ジロ開幕ステージの個人タイムトライヤルは、路面の悪さに各選手がぐらつく場面が多く見られた。
4場手で出走したヴィクトール・カンペナールツがカーブで落車したのが始まりのように思う。
かなり慎重にカーブを曲がったというが、路面にはオイルが浮いていたと証言している。各選手ともに用心して走ったはずだったが。
路面の悪さ
ヴィクトール・カンペナールツによると
道路はオイルでいっぱいだった。マヨルカの道路と比較することができる。表面はきれいにされていなかったと思う。
彼らはその努力をしたはずです。たった15kmです。私はコーナーで遅かったと100%確信している。間違った場所を選んだときだけだ。見えません。とても滑りやすく、オイルでいっぱいです…
見ていた時には、かなりカーブで車体を傾けていたようにも見えたけど。
その後も、カーブでこけそうになる選手が続出した。ローハン・デニスのタイムが悪かったのは、残りの21ステージを考えて慎重に走ったこともあったようだ。
平坦でも、強い風にホイールを取られてぐらつく場面もあったし。
最初の登りは本当に気分が良った。長い直線道路は予測不可能で、自転車が引っ掛かり、道路を渡ってフェンスに入ると思ったので、ペダリングをやめなければならなかった。
そこからリスクを冒すことはなかった。1つだけではなく、21のステージについて考えていた。
そして、極めつけはゴール直前のミゲルアンヘル・ロペスの落車。
こちらはそのシーンだが、かなり路面の悪さによってハンドルを取られているのがわかる。
トライバーから手を離した時に、滑ったように見える。普通直線なので滑ることも考えにくいのだけど。
追記
沈んだ排水管を踏んでしまったのが原因。こんなの普通に走っていたらわかるはずがない。
ミゲルアンヘル・ロペスはゴールすることなく、救急車で病院に直行。
以下は病院での様子。
骨折の心配はなく、足の治療を終えている。数週間で完治すると言われている。動画では滑ってしまったというようなジェスチャーをしている。
だが、これでアスタナは貴重なアシストを失ってしまった。
アスタナのエースは、今回ヤコブ・フルサンとアレクサンドル・ウラソフ。ツールを走ったロペスは山岳で二人を助けるはずだった。
彼らはタイムトライヤルで
- ヤコブ・フルサン 100位 1分47秒
- アレクサンドル・ウラソフ 54位 1分20秒
これだけのタイム差を挽回しなくてはいけない。山岳でのアシストは非常に重要だったはずだ。今回のミゲルアンヘル・ロペスの初日リタイヤは今後チームにとっては大きな痛手だろう。
来シーズンには移籍するミゲルアンヘル・ロペスは、今シーズン走ることはないかもしれない。
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