休息日明けのブエルタ第10ステージ。
大量の逃げが発生したが、Team Jumbo-Vismaは容認。マイヨ・ロホを明け渡しても良いと判断した。
だが、プリモッシュ・ログリッチは、総合勢に対する攻撃を仕掛ける。10kmもある登りの勾配のキツイ所でアタック!
見事に抜け出したプリモッシュ・ログリッチは、総合2位のエンリク・マス、3位のミゲルアンヘル・ロペス、4位のジャック・ヘイグに20秒のタイム差をつけて単独で逃げ続けた。
だが、頂上を越えた下りカーブで落車してしまう。
アタックから落車
リチャル・カラパスが反応しようとしても、反応出来ないスピードでアタック!
厳しい勾配の部分で、この加速をされたら誰もついていけないのは当たり前だ。ここまで、アシストに守られて力を温存していたのは、このアタックのためだった。
山岳ステージではないけれど、総合勢を引き離すためにアタックしている。
だが、20秒のタイム差をつけて下っている時だった。
下りカーブで、滑ってしまったログリッチ。後輪がカーブの中ほどで滑っている。あわや、ガードレールに激突かと思ったけれど、なんとか砂利の部分で止まる。
すぐに立ち上がって、チェーンを自分ではめた。しかし、これだけ滑ったら当然擦過傷はある。
それに、打撲も心配された。バイク交換しなくて良かったので最小限のタイムロスで済んでいる。
Primož Roglič onderzoekt de schade van zijn valpartij.
Bekijk hier de nieuwe verschillen in het algemeen klassement!https://t.co/C0At7TGSpb | #wielrennen #LaVuelta21 @lavuelta pic.twitter.com/RYruDUXy7Y
— WielerFlits.nl (@WielerFlits) August 24, 2021
やはり、パンツが破れている。ログリッチはしっかりとゴールまで走っているけれど、全く問題がない訳ではないはずだ。
落車後は、アドレナリンも出ているので痛みもあまり感じない。
昨年も、クリテリウム・デュ・ドーフィネで落車して、次の日にはリタイヤ。同じように腰も打撲しているはずだから、これから痛みが出てくる可能性もある。
ケガについては、Team Jumbo-Vismaの公式サイトにも情報は出ていない。
ログリッチは、
倒れていなかったら気分が良くなったでしょうが、大丈夫だ。今日はアクションがあった(笑)。
レースなので、リスクを冒さずに勝つことはできない。下りが速すぎたので転んだ。道は滑りやすかった。
と、肩っている。
当初から、最後の登りは難しいとわかっており、アタックをかけるのは決まっていたようだ。逃げをコントロールせず、力を温存していたのはこのためだった。
問題は、本当にケガの影響がないかということ。それは、第11ステージの登りゴールでわかる。バルデペーニャス・デ・ハエンの激坂フィニッシュの最大勾配は28%。
ここで、プリモッシュ・ログリッチがどう走るのかで、ケガの影響もわかるだろう。
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