ロードバイクの情報を発信しています!

ビンクバンクツアーの第5ステージ マチュー・ファンデルプールの奇跡の逃げ!

海外情報
Image by PIRO4D from Pixabay
この記事は約7分で読めます。

ピンクバンクツアーは最終ステージ。第4ステージの個人タイムトライヤルではリーダージャージのマッズ・ピーダスンが頑張ってリーダージャージを守った。

今日はタイム差を埋められないように集団をコントロールできればペゼルセンの総合優勝だ。実は、途中からジロよりも、こちらを見てしまった。

それほどまでに面白い展開だったから。

 

スポンサーリンク

Stage 5 » Ottignies-Louvain-la-Neuve › Geraardsbergen (183.6k)

第5ステージ

レース後半から小刻みなアップダウンが連続するコース。石畳の上り坂が何度も出てくる。特にミュールの壁には苦労するだろう。町中にも石畳の道があり走りにくい。

Trekは最後まで集団をコントロール出来るかにかかっている。

 

マチュー・ファンデルプールが集団からアタック

photo cycling today ストリーミングより 以下同様

のこり76kmでマチュー・ファンデルプールは集団からアタックをかける。

 

前を走る先頭集団までは1分以上の差がある。二人が追いついてくる。

 

先頭集団の逃げでは、ミュールの壁で押して上がるライダーもいるほど。

 

前からチームメイトのドリース・デポンが下がってマチュー・ファンデルプールをアシスト。マチューは先頭集団に無事に合流し、後続に約1分のタイム差で逃げ続ける。

 

 

リーダージャージのマッズ・ピーダスンはチームメイトに守られて進む。1分のタイム差ならば安全だ。

 

パヴェの登りでマチュー・ファンデルプールは加速!  フロリアン・セネシャル(Deceuninck – Quick Step)と二人となる。

 

だが、マチュー・ファンデルプールはパヴェで再び加速してついに単独で走り出す。ゴールまでは50kmもあるのに逃げ切るつもりなのだろうか?

 

ちぎれたフロリアン・セネシャルは一人で前を追うが差は開く一方。集団に吸収される。

 

マチューは歩道でも簡単にクリアーして真っすぐに走る。カーブではわざと歩道に乗り上げて速く回る技術も見せてくれる。シクロクロスチャンピオンならではテクニックだ。

 

集団はユンボ・ヴィズマが引き出す。Alpecin-Fenixが後ろについて先頭交代を出来なくしている。

 

集団も活性化してパヴェの登りではマッズ・ピーダスンが一人でアタックに対応。もう、彼のアシストは一人も残っていない。

 

パヴェの登りでバラバラになり、5人が飛び出す。

オリバー・ナーセンは第1ステージの落車で片足ペダリングで帰ってきたほど膝が腫れていたのに、もう大丈夫のようだ。

 

追走集団は、イヴァン・ガルシアが切れて4人に。

  1. オリバー・ナーセン(AG2R La Mondiale)
  2. シュテファン・キュング(Groupama – FDJ)
  3. ソンニ・コルブレッリ(Bahrain – McLaren)
  4. セーアンクラーウ・アナスン(Team Sunweb)

第1ステージの個人TTを制したセーアンクラーウ・アナスンに、世界選手権TT3位のシュテファン・キュング。

彼ら二人のタイムトライヤルスペシャリストが相手では、さすがのマチュー・ファンデルプールも捕まってしまうだろう。

 

マッズ・ピーダスンはアシストはいない

マッズ・ピーダスンは自分で集団を引かざるを得なくなる。50秒のタイム差を保って、かなり長い間頑張っただけど。

 

集団からは、イヴ・ランパールトが二人で飛び出す。

 

残り8.5kmで22秒まで縮まる。マチュー・ファンデルプールのバイクに注目だけど、オランダチャンピオンジャージに合わせて青くカラーリングされている。

 

パヴェの登りでははっきりと、後続からマチュー・ファンデルプールの姿が確認できたはず。

 

 

マッズ・ピーダスンは、ついに登りで遅れてしまった。これで総合優勝の夢は消えてしまう。ずっとバーチャルではすでに抜かれていたけど。

 

残り3.7kmで13秒まで迫られる。これは追いつかれるかな~。ここからは祈るいかなかった。だが、ここからのマチュー・ファンデルプールの粘りは凄い!

 

マチュー・ファンデルプールはなんと追いつかれることなくギリギリで逃げ切った!

ゴールでは手を上げる元気も残っていない。

 

ゴール後もしばらくは、うずくまって動けなかった。なんと、マチュー・ファンデルプールは、ステージ優勝に総合優勝まで最終日で獲得。

これほどの距離から逃げて勝つとは凄すぎる。追走の4人の逃げが上手く回っていない場面も見られたが、パヴェを味方につけたマチューの走りにはかなわなかった。

最初の逃げにチームメイトを入れておいて、あとから合流。そして独走と完璧にシナリオ通りの走りを見せてくれた。もう、興奮でしばらく寝付けなかったほどの熱い走りを見せてくれた。

 

こちらはレースハイライト

 

ステージリザルト

スマホの場合にはスワイプしてみてください。
RnkRiderTeamTime 
1 VAN DER POEL MathieuAlpecin-Fenix4:07:39
2 NAESEN OliverAG2R La Mondiale0:04
3 COLBRELLI SonnyBahrain – McLaren,,
4 KRAGH ANDERSEN SørenTeam Sunweb,,
5 KÜNG StefanGroupama – FDJ0:08
6 CLAEYS DimitriCofidis, Solutions Crédits0:47
7 LAMPAERT YvesDeceuninck – Quick Step0:50
8 GARCÍA CORTINA IvánBahrain – McLaren1:08
9 DRUCKER JempyBORA – hansgrohe1:12
10 SÉNÉCHAL FlorianDeceuninck – Quick Step,,

 

総合

RnkRiderTeamTime
1 VAN DER POEL MathieuAlpecin-Fenix10:43:08
2 KRAGH ANDERSEN SørenTeam Sunweb0:08
3 KÜNG StefanGroupama – FDJ0:23
4 LAMPAERT YvesDeceuninck – Quick Step1:16
5 PEDERSEN MadsTrek – Segafredo1:21
6 COLBRELLI SonnyBahrain – McLaren1:42
7 SÉNÉCHAL FlorianDeceuninck – Quick Step1:45
8 TEUNISSEN MikeTeam Jumbo-Visma1:49
9 VERMEERSCH FlorianLotto Soudal1:59
10 DEGENKOLB JohnLotto Soudal2:02

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました