2023 ツール・ド・ランカウェイ第6ステージ　ついに日本王者が動く

第5ステージのゲンティンハイランドの登りでは、EF Education-EasyPostのサイモン・カーが見事な逃げりをみせた。

EF Education-EasyPostのメンバーは先頭に多く残っており、強力なチーム力を発揮。残るステージでもリーダージャージをキープしていくだろう。

 

第6ステージ　カラク～マラッカ　174.5km

 

途中山岳ポイントはあるけれど、ゴールまでの距離が長い。ゴールのマラッカは人口48万人の非常に大きな都市。

最後の10kmは市内の観光地を直進するため、決勝は非常にテクニカルなものとなる。 最後の1kmにはラウンドアバウトがあり、ゴールまで 500mで左に曲がる。

しかし何よりも、スプリントは石畳の上で行われるため、パワフルかつテクニックが求められる。

 

1. 4級山岳　Gapoi 　0.9km・3.3%
2. スプリントポイント　Pelangai
3. スプリントポイント　Batu Kikir
4. スプリントポイント　Kuala Pilah
5. 3級山岳　ルアク イナス 　2.4km・7.9%

 

スタート

今日も地元の民族舞踊がスタートの前に披露される。

 

オフィシャルスタート。

 

今回は中々アタックが決まらない。

 

残り165kmでようやく一人が抜け出したか。

1. ROSLI Muhammad Nur Aiman Bin (Malaysia) 

 

Euskaltel – Euskadiの二人が追走に出る。

1. シャビエル・イササ　Euskaltel – Euskadi
2. チョミン・フアリスティ　Euskaltel – Euskadi

 

Euskaltel – Euskadiの二人は危険と判断されたのか集団に捕まり、先頭に一人が追いつく。

 

3人の逃げ

さらに残り159kmで一人がきて3人の逃げが完成。

1. ROSLI Muhammad Nur Aiman Bin (Malaysia) 
2. SAINBAYAR Jambaljamts (Terengganu Polygon Cycling Team)
3. TZORTZAKIS Polychronis (Roojai Online Insurance)

 

4級山岳　Gapoi 　0.9km・3.3%

4級山岳獲得順位は

1. SAINBAYAR Jambaljamts (Terengganu Polygon Cycling Team)　2ポイント
2. ROSLI Muhammad Nur Aiman Bin (Malaysia) 　1ポイント

 

スプリントポイント　Pelangai

スプリントポイント獲得順位は

1. SAINBAYAR Jambaljamts (Terengganu Polygon Cycling Team)　3ポイント・3秒
2. TZORTZAKIS Polychronis (Roojai Online Insurance)　2ポイント・2秒
3. ROSLI Muhammad Nur Aiman Bin (Malaysia) 　1ポイント・1秒

 

スプリントポイント　Batu Kikir

スプリントポイント獲得順位は

1. SAINBAYAR Jambaljamts (Terengganu Polygon Cycling Team)　3ポイント・3秒
2. ROSLI Muhammad Nur Aiman Bin (Malaysia)　2ポイント・2秒
3. TZORTZAKIS Polychronis (Roojai Online Insurance)　　1ポイント・1秒

 

残り80kmでタイム差は、4分15秒に。

 

スプリントポイント　Kuala Pilah

スプリントポイント獲得順位は

1. SAINBAYAR Jambaljamts (Terengganu Polygon Cycling Team)　3ポイント・3秒
2. ROSLI Muhammad Nur Aiman Bin (Malaysia)　2ポイント・2秒
3. TZORTZAKIS Polychronis (Roojai Online Insurance)　　1ポイント・1秒

 

3級山岳　ルアク イナス 　2.4km・7.9%

3級山岳ポイント獲得順位は

1. SAINBAYAR Jambaljamts (Terengganu Polygon Cycling Team)　2ポイント・2秒
2. ROSLI Muhammad Nur Aiman Bin (Malaysia)　1ポイント・1秒

 

集団は2分12秒差で山岳ポイントを通過。

 

残り65km。CMが終わると逃げが捕まっていた。

 

また、CMがあけると4人の逃げが出来ていた。日本チャンピオンがついに逃げに乗った。

1.  CURRIE Logan (Bolton Equities Black Spoke)
2.  SAINBAYAR Jambaljamts (Terengganu Polygon Cycling Team)
3.  YAMAMOTO Masaki (JCL Team UKYO)
4.  ILIAS Periklis (Li Ning Star)

 

残り50kmで1分差に。

 

残り36kmで日本チャンピオンが動く。

 

下りで一気に抜け出した。

1.  YAMAMOTO Masaki (JCL Team UKYO)

 

2023日本選手権ロード1位、TT2位の実力者。どこまで逃げれるか。

 

残り35kmで44秒差。

 

残り31km。一時タイム差は、1分を越えていた。

 

追走は2人に。

1.  CURRIE Logan (Bolton Equities Black Spoke)
2.  ILIAS Periklis (Li Ning Star)

 

残り30kmで2分差に。

 

残り26kmでも2分差を保っている。

 

残り22kmでも集団に2分4秒差をつけたまま。

 

残り19kmで1分35秒に迫られる。

 

残り17kmで1分差に。

 

残り15kmで追走が追いつきそうだ。

残り15kmで先頭は3人に。

1.  CURRIE Logan (Bolton Equities Black Spoke)
2.  YAMAMOTO Masaki (JCL Team UKYO)
3.  ILIAS Periklis (Li Ning Star)

 

残り13kmで18秒差に。

 

残り10kmで18秒差。先頭から切れた一人が集団に捕まる。

 

残り10kmで18秒差は変わらず。

 

残り9kmで先頭の二人は捕まってしまった。

 

先頭は横一線に。

 

残り5km。先頭にはBolton Equities Black Spoke、Astana Qazaqstan Team、Team CorratecSelle Italiaが並ぶ。

 

残り5kmでBolton Equities Black Spokeが先頭に。

 

Green Project-Bardiani CSF-Faizanèもあがってきている。

 

残り4km。Astana Qazaqstan Teamのグレブ・シリツァは、はやくも3番手か。

 

残り3km。各チーム横一線に。

 

残り1km。市街地の中心部を抜けていく。

 

最後のカーブを曲がって、Tudor Pro Cycling Teamが先頭に。

 

Tudor Pro Cycling Teamがトレインを組んでいる。

 

アーヴィッド・デクレインがリードアウトから解き放たれた。

 

左から、Astana Qazaqstan Teamのグレブ・シリツァが上がってくる。

 

Human Powered Healthのサーシャ・ウィーマーズとTudor Pro Cycling Teamのアーヴィッド・デクレインの一騎打ちだ。

 

二人がハンドルを投げたが、勝ったのはどっちだ?

 

アーヴィッド・デクレインが手を上げた～!

第1ステージに続いてランカウェイで2勝目をあげている。そして、ゴールのマラッカで2001年に勝利をあげたヤン・ケルツ以来、2人目のオランダ人の勝者となっている。

 

リザルト

アーヴィッド・デクレインのコメント

私がここマラッカで優勝した2人目のオランダ人であることを知り嬉しく思う。しかし最も重要なことは、チームにこの勝利をもたらすことができてうれしいということだ。

最後は本当にタイトだったし、ラインに向かって少し苦戦していた。おそらくあと1回加速が残っていたが、最終的には適切なタイミングでコントロールしてなんとか終えることができた。

 

2位のサーシャ・ウィーマーズのコメント

良いリードアウトだったが、少し早めに退場になってしまった…今日はアーヴィッドがとにかく強かった。

 

第6ステージリザルト

総合

サイモン・カーのコメント

リーダージャージを着られるのは素晴らしいことだし、本当に特別なことだ。ゲンティンハイランドでステージ優勝を果たし、今このリーダージャージを着ている今の自分の調子には満足している。それは私にとってすでに勝利だ。

ポイント賞

山岳賞