FSAはEurobike 2022でプロトタイプを公開。同ブランドはロードバイクのデザインの未来を見据えたものだと語っている。
FSAのMatteo Palazzo氏によると、このバイクはユーロバイク2020で発表される予定だったが、コロナによる混乱のため、その時は公開されなかったという。
Palazzo氏によると、FSAは同社のコミュニケーションスタジオとデザイナーのJonny Mole氏と協力してバイクを開発している。
そして、FASは12速のFSAK-ForceWEグループセットも同時に発表している。
未来のロードバイクの指標となるか?
FASは今年、新しい12速グループセットであるFSA K-Force WEを発表するため、そしてユーロバイクを逃した記念として、このバイクを展示することに決めたという。
なぜ、コンセプトバイクを作ったのか?
まず最初に、このプロトタイプバイクは、先鋭的なフレーム形状とエアロスポークホイールを備えているが、一般販売のための製品になるわけではない。
あくまで、このバイクはロードバイクのあるべき姿を追求したものだと言う。
私たちは、バイクの未来にインスピレーションを与えるような、ユニークなものを作りたかった。普通のバイクにあらゆるテクノロジーを組み込んだらどうなるかを考えている。
これは、私たちのバイクに関する知識を活かすためのプロジェクトだ。
テーブルに座って、”10年後のロードバイクはどうなっているだろうか?”と言ったんだ。
このバイクには、すべてのケーブルが内部に配線された電子グループセットが搭載されている。
しかし、より興味深いのはステムに内蔵されたコンピュータで、ステム自体がハンドルバーとフォークからなる一体型のデザインになっている。
フロントエンドはバイクのデザインを模倣して開発されたと言い、これは自転車にとってそれほど突飛なアイデアではないと強調する。
将来のロードバイクではエアロが追及されて統合されているかも。見た目はカッコいいですね。
エアロダイナミクスを最大化する
FSAのプロトタイプバイクはエアロダイナミクスを追求したものだという。
フレームには全体に流れるようなラインがあり、特にここではトップチューブがシートステーにそのままつながっている。
これも風洞実験の結果だと言う。
ドロップハンドルの下部には、水平に伸びる素材のピースがある。
飛行機の翼のような形状で、空力性能の向上に役立つだけでなく、ライダーに別のハンドポジションを提供するものだ。
ただ、ブレーキは握れない。まあ、夢のプロトタイプバイクなので。
FSA WE-12スピードグループセット
新しいFSAK-ForceWEグループセットは12スピードとなり、リムブレーキオプションを完全に廃止した。
FSAK-ForceWEクランクセットも更新されており、3K中空カーボンファイバーアームと30mm(BB386Evo)アルミスピンドルとなっている。
クランクセットは、50 / 34、54 / 40T、およびサブコンパクト46/30Tのオプションでチェーンリングを提供。
クランクアームのサイズは165、167.5、170、172.5、および175mmの範囲で、170、54/40tクランクセットの重量は544g。
新しいカセットが前モデルより13%軽量。通常カセットがこれだけ軽量化するというのは信じられないことだ。
K-Force 12スピードカセットは11-25、11-28t、および11-32t。11-32tカセットの重量は195g。
シフターはあまり変わっていない。ディレイラーシステムからワイヤレスで動作し、電源にCR2032バッテリーを使用し、ペアあたりの重量は405g。
K-Force WE 12Sグループセットの重量は2,390g、価格は4,280ユーロ(約60万円)で、2022年末に一般公開される予定。
コメント
こんにちは
ハンドルはコレからの着想ですかね
https://www.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2009/05/12/preview_image_1.jpg
https://stat.ameba.jp/user_images/20200413/20/fortunebike/f2/65/j/o0920088714743180802.jpg?caw=800
少し姿勢が前に掛かると膝にガンガンあたるという危険な仕様でした(笑)
TIKOさん、そうですね。グレッグ・レモンも使ってましたね。
そうか~、実際に使ったら膝が当たってしまうんですね。なるほど~。