第4ステージでは、Team Picnic PostNLのキャスパー・ヴァン・ユーデンがステージ優勝。
これによりTeam Picnic PostNLはXDS Astana Teamを抜いて、1時間で18位に返り咲き。
逆にXDS Astana Teamは、マックス・カンターがイエローカードとなってしまった。
マックス・カンターのイエローカード
Tour d’Italie – Max Kanter déclassé et perd sa 5e place… XDS Astana réagit #Giro #GirodItalia #Giro108 #Kanter #UCI #Pedersen https://t.co/WI1duDmxlO
— Cyclism’Actu (@cyclismactu) May 13, 2025
マックス・カンターは、ゴール前600mでTudor Pro Cycling Teamのマイケル・ジーラードのホイールの後ろについていたが、ホイール争いでカーデン・グローブスを倒しそうになる動きをしている。
さらに、上記写真のように、マッズ・ピーダスンと衝突。
2人は何度か肩に接触しているが、映像ではそれほど過激には見えない。マッズ・ピーダスンは4位、マックス・カンターは5位、カーデン・グローブスは6位でゴールした。
カンターにペナルティが科されたのは、ゴール後しばらくしてから。
マックス・カンターは、5位から集団最後尾の113位に降格。500スイスフランの罰金にポイント分類でマイナス13ポイントとなった。
最も大きいのは、マックス・カンターが5位で獲得していた60UCIポイントだ。これは大きい。同時期開催のダンケルク4日、ツール・ド・ハンガリーでステージ優勝しても20ポイントだ。
さらにイエローカードを貰ったので次で失格となる。
イエローカードをくり返すと以下のルールが適用される。マックス・カンターはステージレースなので、あと一回で出場停止だ。
- 1日のレースまたはステージレースで2枚のイエローカード:失格+7日間の出場停止(最後のイエローカードの1日後からスタート)
- 30日間にイエローカード3枚:14日間の出場停止(最後のイエローカードの翌日から起算)
- 1年間にイエローカード6枚:30日間の出場停止(最後のイエローカードの翌日から起算)
- 違反の深刻さに応じて、100スイスフラン(約1万7千円)から500スイスフラン(約8万6千円)
- 違反したライダーは、グループ最下位に降格
- イエローカードを受ける可能性
- 違反ライダーは山岳または、ポイントの25%のペナルティ
今回のXDS Astana Teamはマックス・カンターがエーススプリンター。彼が失格となるとディエゴ・ウリッシが担当となりそう。まあ、そうならないことをチームも本人も祈っているはず。
Team Picnic PostNLのブラム・ウェルテンもイエローカード

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット
ステージ優勝したキャスパー・ヴァン・ユーデンを強烈にリードアウトしたのがブラム・ウェルテン。
しかし、ブラム・ウェルテンはリードアウト後に、足を止めて下がっていった。しかし、これがイエローカードの理由となってしまった。
ブラム・ウェルテンは、スプリント中にスピードを落とし、他のライダーを危険にさらしたというのだ。
しかし、普通リードアウトのあとは、全力疾走の後なので更にスピードを落とさずにペースを維持しろというのは難しい。
マックス・カンターと共に、Team Picnic PostNLのブラム・ウェルテンも後1回で失格だ。これは、両チーム共に気を付けなければならない。
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