ジロがようやく開幕。本来ならば5月開催のはずだったが、10月から始まるなんて。
開幕ステージはおなじみの個人タイムトライヤル。
今年のジロには新城幸也も出ているので楽しみが倍増する感じだ。
第1ステージ モンレアーレ~パレルモ 15.1㎞
スタートして1kmは登っていく。6%くらいの勾配なので途中まではTTポジションで上がれる。
頂上近くからは、ダンシングで上がる感じ。そこからは真っすぐに下っていくので、ダウンヒルポジションで下っていく。
平均スピードは60km/h近くになる選手もいるはず。
第1走者のアレックス・ダウセットは英国TTチャンピオン。一番時計が期待されたが、なんと痛恨のパンクをしてしまう。
ヴィクトール・カンペナールツはなんとカーブで倒し過ぎてクラッシュ。右足から血を流しながら走る状態に。
ゴールはしたけど、タイムは暫定3位。落車してはタイムは伸びない。
ここまでのトップはクリス・ハミルトン(Team Sunweb)。最後の計測ポイントからが速かった。
ジョアン・アルメイダ(Deceuninck – Quick Step)がトップタイムをたたき出す。これから長く座っていそうだ。
総合でも期待できる若きエースはレムコの代わりをしっかりと務められそうだ。ここまで速いとは~。
João Almeida sets the fastest time in the @giroditalia Stage 1 ITT thanks to a searing last 2km ⚡️
Avg speed: 55.1km/h
Max speed: 61.7km/h
Avg power: 450w
Power-to-weight: 7.14w/kg
Max power: 580wFollow live data now in our Race Centre: https://t.co/eCTVcSjYIt
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🇮🇹 #Giro pic.twitter.com/i63K8QU9dk— Velon CC (@VelonCC) October 3, 2020
凄いパワーをたたき出している。
第1:計測ポイントまではしばらく1番時計。速かったが、その後は無理せずに走っている。カーブなどもあきらかに安全に走っている感じ。まあ、TTの結果はサガンには関係ない。
総合優勝候補のサイモン・イェーツ。ここまでの暫定4位のタイム。これならば気にするタイム差ではないと思っていたけど。最終的には17位まで順位を落としてしまう。
2020世界選手権は5位と沈んだローハン・デニス。使用するホイールとかは、チームが使っているのとは違っていたように思う。保守的なところは変わらないのかな。
やはり調子は上がってなくて、ここまでで暫定7位。最終的には15位。
ゲラント・トーマスは暫定3位の記録。これならば総合上位に最初から入れそうだ。少ないタイム差でついていけばよい。
世界王者フィリッポ・ガンナ登場。バイクはゴールドでペイントされている。
第1チェックポイントでは9位。登りはどうしても遅くなる。
だが、さすがだ。第2チェックポイントで1位に立ち、ゴールもジョアン・アルメイダの記録を22秒も上回った。
22秒というタイム差は大きいのではないだろうか? これならば第3ステージの山岳まではマリアローザを着用しそうだ。イネオスは2日目から集団をコントロールしなければならない。
What a performance from Filippo Ganna on @giroditalia Stage 1! He sets the fastest time after this blistering last 3km 🚀
Avg speed: 53.3km/h
Max speed: 59.6km/h
Avg power: 510W
Max power: 760WFollow live data in our Race Centre: https://t.co/eCTVcSjYIt
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🇮🇹 #Giro pic.twitter.com/jjdEr4FMag— Velon CC (@VelonCC) October 3, 2020
やはり怪物パワーだ。平均510Wとは~。下りとかはパワーかけれないはずなのに凄い。
幸也も無事にゴール。
Stage 1 of the Giro ✔️ 🇮🇹 Shout out to @lawsoncraddock on finishing in the top ten today — and for rocking the TT 🦆 helmet while doing so. pic.twitter.com/jZ7GAXIASQ
— EF Pro Cycling (@EFprocycling) October 3, 2020
EF Pro Cyclingのアヒルヘルメットに特別ジャージも見れたからよかった。車も超派手になってます。
終わってみると、初日から大きなタイム差がついた。総合で有利に立ったのはジョアン・アルメイダにゲラント・トーマス。
そして第3位には、UAEのミッケル・ビョーグ。ネオプロ1年目でここまでで最高の成績を収めることができた。
彼のことは何度か記事にしていて気にしていたのだけど、この舞台で3位とは素晴らしい。U23で3年連続世界TT王者になっただけのことはある。
今年は、アワーレコードの挑戦を断念したが、またチャレンジして貰いたい。
5位のトビアス・フォスもちょっと驚き。デビュー戦のボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナで鎖骨骨折してリタイヤ。悲しいデビューをしていたけど、この舞台で5位とは嬉しい成績だ。
こうやって若手でも取り上げた選手が活躍してくれるのはとても嬉しい!
総合を狙う選手のタイムと順位
- サイモン・イェーツ 17位 49秒差
- ディエゴ・ウリッシ 38位 1分9秒
- ヴィンチェチォ・ニバリ 69位 1分29秒
- ステフェン・クライスヴァイク 96位 1分44秒
- ヤコブ・フルサン 100位 1分47秒
かなりのハンディをおっている。このタイム差を挽回するにはステージ勝利しかない。ミゲルアンヘル・ロペスはゴール直前で落車してしまうし。路面の悪さにはかなりの選手が困っていたほど。
リザルト
Rnk | Rider | Team | Avg | Time |
---|---|---|---|---|
1 | GANNA Filippo | INEOS Grenadiers | 58.831 | 15:24 |
2 | ALMEIDA João | Deceuninck – Quick Step | 57.463 | 0:22 |
3 | BJERG Mikkel | UAE-Team Emirates | 57.463 | ,, |
4 | THOMAS Geraint | INEOS Grenadiers | 57.402 | 0:23 |
5 | FOSS Tobias | Team Jumbo-Visma | 56.921 | 0:31 |
6 | ČERNÝ Josef | CCC Team | 56.625 | 0:36 |
7 | SOBRERO Matteo | NTT Pro Cycling | 56.390 | 0:40 |
8 | CRADDOCK Lawson | EF Pro Cycling | 56.332 | 0:41 |
9 | SCOTSON Miles | Groupama – FDJ | 56.273 | 0:42 |
10 | BRÄNDLE Matthias | Israel Start-Up Nation | 56.273 | 0:42 |
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