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ジロ・デ・イタリア第1ステージ 個人タイムトライヤルを制したのは誰か?

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Photo credit: wrblokzijl on VisualHunt
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ついにジロ・デ・イタリアが開幕だ。

開幕ステージは個人タイムトライヤル。8.6kmなので大きなタイム差は付かないだろうけど、最終タイムトライヤルで誰が上位に入るかは想像できるようになるはず。

昨年のようにフィリッポ・ガンナが全てのタイムトライヤルを制するということがあるのだろうか?

全くマークしていない選手がトップに立つことはないだろうけど。

 

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第1ステージ トリノ〜トリノ 8.6㎞

第1ステージ photo giroditalia

 

オープニングタイムトライアルのスタートステージはカステッロ広場。典型的な北イタリアの広場で、古代および応用美術の博物館がある。

美しいジャルディーニレアーレ市立公園をわずかに下向きに通り、コルソサンマウリツィオを経由してポー川まで一直線に続く。

クロノレースは川と平行に南に向かい、再び直線になる。3 km後、曲がりくねったパルコデルバレンチノに到着する。

 

第1ステージ photo giroditalia

 

昨年のように、下りがあってカーブがキツイとかという難しいコースではない。勾配もないので、今年は落車がないように願いたい。

去年なんか、ゴール前で沈んだ排水管の影響でミゲル・アンヘルロペスが落車してしまったし。結構路面の悪さに皆苦しんでいた。

優勝候補は、さら足で望むフィリッポ・ガンナか、レミ・カヴァニャか。ガンナは新しいカスタムバイクで登場なので気合は十分だろう。

 

サガン

photo cycling today ストリーミングより 以下同様

やはり、スプリントとなるとサガンが注目される。昨年ポイント賞を獲得したアルノーデマールはいないので、今年は狙えるのではないかな。

それには、中間スプリントのポイントの少ないジロでは、スプリントでの勝利も必要だ。

 

エリア・ヴィヴィアーニ

地元イタリアのエリア・ヴィヴィアーニ。コフィディスに移籍して中々勝利は得られなかったが、ようやく今シーズン1勝をあげている。

地元のジロでも今年は勝利出来るかな。TTでのデローザも新型なのでしっかりとみておきたい。

 

ジャコモ・ニッツォーロ

こちらはイタリアチャンピオンとヨーロッパ選手権王者でもあるジャコモ・ニッツォーロ。地元なのでやはりインタビュー受けてますね。

なんとかジロで1勝が欲しいところ。ジャコモ・ニッツォーロのバイクもカスタムペイントされているので見ておこう。

 

ヴィンチェンツォ・ニバリとジュリオ・チッコーネ

ニバリは、最後のジロとなるかも。2度ジロを制しているので、手首骨折していても出たかったのだろう。地元ですしね。

ジュリオ・チッコーネは、ブエルタでリーダーとなるが、今年は山岳賞を再び狙ってほしいところだ。

 

サイモン・イェーツ

2018ジロでは終盤に崩れて総合21位。ブエルタでグランドツアー初制覇。今年こそは、ジロを制覇したいところだ。

最終TTまでに山岳で大きなリードを奪っておかないといけない。

 

フィリッポ・ガンナ

昨年全てのTTを制して、逃げ切りステージ勝利も果たしたガンナ。第1ステージの平坦TTを制することが出来るか?

 

ヴィクトール・カンペナールツ

アワーレコード保持者のヴィクトール・カンペナールツ(Team Qhubeka ASSOS)。3番目にスタートしたカンペナールツがしばらくトップなるかと思われた。

だが、オリンピックベルギー代表になれなかったことで、今年はロードに力をいれている。TTはあまり練習していない。それでも9分19秒。av55.373km/hを記録。

しかし、ヴィクトール・カンペナールツの記録は、次々と破られていく。

 

新城幸也

幸也は、9分41秒。av53.332km/h。かなり良いタイムだ。テレビでは少しは映ったのかな。私が見逃したのかもしれないけど。

 

トーマス・デヘント

世界一の逃げ屋。トーマス・デヘント登場。ベルギーではトップ5にはいるTTの実力を持っている。たぶん、ジロではカレブ・ユアンがいるので平地の牽引役だろう。

デヘントの逃げが見れるのはブエルタかな。9分40秒。av53.394km/h。

 

マティアス・ブランドル

Israel Start-Up Nationのマティアス・ブランドルが、イネオスのジョナタン・カストロビエホの記録を5秒も上回るタイムをたたき出す。

オーストリアのTTチャンピオンに7回なっているTTスぺシャリストだ。9分10秒。av56.303km/h。

 

アレクサンドル・ウラソフ

移籍したミゲル・アンヘルロペスに変わってチームのエースとなったアレクサンドル・ウラソフ。

中間タイムでは暫定3位の4分7秒。av55.465km/h。そして、ゴールで9分12秒の暫定2位!

av56.116km/h。これは総合勢では良いタイムになるのでは。

 

ヴィンチェンツォ・ニバリ

手首骨折して約4週間のヴィンチェンツォ・ニバリ。9分28秒。av54.484km/h。暫定15位だ。これならば、総合勢としては良いタイムになるはず。

さすがは、ジロを2回制覇しているだけのことはある。

 

ジャンニ・モスコン

ジャンニ・モスコンが凄いタイムを出す。マティアス・ブランドルに0.89秒差の暫定2位。

9分11秒。av56.212km/h。あと少しで暫定1位だったのが凄い。過去のTTの記録を見てもそれほど速くないのだけど進化している。

今年はツアー・オブ・アルプスで2勝しているし、とても骨折していたとは思えない。

 

トビアス・フォス

ユンボ・ヴィズマのトビアス・フォスがトップタイム更新!

イツリア・バスクカントリーでもTT4位となっており得意種目だ。9分ジャストでav57.321km/h。昨年のジロデビューでは落車リタイヤしているが、見事にリベンジか。

 

レミ・カヴァニャ

優勝候補のレミ・カヴァニャ登場。平地は58km/hで走っている。中間タイムは暫定4位の4分7秒。av55.495km/hで通過。

 

なんと、レミ・カヴァニャはトビアス・フォスの記録に届かない!

9分5秒。av56.807km/h。トビアス・フォスは、レムコ、アルメイダ、ガンナの記録を待つことになりそうだ。

 

エドワード・アッフィニ

なんとユンボ・ヴィズマの若手がトップタイムを更新!

8分58秒。av57.6km/h。Mitchelton-Scottから今年移籍してきた24歳。

昨年のジロ第1ステージでは82位。ティレーノ〜アドリアティコ では13位だったが、いきなりジロで暫定トップタイムをたたき出すとは~。

これはヴィズマは上位独占してしまう?
 
 

パヴェル・シヴァコフ

今回、エガン・ベルナルと共に共同エースを務める。どこまで山岳で残れるかも課題となるだろう。

9分22秒。av55.137km/h。

 

アレックス・ダウセット

アレックス・ダウセット(Israel Start-Up Nation)は、英国チャンピオンジャージで登場。昨年はジロで逃げ切り勝利しており、今年も是非勝利が欲しいところ。

9分15秒。av55.804km/h。暫定7位。

 

ヨス・ファンエムデン

ヨス・ファンエムデンも良いタイムを出す。9分6秒。av56.718km/h。ユンボ・ヴィズマは、ここまで1位、2位、4位と上位独占だ。

オランダチャンピオンジャージで走っている36歳のベテラン選手。

 

ジョアン・アルメイダ

昨年総合4位のアルメイダ。やはりTTでは良いタイムを出してきた。9分5秒。av56.821km/h。これは昨年のように山岳で一気にマリアローザ獲得も夢ではない。

暫定3位であとを待つ。

 

エガン・ベルナル

背中次第だというエガン・ベルナル。TTのタイムも調子が良いころに比べるとイマイチか。

9分26秒。av54.679km/h。最初から20秒前後のタイムを追わないといけないのは厳しいかも。山岳でいかに調子良く走れるかにかかっている。

 

サイモン・イェーツ

優勝候補のサイモン・イェーツ。9分25秒。av54.773km/h。追いかけないといけないアルメイダとは20秒のタイム差がある。

まずは、これを縮めないといけない。

 

レムコ・エヴェネプール

8か月振りのレース出場となったレムコ・エヴェネプール。イル・ロンバルディアの墜落で骨盤骨折したのは、昨年の8月15日のこと。良く帰ってきた。

目標はオリンピックに定めているとはいえ走り出したら止まらない。

9分6秒。av56.652km/h。チームメイトのアルメイダとは1秒差。これではどちらがエースとして走るのか良くわからない。山岳で残るほうがリーダーだろう。

 

レムコはまだ、2000m以上の山岳のステージを走っていない。未知数だが、アルメイダよりも強いのではないかな。

TTは完全に回復しているとは言えないかもしれないが、ロードではどうだろう。

 

フィリッポ・ガンナ

世界チャンピオンのフィリッポ・ガンナ登場。昨年のようにTT制覇なるか?

ここ最近は連続勝利も途絶えて、イマイチの感じとなっているけど。

 

ガンナは中間地点を、ただ一人4分を切る3分59秒のトップタイムで通過。バイクは新しくカスタムペイントされている。流石に気合が入っているようだ。

 

ガンナは途中で手を振る余裕も見せている。知人がいたのか、それともイタリアのファンに向かっての合図だったのかな?

 

トップガンナが帰ってきた。一人だけ異次元のタイムをたたき出す。8分48秒とトップタイムだった、エドワード・アッフィニのタイムを10秒も更新。

av58.69km/hと一人だけ58k台を出してきた。地元だし、力の入り具合も違うのだろう。この調子ならば最終ステージのTTも制してしまうだろう。

しかし、58kmとか凄すぎる。ほぼ60km/hオーバーで走っているのだから恐ろしい。

まずは、明日からリーダージャージだ。

 

こちらはハイライト動画

 

リザルト

第1ステージ リザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time Avg
1  GANNA Filippo INEOS Grenadiers   80 0:08:47 58.748
2  AFFINI Edoardo Team Jumbo-Visma   50 0:10 57.654
3  FOSS Tobias Team Jumbo-Visma   35 0:13 57.333
4  ALMEIDA João Deceuninck – Quick Step   25 0:17 56.912
5  CAVAGNA Rémi Deceuninck – Quick Step   18 0:18 56.807
6  VAN EMDEN Jos Team Jumbo-Visma   15 ,, 56.807
7  EVENEPOEL Remco Deceuninck – Quick Step   12 0:19 56.703
8  WALSCHEID Max Team Qhubeka ASSOS   10 ,, 56.703
9  BRÄNDLE Matthias Israel Start-Up Nation   8 0:22 56.393
10  MOSCON Gianni INEOS Grenadiers   6 0:23 56.291
11  VLASOV Aleksandr Astana – Premier Tech   5 0:24 56.189
12  BETTIOL Alberto EF Education – Nippo   4 0:26 55.986
13  CASTROVIEJO Jonathan INEOS Grenadiers   3 0:27 55.884
14  DOWSETT Alex Israel Start-Up Nation   2 ,, 55.884
15  BODNAR Maciej BORA – hansgrohe   1 0:28 55.784
16  OLIVEIRA Nelson Movistar Team     0:29 55.683
17  ULISSI Diego UAE-Team Emirates     ,, 55.683
18  KLUGE Roger Lotto Soudal     0:30 55.583
19  DE MARCHI Alessandro Israel Start-Up Nation     ,, 55.583
20  FELLINE Fabio Astana – Premier Tech     0:31 55.484

総合

Rnk Rider Team UCI Time
1  GANNA Filippo INEOS Grenadiers   0:08:47
2  AFFINI Edoardo Team Jumbo-Visma   0:10
3  FOSS Tobias Team Jumbo-Visma   0:13
4  ALMEIDA João Deceuninck – Quick Step   0:17
5  CAVAGNA Rémi Deceuninck – Quick Step   0:18
6  VAN EMDEN Jos Team Jumbo-Visma   ,,
7  EVENEPOEL Remco Deceuninck – Quick Step   0:19
8  WALSCHEID Max Team Qhubeka ASSOS   ,,
9  BRÄNDLE Matthias Israel Start-Up Nation   0:22
10  MOSCON Gianni INEOS Grenadiers   0:23

ユンボ・ヴィズマとクイックステップが上位に3人づつライダーを送り込んでいる。第2ステージは平坦なので、総合は動かないだろう。

ガンナのジャージは第3ステージまで守られそうだ。

ヤングライダー賞

Rnk Rider Team Time
1  GANNA Filippo INEOS Grenadiers 0:08:47
2  AFFINI Edoardo Team Jumbo-Visma 0:10
3  FOSS Tobias Team Jumbo-Visma 0:13
4  ALMEIDA João Deceuninck – Quick Step 0:17
5  EVENEPOEL Remco Deceuninck – Quick Step 0:19
6  VLASOV Aleksandr Astana – Premier Tech 0:24
7  DEKKER David Team Jumbo-Visma 0:32
8  HONORÉ Mikkel Frølich Deceuninck – Quick Step 0:33
9  BATTISTELLA Samuele Astana – Premier Tech ,,
10  SOBRERO Matteo Astana – Premier Tech ,,

※ハイライト動画はのちほど追加予定

 

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