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2022 ジロ・デ・イタリア第11ステージ ドリース・デポンドが57kmも一人で逃げ続けられた理由とは?

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Photo credit: wrblokzijl on VisualHunt
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ジロ・デ・イタリア第11ステージは、オフィシャルスタートから二人のイタリアチームのライダーが逃げ続けた。

これは長いレース時間になると思われたけど、終わってみると203kmを4時間19分。av47.015km/hという高速レースとなった。

これには、残り58kmから単独アタックをして逃げたAlpecin-Fenixのドリース・デポンドもスピードアップに貢献している。

当初は、単独なので残り10kmまで持たないだろうと思っていたけど、ゴール手前1.3kmまで逃げ続けた。

これだけ逃げ続けられた理由をドリース・デポンドが明かしている。

 

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ゴール直前までの逃げ

ゴール後に、15分のインタビュー。その後に子供達にサインのサービス

 

ドリース・デポンドは、昨年のジロでは何度も逃げに乗って二つの賞を獲得。

スーパーコンバット賞(敢闘賞)

  1. ドリース・デポンド (Alpecin-Fenix)  53ポイント
  2. エガン・ベルナル(INEOS Grenadiers)  51ポイント
  3. シモン・ペロー (Androni Giocattoli-Sidermec)39ポイント

 

中間スプリント賞

  1. ドリース・デポンド (Alpecin-Fenix) 70ポイント
  2. ウンベルト・マレンゴ(Bardiani-CSF-Faizanè) 64ポイント
  3. シモン・ペロー (Androni Giocattoli-Sidermec)  53ポイント

 

今年は、マチュー・ファンデルプールが出場しているので、集団牽引が主な役割だった。だが、第11ステージでは、マチュー・ファンデルプールは後方で休むことが決定していた。

これもあって、ドリース・デポンドは逃げることを決めた。

 

インタビューに答えるドリース・デポンド TIZ-cycling ストリーミング スクリーンショットより

 

ゴール後のインタビューで単独アタックをかけた理由と逃げ続けられた理由を語っている。

 

単独で逃げた理由は?

よく考えてみた。一瞬の期待とドリンク補給のタイミングで攻めたんだ。

ボトルはいつも右側で配るものだけど、反対側にいた。だから、少し離れたところにいたチームカーから水をもらうために、集団の前に出たんだ。

風の攻撃の後ということもあったし、前に乗れば逃げれるだろうと思った。

それから、死なない程度のペースで走ることを心がけた。あの追い風があったからこそ、今日はできたんだ。

 

結局、非常に長い間、持ちこたえましたね。勝利を信じていましたか?

スプリンターチームを疑わせるために、加速するタイミングを選ぶようにした。ゴールが近くなることは分かっていたけど、惜しいことをしたね。撃たなければ何もない。

実際に離れているときは、よく考えるようにした。

私たちがここに来た目的はただひとつ、マチューがステージで勝つことだ。マチューは今日、集団スプリントをする気があまりないようだったので、僕は別のトリックを使おうとしたんだ。

 

また、逃げますか?

思っている。誰にでもわかるけど、うまくいくかもしれない。今回のジロではあまり多くの矢を撃っておらず、今回が初めての矢だった。また、チャレンジするよ。

 

Stravaの記録をみると、後半では時速56km/hを越えている区間も沢山ある。残り33kmで、14秒まで迫られてから、ペースアップして再び30秒まで盛り返したのは、意図的だった。

絶妙な走りで、ゴール前まで持ち堪えたのは流石だ。57kmも逃げ続けたのは、タイミングとベース配分、追い風も手伝ってくれていたということだ。

また、果敢な逃げを期待したい。

 

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