2022 バロワーズ・ベルギーツアー第3ステージ 個人タイムトライヤルでトップに立ったのは?

バロワーズ・ベルギーツアーの第3ステージは11.8kmの個人タイムトライヤル。

ここまでスプリンターステージだったので、総合上位にもスプリンターが並んでいる。11.8kmと短いがTTが得意でないと上位には残れない。

昨年のように断トツのレムコ・エヴェネプールがいないので、ここは総合7位で17秒差にいるイヴ・ランパールトルトが上位に浮上しそうだけどどうかな。

 

第3ステージ     スケルペンフーフェル＝ジヘム～スケルペンフーフェル＝ジヘム　11.8km

 

マリアパークの近くからスタート。最後の2kmには、6つの曲がり角と3つの丘がある。トップタイムはどれくらいになるだろう。

 

ファビオ・ヤコブセン　Quick-Step Alpha Vinyl Team

最強スプリンターだけど、ここまで勝利は得られていない。登りゴールだと残れない感じか。

 

ファビオ・ヤコブセンは前走者を抜く走りを見せるけど、14分54秒と平凡な記録でゴール。

 

アレックス・キルッシュ　Trek-Segafredo

アレックス・キルッシュは、13分55秒と良いタイム。暫定3位に踊り出る。

 

スタン・ファントリヒト　Quick-Step Alpha Vinyl Team

今年からワールドチームに昇格したスタン・ファントリヒト。

 

だが、スタン・ファントリヒトは落車してしまう。再び走りだしたけど、この短いタイムトライヤルで落車してはいけない。

 

ドリース・デポンド　Alpecin-Fenix

Alpecin-Fenixの逃げ屋。ドリース・デポンド。今年はジロ・デ・イタリア第11ステージで優勝。

 

ドリース・デポンドは、14分34秒でゴール。逃げでは速いけどTTはそれほどでもないようだ。

 

ヴィクトール・カンペナールツ　Lotto Soudal

 

アワーレコード保持者ヴィクトール・カンペナールツ。このベルギーツアーと、ベルギー選手権タイムトライヤルに向けて、TTバイクの練習を増やしたと言う。

ただ、かなり重いと。完全にクラシックライダーになっているので、走りが違うようだ。

 

ベルギー選手権では、イヴ・ランパールトルトとレムコ・エヴェネプールに勝利しようとしている。

 

 

だが、なんとヴィクトール・カンペナールツはメカトラ。手でフロントディレーラー当たりを触っている。失速だ。

 

ヴィクトール・カンペナールツは、13分51秒。トップタイムには及ばない。

 

ティボー・ネイス　Baloise – Trek Lions

 

ティボー・ネイスは、2021ベルギー選手権U23のチャンピオン。ベルギーTT王者ジャージを着ている。何故、黄色なのかはわからない。

 

U23王者は、14分30秒。まだ19歳なのでこれからかな。

 

ダン・フール　Trek-Segafredo

2021年に研修生で入ったダン・フールが13分49秒の暫定トップタイムをたたき出す。長くホットシートに座ることになる。

 

フロリアン・セネシャル　Quick-Step Alpha Vinyl Team

普段は、ファビオ・ヤコブセンやマーク・カヴェンディシュのリードアウトトレインの一員。今回総合8位に位置している。

 

ゴールタイムは、14分12秒で、総合順位は変わらず。

 

オスカル・リースベーグ　Alpecin-Fenix

Alpecin-Fenixのオスカル・リースベーグが暫定2位の13分51秒を出した。これは一気に総合順位をあげそうだ。

 

イヴ・ランパールト　Quick-Step Alpha Vinyl Team

 

大本命イヴ・ランパールト登場。昨年はレムコ・エヴェネプールを破ってベルギー選手権TTを獲得している。

 

今回、レムコ・エヴェネプールに変わって総合優勝を引き継ぎたい。

 

ゴールタイムは、13分39秒で文句なしのトップタイム。総合7位で、マッズ・ピーダスンとは17秒差。あとは、マッズ・ピーダスンのゴールタイムを待つばかりだ。

 

ティム・ウェレンス　Lotto Soudal

ここまで総合3位のティム・ウェレンス。ゴールタイムは13分58秒。総合順位は変わらなかった。

 

ジャスパー・フィリップセン　Alpecin-Fenix

ボイント賞ジャージを着ているジャスパー・フィリップセン。総合順位をキープしたいところだけど、ゴールタイムは14分8秒。

 

マッズ・ピーダスン　Trek-Segafredo

リーダージャージのマッズ・ピーダスン登場。

 

マッズ・ピーダスンは、TTを改善している。2022エトワール・ド・ベセージュ第5ステージの個人タイムトライヤルでフィリッポ・ガンナと7秒差で2位となっている。

 

今回、距離が11.8kmと短くマッズ・ピーダスンには有利だ。2022パリ～ニース第4ステージの13.4kmのTTでも9位となっている。

 

マッズ・ピーダスンはやはり速かった。ゴールタイムは13分46秒でイヴ・ランパールトと7秒差。

10秒差で、マッズ・ピーダスンは総合トップを死守した。残るステージでイヴ・ランパールトが逆転するのはコース的に難しい。

マッズ・ピーダスンの総合優勝も見えてきた。

 

 

リザルト

第3ステージ　リザルト

イヴ・ランパールトのコメント(公式サイトより)

今シーズン初勝利を挙げることができて、とてもうれしい。しかも、ベルギーチャンピオンのジャージを着ているのだから、なおさら特別なことだ。

悔しい春を乗り越えて、表彰台の一番高いところに立つことができてうれしい。後編の冒頭でここで止まらないでほしい。

今日はとても暑かったし、コースにはテクニカルな部分が多かった。優勝できたことは嬉しいし、ベルギー選手権に向けて自信になる。

でも、今はまずこのベルギーツアーの次のステージに集中する。ここではまだ良い結果を出せるだろう。

 

総合

マッズ・ピーダスンのコメント

速い男が何人かいることを知っていた。タイムトライアルに勝つことは決して簡単ではない。イヴに負けるのは大丈夫だ。彼は強力なタイムトライアルスペシャリストだ。

私はそれに満足することができる。これはツール・ド・フランスの良い準備だ。

最近は、タイムトライヤルに多く取り組んでますね。

私たちは、あらゆる種類の新しい機器を使用して、タイムトライアルバイクの姿勢に多くの努力を払った。これは実際に最初の深刻なテストだった。

残念ながら、新しいスピードスーツを着ることはできなかったが、それはコペンハーゲン（ツールドフランスが始まる場所）で行われる。非常に迅速なセットアップが見つかった。

暑い日は厳しい日になるだろう。

明日、リーダーとしてデュルビュイ周辺の本格的なヒルステージを開始しますね。

明日は、特に暑さで厳しい日になるだろう。すでに暑かったが、明日は30度以上になる。私は最初の数日を生き延びたが、明日は私の限界を超えている。

それはリーダーのジャージの終わりかもしれない。明日ひびが入ったら、1位、3位、2位で幸せになる。

リーダージャージはキープ出来ますか?

リーダージャージを維持するために最善を尽くす。手放すつもりはないし、最後まで戦い続けたい。誰にとっても暑くて重いものになるだろうし、良い一日になるかもしれない。

コロナの症例が多いスイスツアーで状況についてどう思いますか?

ツール開始の2週間前、非常に悪い状況だ。それはとても難しい。皆さんが早く回復することを願っている。

現在、すべての対策に非常に厳格だ。フェイスマスク、距離を保つ。うまくいけば、この方法で陽性の症例の数を制限することができる。

ポイント賞

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