CANYONは、2021年のSpeedmaxシリーズを発表。
これは、UCIのルールを避け、空力効率の最大化、統合に全面的に取り組んでいるTTバイク。
他の主要メーカーと同様に、新しいバイクもディスクブレーキのみ。新しいSpeedmaxシリーズは合計11のモデルで一気に展開される。
Speedmax CFR DISC eTap
Speedmaxシリーズのすべてのモデルにはディープセクションカーボンエアロホイールが付属しており、多くのモデルにはパワーメーターも標準装備。
CANYONが最近発売した2021Aeroadエアロロードの設計にも深く関わった航空専門家SwissSideと共同で設計されている。

photo canyon
新しいSpeedmax CFRは、456回の CFD(数値流体力学)テストランと97回の風洞の結果が表れている。検証テストは、開発中に実行された。

photo canyon
上の図では、新しいSpeedmax CFRが、以前のSpeedmax CF SLXと比較して、空力的に9〜10ワット効率が高いことがわかる。
より少ないワット数で走れるということだ。
CANYONによれば、これらのテストは45km/hの有効風速で実施され、-20度から+20度までのヨー角の範囲でテストされている。
調整可能なハンドルバーシステム

photo canyon
新しいSpeedmaxCFRの重要な機能は、新しいモノライザー、完全に調整可能なエアロハンドルバーシステム。
2つの調整可能なハンドグリップに分割される単一のエアロエクステンションもある。
タイムトライアルやトライアスロンの世界で急速に標準になりつつあるように、スタックの高さと角度の調整の両方が可能となる。
アームレストとベースバーの高さの差は、たとえば0mmから110mmの間に設定できるが、エクステンションとアームレストは、標準の5度の傾斜からさらに3.5度または7度傾けることが可能だ。
Speedmax CFR DISC eTap SPEC

photo canyon
- フレーム: Canyon Speedmax Disc CFR
- フォーク:キャニオンFK0080 / FK0081
- ハンドルバー: Canyon CP0019 / CP0021
- グループセット: SRAM Red eTap AXS、SRAM RedAXSパワーメーター付き
- ホイール: Zipp 858NSWディスクブレーキ
- タイヤ: Continental GP5000(フロント25mm、リア28mm)
- 色:ダーククローム、ブルークローム
- サイズ: XS、S、M、L、XL
- 重量 : 9.12kg
- 価格: 1,289,000円
UCIで承認されていないTTバイクなので、ロードレースでは使用できない。
CANYONを使用している、Movistar Team、Alpecin-Fenix などは、これまでのTTバイクを使用するしかない。
コメント