クリス・フルームは、すでに2年前になろうといている クリテリウム・デュ・ドーフィネでのケガからの回復を目指している。
あれだけのケガをしてからの回復なので時間がかかるのは当たり前だ。だけど、ツイッターなどでの批判は少しずつ大きくなっているのも事実。
当然、完全回復に疑問を持つ人もいるだろう。だが、クリス・フルームは自分が終わっていると言っている人を逆に笑ってやると言っている。
批判した人を笑う
最近のレース以降、ソーシャルメディアで多くの人が、「君は終わった。終わったんだ。もう二度と戻れないぞ」と言っているのを見た。笑ってしまうよ。
まず第一に、僕の怪我がどれほどひどいものだったのか、そしてプロのレベルのレースに復帰するためにどれほどの努力をしなければならなかったのか、みんな知らないと思うんだ。
そのような人たちは、明らかに私という人間を知らない。私はこのままの状態のレースを続けるつもりはない。自分がそこに到達できることを知っている。
時間はかかるし、やるべきことはたくさんあるが、その準備をしている。
それが私の原動力であり、朝ベッドから起きる理由なんだ。私はプロのサイクリストとしての犠牲や体制、仕事を徹底的に愛しており、まだその段階に達していないからといってタオルを投げ出すつもりはない。
フルームの動画では、厳しい筋肉トレーニングの様子も見せてくれている。足を固定する機器は、入院中にリハビリでもやったことがあるけど、筋トレにはちょうど良い。
自分の場合には、2か月半の入院で足が太くなってたけど(^^;
動画では、筋力が戻っているグラフも見せてくれている。少しずつ筋力も元に戻っているのだろう。
フルームの次のレースは クリテリウム・デュ・ドーフィネだが、その前にテネリフェ島に戻って高地トレーニングを行う。
回復のための努力を続け、リハビリでついた上半身の筋肉をさらに3kg落とす予定だ。
動画では、筋肉のアンバランスにどう対処しているかについての詳細な情報も含まれている。
これについてフルームは
これからの数週間は、体重を少しでも減らすことに重点を置いている。まだ少し太っているように感じている。
オフザバイクの仕事で筋肉量が増えているのだと思う。脂肪を減らさなければならないので、栄養面にも力を入れている。
一方で、バイクレースで勝ち続けることはできないが、バイクの上でも下でも、チームに貢献できることがたくさんあると感じている。
グランツールに焦点を当てた新しいプロジェクトの一員として、取り組むべきことや開発すべきことがたくさんあると思っている。
その面でも楽しんでいる。全く新しいチャレンジなんだ。
クリテリウム・デュ・ドーフィネは、事故を起こした場所でもあり克服しなければならないレースでもある。
一気に昔のようなレベルになることは難しいだろう。フルームは数年続けるつもりなので、気力が続く限りあきらめないはずだ。
ファンは長い目で見ないといけないと思う。
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