ジロ・デ・イタリアのプレゼンテーションにおいてヴィンチェンツォ・ニバリはイタリア国民の期待を一身に背負っていると感じた。
これまで、母国イタリアでのジロ・デ・イタリアでは2013年と2016年に総合優勝を飾っている。
3度目の総合優勝を目指してニバリはMerida Sculturaでジロに臨む。
2019 Merida Scultura
3つのグランドツアーすべてに勝っているライダーは歴史上7人しかいません。
その7人のライダーとは
大会名 | 優勝回数 | 優勝年度 |
---|---|---|
ツール・ド・フランス | 5回 | 1957年 1961年 1962年 1963年 1964年 |
ジロ・デ・イタリア | 2回 | 1960年 1964年 |
ブエルタ・ア・エスパーニャ | 1回 | 1963年 |
大会名 | 優勝回数 | 優勝年度 |
---|---|---|
ツール・ド・フランス | 5回 | 1969年 1970年 1971年 1972年 1974年 |
ジロ・デ・イタリア | 5回 | 1968年 1970年 1972年 1973年 1974年 |
ブエルタ・ア・エスパーニャ | 1回 | 1973年 |
大会名 | 優勝回数 | 優勝年度 |
---|---|---|
ツール・ド・フランス | 5回 | 1978年 1979年 1981年 1982年 1985年 |
ジロ・デ・イタリア | 3回 | 1980年 1982年 1985年 |
ブエルタ・ア・エスパーニャ | 2回 | 1978年 1983年 |
引用 wikiより
現役で走っているのは、ニバリとフルームだけです。彼らはどこまで積み重ねていくのでしょうか?
ニバリのニックネームは、‘海峡の鮫’ ‘Shark of Messina’
と呼ばれており、沿道の声援ではサメの浮き輪を持って応援する人もチラホラみます。
海峡の鮫の足元も、サメ!
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Bettini Photo
ニバリのシューズは、カスタムSidi Shotシューズのペアで同じサメのデザインをしています。
凄いですね。
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Bettini Photo
ニバリのフレームには、イタリア国旗が入ったネームプレートがついてます。
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Bettini Photo
Merida Reactoフレームセットと組み合わせて、Bahrain-MeridaはSRM Originパワーメータークランクを取り付けてます。
コンポーネントは、Shimano Dura-Ace R9150。
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Phot Stephen Farrand
バーレーン・メリダは、Fulcrumホイールと、Continental Competition ALX 25mmチューブラータイヤを組み合わせました。
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Photo Stephen Farrand
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Photo Stephen Farrand
ステムの前面にも、ニバリのカスタムシールが貼ってあります。
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Photo Stephen Farrand
SRMのスピードセンサーを使用してます。
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Photo Stephen Farrand
重量を抑えるために、ハンドルとステムは統合型を使用してない。
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Photo Stephen Farrand
「メッシーナのサメ」は彼のステムにカスタムステッカーを貼っています。そして、ピンク、黄色と赤は3つのグランドツアーでの彼の勝利を表します。
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Photo Stephen Farrand
スプリンタースイッチをつけてますね。
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Photo Stephen Farrand
Velonについては以下で記事にしています。
軽量で山岳用と思われるSculturaなのでUCIの基準のギリギリを攻めてますね。
ニバリはGiro d’Italiaのために3つの同じSculturasを用意します。 中空のボトムブラケットのアクスルは260g節約でき、その他の細部も軽量化をしています。
Nibaliはシーズン開始時にはディスクブレーキバイクも供給されていましたが、性能上の理由からキャリパーブレーキを使用することにしました。
リムブレーキよりも、時間のかかるホイールチェンジは、ワンデイのクラシックレースでは受け入れられるかもしれません。
ですが、ニバリはグランドツアーでのわずかなタイムロスも犠牲にしたくない。これはチームイネオスのフルームやトーマスなどと同じ考えですね。
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Bettini Photo
ニバリは、自分ですべて整備出来る整備士であり、細部に注意を払います。
メカニックのTismaは、ニバリはバーテープを次のテープに近いところできちんと包んだり、ケーブルがフレーム内でガタガタと鳴るのを防ぐための緩衝材を使用していると説明した。
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Phot Stephen Farrand
しかし彼は毎日快適であることを望んているのでチームのメカニックを信頼してまかせています。
ニバリは、ツアー・オブ・アルプスでは3位で終わりました。今回のバイク撮影はその時の写真です。ニバリはジロでも同一のセットアップでレースするでしょう。
Vincenzo NibaliのMerida Sculturaフルバイク仕様
- フレームセット: Merida Scultura
- フロントブレーキ: Shimano Dura-Ace R9100
- リアブレーキ: Shimano Dura-Ace R9100
- ブレーキ/シフトレバー: Shimano Dura-Ace R9150
- フロントディレイラー: Shimano Dura-Ace R9150
- リアディレイラー: Shimano Dura-Ace R9150
- カセット: Shimano Dura-Ace R9100
- チェーン: Shimano Dura-Ace R9100
- クランクセット: Shimano Dura-Ace R9100チェーンリング付きSRM Origin
- ホイールセット: Fulcrum Speed 40T
- タイヤ: Continental Competition ALX、25mmチューブラー
- ハンドルバー: FSA K-Force Light
- ハンドルバーテープ: Prologo
- ステム: FSA OS-99
- ペダル: Shimano Dura-Ace R9100
- シートポスト: FSA K-Force Light
- ボトルケージ: Elite Leggero Carbon
- コンピューター: SRM PC-8
- その他の付属品: SRMスピードセンサー
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Bettini Photo
ニバリは、ライバルのトム・ジュムランと並んで健闘を誓いあっています。
ただ、二人の力は凄いのですがチーム力がどんなんでしょうか~。ニバリの3度目のジロ制覇はなるでしょうか?
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