ジロ・デ・イタリア第1ステージの個人タイムトライヤルでマアリローザを狙うフィリッポ・ガンナ。
ガンナの乗るピナレロBOLIDE TTバイクが、新しくカスタムペイントされて帰ってきた。
ガンナはインタビューの中で、リオデジャネイロオリンピック金メダルの後に、エリア・ヴィヴィアーニが使用したのと同じブルーのカラーを選んだと言っている。
昨年はゴールドで登場だったけど、パーツは少し変わっている。
Pinarello BolideTT
現役の世界TTチャンピオンなので、レインボーストライプがフォークを飾る。シートチューブにはイタリア国旗が。
ブルーのフレームには、クロームシルバーのロゴとクロームのディテールが全体に施されている。写真ではボトルが普通のタイプになっているので練習用かも。実際のTTの時にはエアロなボトルとなるはず。
ガンナはFizik AresTTサドルを選んでいる。Aresサドルはすでに販売されていないので、これはガンナのこだわりでしょう。物凄くショートサドル。
ガンナのニックネーム「トップガンナ」は、ヘッドチューブを飾る。
ホイールだけど、イネオスはShimnoのホイールを使わないことが多い。後輪はPrinceton CarbonWorksのディスクホイールBlur 633を以前と同様に使用。
だが、注目は今回フロントホイールがAerocoach AeoxTitanに変わっている。リムハイトはなんと100mm。これはTeam Jumbo Vismaも使っていたことで知られている。
わからないように、黒塗りのままですけどね。
Aerocoachが製造するホイールとパーツは、ライダーの空力効率の向上に重点を置いている。また、タイヤの転がり抵抗テストやエアロバイクのフィットなどのコンサルティングサービスも提供。
ガンナは、TTバーもAerocoachの製品を使っている。
Aerocoachは、現在Team Qhubeka ASSOSの公式パートナー。他のチームはAerocoachのパーツとホイールを使用するために購入していると推測される。それほど良い製品だということだ。
ピナレロTTバイクは、まだリムブレーキ採用だ。これは来シーズン以降ディスクに変わっていくのかな。
トップチューブには、2020世界選手権で優勝したライドを思い出させてくれる。トップチューブを飾っている文字は IMORA 25|9 35:54:10 TOP GANNA。
このリムブレーキを覆うカバーの形状が独特ですね。
ホイールはチューブ入りのContinentalGrand Prix TTタイヤで包まれており、ラテックスインナーチューブが依然として最速の結果をもたらすことを示唆する最近の傾向に従っている。
ジロ第1ステージは楽しみですね。ガンナはトップタイムを出せるかな。初日なのでアシストの疲れもないので調整はしやすいでしょう。
TTでは、Movistar TeamとAlpecin-Fenixが新型のCANYON Speedmax CFRで登場。
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