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2022 ツール・ド・フランス第12ステージ  3年の歳月をへてフルームが大舞台に戻ってきた!

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Photo by Lance Grandahl on Unsplash
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ツール・ド・フランスのクイーンステージで、ついにクリス・フルームが事故以来最高の走りを見せることが出来た。

最後は、トム・ピドコックのゴール手前10.6kmからのアタックによって遅れてしまったけど、こんなに早くピドコックがアタックをかけるというのも想定外。

このまま、追走の集団にも追いつかれるかと思ったのだけど、見事に粘ってみせた。超級山岳を2分6秒遅れでかえってきたのは素晴らしい。

 

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3年の歳月を経て

 

正直、向かい風のガリビエ峠でアタックをかけた時には、宙ぶらりんになって集団に吸収されるのではと思っていた。

下りで集団に追いつかれると思っていたのだけど。ここで、後ろからトム・ピドコックが来たのが逃げ集団に追いつけた最大の要因であると言っても良いだろう。

MTB金メダリスト、2021シクロクロス王者の下りのスピードは凄まじすぎた。これについていけたフルームの走りも大きかった。

1分以上あったタイム差を下り終えるまでに縮めてしまったのだから。その後、逃げ集団の中でしっかりと先頭交代をフルームは続ける。

ここからも、最後のアルプ・デュエズでは疲れにより遅れると思っていたけど、驚異的な粘り。

 

2018 クリテリウム・デュ・ドーフィネでは、2リットルの血液を失い、右大腿骨、右肘、肋骨だけでなく、胸骨とC7頸椎の骨折という大事故にあう。

その後のリハビリも壮絶だった。3度の手術を行い、現在もプレートが大腿骨に残っているはず。歩くことから始め、松葉づえは長く手放せなかった。

ここまでたどりつくまでに、3年という歳月が流れていたのは仕方のないことだ。

 

こちらはゴール後のインタビュー

 

フルームはゴール後のインタビューで以下のように答える。

今日は後悔していない。当然、手を挙げたかったし、ステージ優勝を目指した。

今日はすべてを出し切った。後悔はしていない。この3年間、事故から立ち直り、ツールで最も難しいステージの一つで3位入賞できたことは、本当に幸せなことだ。

私はプッシュし続けるつもりだ。自分の限界は分からないから、向上心を持ち続けて、またそこに戻れたらいいなと思う。

どんどん調子が良くなってきて、今日のようなステージを狙いたいと思っていたんだ。

逃げ集団の中で運を試し、持てる力をすべて出し切った。最後の上りでこれ以上力を出し切れなかったことが悔やまれる。

トム・ピドコックとルイス・メインチェスの方が僕よりエンジンがかかっていた。今日のステージで彼らにおめでとうと言いたい。

今日の登りのチャンスを与えてくれたチームとチームメイトに感謝します。

すべてが未知数だった、個人的には、トムが集団の中で一番強いと思った。最初の上りで僕とのギャップを埋めてくれた。

彼は下り坂で飛んでいた。彼のマウンテンバイクは今日も役に立ったよ。彼が限界に挑戦していたから、僕は何度か後退したんだ。

 

事故からの3年間の最高位は、5月のメルカントゥール・クラシック・アルプ=メリティームでの11位だった。

 

2021年のUAEツアーでは平坦ステージで22位、昨年のツール・ド・スロバキアでも総合23位でフィニッシュしている。

フルームが最後にツールのステージ表彰台に立ったのは2018年で、第20ステージのタイムトライアルで2位となり、総合3位となった時。

同年のアルプ・デュエズでは、当時のチームメイトであるゲラント・トーマスが優勝したステージで4位に入賞している。

勝てなかったかもしれないけれど、フルームはこの結果を、勝利の宣言ではなく、新しい何かの始まりにしたいのだろう。

元通りは無理でも、これからも、勝利に近づく走りを見せて貰いたい。

 

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