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チームスカイの最後のステージレースはどうなったのか

海外情報
https://twitter.com/TeamSky
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チームスカイとしての、最後のステージレースを戦っていたフルーム。

最終ステージも見事にアシストをこなして、パヴェル・シヴァコフをリードした。

フルームがパヴェル・シヴァコフのアシストを終えたのを見計らってニバリがアタック!

バーチャルリーダーを先頭の奪われた状態で、パヴェル・シヴァコフを解き放ったのでフルーム自身はゴールがわからない状態でフィニッシュラインに向かいました。

 

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タイム差を守る相手は誰か

第4ステージを終えた段階で、総合1位はパヴェル・シヴァコフ

第2位がチームメイトのテイオ・ゲイガンハート。

  第4ステージ終了時点
 
1 パヴェル・シヴァコフ(Rus) Team Sky 14:53:40
2 Tテイオ・ゲイガンハート (GBr) Team Sky 0:00:27
3 ラファル・マイカ (Pol) Bora-Hansgrohe 0:00:31
4 ヴィンチェンツォ・ニバリ(Ita) Bahrain-Merida 0:00:33
5 Jan Hirt (Cze) Astana Pro Team 0:00:48
6 Mattia Cattaneo (Ita) Androni Giocattoli-Sidermec 0:01:03
7 Aleksandr Vlasov (Rus) Gazprom–Rusvelo 0:02:04
8 Giovanni Carboni (Ita) Bardiani CSF 0:02:30
9 クリス・フルーム (GBr) Team Sky 0:02:34
10 Pello Bilbao (Spa) Astana Pro Team 0:02:39

パヴェル・シヴァコフが総合リーダーを守るために、注意しておかなくてはならない相手は、第3位のラファル・マイカと第4位のニバリだ。

二人ともステージレースが始まる前から優勝候補として挙げれていた。

特にニバリは、ジロ・デ・イタリアを目指しており調子は良いみたいで、再三にわたりアタックをかけている。

 

第5ステージ  カルテルン〜ボルツァーノ  147.8㎞

https://www.tourofthealps.eu/en/stage-5-kalterncaldaro-bozenbolzano

ステージ5

ラストステージは147.8km。スタート地点はカルテルン。

2級山岳のコッラルボは、全長は17.2㎞で平均勾配は4%。その後、19㎞に及ぶ長い下りを経てプロトンは再び街の中に戻る。

1級山岳イェーネジーンは、ラスト44㎞地点から始まる。全長9.5㎞。平均勾配は8.5%。

山頂からは駆け下り、ラストは平坦となっている。

スタートが切られほどなくして、18人のライダーがアタック。
そのうちの9人のライダーが先頭集団を構成。
  1. Dario Cataldo(Astana)
  2. Nikita Stalnov(Astana)
  3. Fausto Masnada(Androni Giocattoli-Sidermec)
  4. Alvaro Cuadros (Caja Rural – Seguros RGA)
  5. Roland Thalmann(Vorarlberg Santic)
  6. Carlos Quintero(Manzana Postobon)
  7. Mikel Bizkarra(Euskadiバスク国 – Murias)
  8. Simone Velasco(Neri Sottoli – Selle Italia – KTM)
  9. Alexis Vuilrmoz(Alexis Vuilrmoz) Mondiale)

90km地点での彼らのリードは6:40のアドバンテージとなった。
この中には、第3ステージで優勝したファウスト・マスナダも含まれている。彼は第4ステージを終えた時点で13位。3:37秒離れている。

この時点では、ファウスト・マスナダがバーチャルリーダーだった。

2級山岳を越えて、Bozenへの下りで、そこまで総合3位だったラファル・マイカは、最終山岳が始まるSan San Genesioの直前にチームメイトと落車してしまいました。ゴールまで走れましたが逆転を狙った走りは出来ず。

 

これでチームスカイは第4位のニバリをマークしながら、先頭を走るファウスト・マスナダに逆転されないタイム差まで縮めればパヴェル・シヴァコフのリーダージャージが守れることになります。

ここで1級山岳のSan Genesioで、マスナダがアタックをかけたために先頭集団が崩壊。このアタックに反応できたのは、カルロス・キンテーロのみ。

パヴェル・シヴァコフを含むメイン集団よりも、6:30秒のアドバンテージをもっていたがが、マスナダがリーダージャージを奪うには3:37秒の差をつけてゴールしなければならない。

チームスカイの追走が始まり、チームメイトの一人一人が先頭を力つきるまで引き始めます。フルームが集団先頭で引き始めると集団は崩壊。

 

フルームは、ラスト30kmでアシストを終えて下がっていくと、ニバリがそれを見てアタック!

ニバリの鋭いアタックに反応出来たのは、パヴェル・シヴァコフのみ。

http://www.cyclingnews.com/races/tour-of-the-alps-2019/stage-5/results/

その後、追走によってテイオ・ゲイガンハートとヤン・ヒルト(Astana)が一度は追いつく。

すると、またもニバリがアタック!  再び二人の戦いに。

しかし、ニバリの逆転優勝への走りは実らず、また6人の集団に。ここではテイオ・ゲイガンハートの積極的な走りがシヴァコフを助けます。

マスナダとキンテーロの二人が1級山岳San Genesioの頂上を通過したとき、マスナダは30秒のリードを保っていました。30秒では厳しいですね。

http://www.cyclingnews.com/races/tour-of-the-alps-2019/stage-5/results/

キンテーロは、メカトラブルで2度ほどストップ。ステージ勝利を目指しているマスナダはややペースを緩めてキンテーロを待ちます。後続にも追いつかれないためにゴール近くまで一緒に行くことに。

マスナダは、残り1.6kmでキンテーロに対してアタック!

見事にこのステージ2勝目を飾りました。

マスナダが残り1.6kmでキンテーロを攻撃し、コロンビア人との差を広げ、ステージ2勝目の勝利を収めた。

パヴェル・シヴァコフはニバリのアタックに耐え、ゴールまでたどりつき、自身初の総合優勝。そして、チームスカイ最後の優勝を決めた。

https://www.cyclingweekly.com/news/racing/team-sky-ward-off-late-threat-pavel-sivakov-takes-maiden-gc-win-tour-alps-421404

Rank Stage 5 time
1 Fausto Masnada (Ita) Androni Giocattoli-Sidermec 4:02:06
2 Carlos Julian Quintero Noreña (Col) Manzana Postobon 0:00:07
3 Simone Velasco (Ita) Neri Sottoli–Selle Italia–KTM 0:01:31
4 Dario Cataldo (Ita) Astana Pro Team  
5 Roland Thalmann (Swi) Team Vorarlberg Santic 0:01:33
6 Alexis Vuillermoz (Fra) AG2R La Mondiale 0:02:14
7 Vincenzo Nibali (Ita) Bahrain-Merida  
8 Mattia Cattaneo (Ita) Androni Giocattoli-Sidermec  
9 Tao Geoghegan Hart (GBr) Team Sky  
10 Pavel Sivakov (Rus) Team Sky  

 

最終総合タイム
Rank Rider Name (Country) Team Result
1 Pavel Sivakov (Rus) Team Sky 18:58:00
2 Tao Geoghegan Hart (GBr) Team Sky 0:00:27
3 Vincenzo Nibali (Ita) Bahrain-Merida 0:00:33

 

チームスカイの最後のステージレースを見事に飾る事ができました。しかも、若い二人が1位と2位を占めるという快挙!
ジロを狙っているニバリの再三のアタックを防ぎきれたのだから凄いと思います。
将来のグランツール候補がまた二人も増えましたね。
 
こちらはダイジェスト版です。

 

 

 

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