことごとく潰していく。タデイ・ポガチャルについていけるのはヨナス・ヴィンゲゴーだけだ。

 

タデイ・ポガチャルは、ヨナス・ヴィンゲゴーを見て諦める。二人は少し会話。もうこれはゴール勝負だけだ。

 

この隙に、ゲラント・トーマスが追いつてくる。

 

トム・ピドコックは先頭でゴールに帰ってきた。

 

トム・ピドコックは万感の思いを込めてガッツボーズ!

総合勢に追いつかれれば、ゲラント・トーマスのアシストという選択もあっただろうけど、自ら下りでペースをあげてタイム差を広げた。

チームからは勝利を指示されていたのだろう。ツール初出場の22歳でクイーンステージを制してしまうなんて。ロードの勝利は、2021ブランバンツ・パイルにつづいて2勝目。

MTB東京オリンピックチャンピオン、2021シクロクロス世界王者は、INEOS Grenadiersの新しいエースとして将来に名乗りを上げたと言って良いだろう。

総合8位に返り咲きだ。

 

総合勢は、また一塊だ。エンリク・マスも追いついた。

 

総合勢の前にクリス・フルームが遠く見える。

 

だが、なんとかクリス・フルームが逃げ切りそうだ。

 

クリス・フルーム見事。クイーンステージで堂々の3位に入る走りを見せてくれた。ここまで、逃げ切れるとは見ているファンも思わなかったかもしれない。事故以来、最高の走りをクイーンステージで見せてくれたことが嬉しい限りだ。

フルームは、ボーナスタイム4秒も獲得し、総合29位にジャンプアップだ。

 

タデイ・ポガチャルは、ヨナス・ヴィンゲゴーを振り切ることができなかった。Jumbo-Vismaのアシストは完璧で、最後にはセップ・クスが残っているという最高の状態。

残るステージでタイム差を縮めるのは容易ではないことが、これではっきりとした。タデイ・ポガチャルは、更なるアタックが必要だ。

 

ロマン・バルデはステージ11位。総合2位から総合4位に落ちてしまった。二日連続の良い走りは難しい。ロマン・バルデは軽い熱射病にかかっていた。

 

前日2位のTeam Arkéa Samsicのナイロ・キンタナはステージ14位。総合順位は6位に後退。総合勢は前日から大きくシャッフルされた。

 

こちらはハイライト動画

 

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リザルト

第12ステージ リザルト

トム・ピドコックのコメント

昨日のステージ前までは、総合5位の時もありましたね。今日挽回してまた総合8位。これについては?

でも、今はそんなことどうでもいいんだ。最初のツールでステージ優勝・・・ 悪くないね。

逃げ切りを狙った。昨日、十分な時間をロスしてしまったので、今日は自由を手に入れることができた。

ガリビエ峠の上りでは成功しなかったが、下りでは誰もリスクを冒してまでついてきてはくれなかった。

下りの走りはキレてましたね。

隙間が小さかったので、渡ることができたんだ。完璧でしたね。

結局、アルプ・デュエズでは優勝候補の集団に5分ほどの差をつけてスタートしました。ゴール10キロ手前で加速してましたね。

バイクで最高の体験ができた。非現実的だった。人、こぶし、旗の周りをスラロームする必要があった。ツール・ド・フランスのアルプ・デュエズ以外では味わえない。

同胞のフルームとの決闘も見ていて気持ちよかったですね。

彼と一緒に前に出られたのは良かった。私たちはよく協力し合った。彼はレジェンドだが、僕はアルプ・デュエズで彼に勝っただけだ。

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 PIDCOCK Thomas
INEOS Grenadiers 120
10″
4:55:24
2
 MEINTJES Louis
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 50
6″
0:48
3
 FROOME Chris
Israel – Premier Tech 25
4″
2:06
4
 POWLESS Neilson
EF Education-EasyPost 15   2:29
5
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 5   3:23
6
 VINGEGAARD Jonas
Jumbo-Visma     ,,
7
 THOMAS Geraint
INEOS Grenadiers     ,,
8
 MAS Enric
Movistar Team     3:26
9
 KUSS Sepp
Jumbo-Visma     ,,
10
 CICCONE Giulio
Trek – Segafredo     3:32
11
 BARDET Romain
Team DSM     3:42
12
 YATES Adam
INEOS Grenadiers     4:01
13
 GAUDU David
Groupama – FDJ     4:17
14
 QUINTANA Nairo
Team Arkéa Samsic     4:44
15
 KRUIJSWIJK Steven
Jumbo-Visma     4:46
16
 LUTSENKO Alexey
Astana Qazaqstan Team     5:29
17
 JUNGELS Bob
AG2R Citroën Team     6:06
18
 VLASOV Aleksandr
BORA – hansgrohe     ,,
19
 MADOUAS Valentin
Groupama – FDJ     7:29
20
 PINOT Thibaut
Groupama – FDJ     ,,
21
 MAJKA Rafał
UAE Team Emirates     7:46
22
 PEREZ Anthony
Cofidis     9:52
23
 VERONA Carlos
Movistar Team     10:06
24
 BAGIOLI Andrea
Quick-Step Alpha Vinyl Team     10:39
25
 SÁNCHEZ Luis León
Bahrain – Victorious     ,,
26
 KONRAD Patrick
BORA – hansgrohe     11:06
27
 ROGLIČ Primož
Jumbo-Visma     ,,
28
 SCHÖNBERGER Sebastian
B&B Hotels – KTM     11:16
29
 DOMBROWSKI Joe
Astana Qazaqstan Team     12:16
30
 MOLLEMA Bauke
Trek – Segafredo     ,,

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI   Time
1 1
 VINGEGAARD Jonas
Jumbo-Visma 25
16″
46:28:46
2 3 ▲1
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates  
24″
2:22
3 4 ▲1
 THOMAS Geraint
INEOS Grenadiers     2:26
4 2 ▼2
 BARDET Romain
Team DSM  
4″
2:35
5 6 ▲1
 YATES Adam
INEOS Grenadiers     3:44
6 5 ▼1
 QUINTANA Nairo
Team Arkéa Samsic  
6″
3:58
7 7
 GAUDU David
Groupama – FDJ  
4″
4:07
8 11 ▲3
 PIDCOCK Thomas
INEOS Grenadiers  
10″
7:39
9 10 ▲1
 MAS Enric
Movistar Team     9:32
10 8 ▼2
 VLASOV Aleksandr
BORA – hansgrohe     10:06
11 9 ▼2
 LUTSENKO Alexey
Astana Qazaqstan Team     10:13
12 12
 KRUIJSWIJK Steven
Jumbo-Visma     14:50
13 16 ▲3
 MEINTJES Louis
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux  
6″
15:46
14 13 ▼1
 MADOUAS Valentin
Groupama – FDJ     17:54
15 17 ▲2
 JUNGELS Bob
AG2R Citroën Team  
10″
22:00
16 18 ▲2
 KUSS Sepp
Jumbo-Visma     24:55
17 20 ▲3
 POWLESS Neilson
EF Education-EasyPost     27:16
18 19 ▲1
 MAJKA Rafał
UAE Team Emirates     31:30
19 29 ▲10
 PINOT Thibaut
Groupama – FDJ     39:42
20 41 ▲21
 FROOME Chris
Israel – Premier Tech  
4″
54:16

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 VAN AERT Wout
Jumbo-Visma 313
2 3 ▲1
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 159
3 2 ▼1
 JAKOBSEN Fabio
Quick-Step Alpha Vinyl Team 155
4 4
 CORT Magnus
EF Education-EasyPost 129
5 6 ▲1
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin-Deceuninck 116
6 5 ▼1
 LAPORTE Christophe
Jumbo-Visma 114
7 7
 VINGEGAARD Jonas
Jumbo-Visma 96
8 8
 SAGAN Peter
TotalEnergies 86
9 9
 CLARKE Simon
Israel – Premier Tech 72
10 10
 MATTHEWS Michael
Team BikeExchange – Jayco 68

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 GESCHKE Simon
Cofidis 43
2  
 MEINTJES Louis
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 39
3 3
 VINGEGAARD Jonas
Jumbo-Visma 36
4  
 CICCONE Giulio
Trek – Segafredo 35
5 2 ▼3
 LATOUR Pierre
TotalEnergies 35
6  
 POWLESS Neilson
EF Education-EasyPost 35
7 4 ▼3
 BARGUIL Warren
Team Arkéa Samsic 30
8  
 PIDCOCK Thomas
INEOS Grenadiers 28
9  
 PEREZ Anthony
Cofidis 26
10 5 ▼5
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 26

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 46:31:08
2 2
 PIDCOCK Thomas
INEOS Grenadiers 5:17
3 3
 MCNULTY Brandon
UAE Team Emirates 53:45
4 4
 JORGENSON Matteo
Movistar Team 1:00:04
5 5
 LEKNESSUND Andreas
Team DSM 1:04:03
6 6
 GENIETS Kevin
Groupama – FDJ 1:07:04
7 8 ▲1
 STORER Michael
Groupama – FDJ 1:17:23
8 7 ▼1
 ZIMMERMANN Georg
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 1:20:28
9 11 ▲2
 DEWULF Stan
AG2R Citroën Team 1:54:02
10 12 ▲2
 SIMMONS Quinn
Trek – Segafredo 1:56:51

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