CANYONがついに新しいCANYON Speedmax CFRを発表した。
すでにモビスターのマルク・ソレルがレースで使用していたので、発売は近いと噂されていたのだけど。
このタイムトライヤルマシンは、トライアスロン用に発売されていたUCIの基準に合致しないバイクを改良したものだ。
ジロ・デ・イタリアではMovistar Team、Alpecin-Fenixが使用すると思われる。
新しいバイクは、サポートチームであるTeam Arkéa Samsic、女子チームのCANYON-SRAMのライダーでテストされ、共同開発している。
CANYON Speedmax CFR
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photo canyon
UCIのルールに適合するように全体的に修正が加えられ、フォークレッグ、ダウンチューブ、ボトムブラケット、ヘッドチューブの接合部に使用される浅いチューブ形状が変更されている。
トライアスロン用のBOXとかは、全て削除されてロードレースのTTバイクとして生まれ変わっている。
フレーム重量は1,030gで、小、中、大の3つのサイズのみが利用可能となっている。
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photo canyon
バイクの重量は、8.62kg。
みての通り、シングルチェーンリングのコンポーネントとなっており、タイムトライアル専用設計となっている。
フロントディレーラーを除去したことによる重量軽減に加えて、ワンバイコンポーネントは信頼性が高く、変速エルゴノミクスもより直観的なものになる。
SRAM Redグループセットに統合されたQuarqスパイダーベースのパワーメーターが付属。
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photo canyon
フォーク重量は500gで、とても薄く幅広になっている。ブレーキキャリバーは風から守られている。
ホイールはZIPP 808 Firecrest。コンチネンタルグランプリTTタイヤが装着されている。
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photo canyon
コクピットは、タイムトライアルに最適な幅を選択し、390mmのベースバーを採用。
前方投影面積は小さく、CFD解析を繰り返し、フレームに対して理想的な形状に最適化されている。さらに、Zipp Vuka Shiftエクステンションが採用されており、追加のブリップボックスも不要だ。
ディスクブレーキ専用で、価格は1,099,000円。
ジロ・デ・イタリアのタイムトライヤルではじっくりと見ておこう。
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