イタリアのメディアの報道によると、CofidisとTotal Direct Energieが2020年シーズンからWorldTourチームになる予定です。
フランスの2つのチームは、プロコンチネンタルチームからステップアップして、18のワールドツアーチームに加わることになります。
ワールドツアーチームは、2020年から20チームとなる。
ワイルドカードの問題
ワールドツアーチームが増えると何が問題になるかというと。
今まで、ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャにワイルドカードでブロコンチネンタルの4チームが出場していた。
こうなると困るのが、今までグランドツアーに参加出来ていたプロコンチネンタルチーム。
グランドツアーに出れなくなると、メディアへの露出も減りチームへの注目度も減る。
ただでさえ、スポンサー集めに苦労しているチームが多い中、グランツールに出れないとなるとスポンサー離れが心配となる。
チームの運営も厳しくなり結果的に裾野が広がらなくなることが考えられる。
今後は、ワイルドカードは上位2チームに提供するという計画だが選出されなかったチームは厳しい運営を余儀なくされる可能性も高い。
上位2チームに入ろうと思えば、それなりの補強や優秀なライダーの確保も必要だからだ。
ここら辺をUCIはどう考えているのか、結果的に良くない方向に向かわないことを願いたい。
UCIの改革案
📰 MTB, Para-cycling and plenty of racing in both the UCI WorldTour and @UCI_WWT !
— UCI (@UCI_cycling) 2019年5月20日
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UCIの改革案を簡単にまとめると
3年毎に、チームはランキングによって入れ替えがある。
チームのランキングは、チームの上位10名の選手のポイントによって決まる。あとは、今まで通り健全な経営をしているか、倫理的に問題ないか、財政面は大丈夫なのか等の審査によって決定する。
今年度も
- Arkéa-Samsic
- Vital Concept
- Israel Cycling Academy
- Cofidis
- Total Direct Energie
が、ワールドツアーチームへの申請をしたが、最終的には成功していない。
🇫🇷 J-1 🇫🇷 pic.twitter.com/1KWElJDu4v
— Team Arkéa Samsic (@Arkea_Samsic) 2019年6月29日
Arkéa-Samsicは2019年のシーズンに向けてアンドレ・グライペルと契約した。
現在、Movistarからナイロ・キンタナを招聘しようとしている。頑張っているのだ。
各チーム、ポイントを稼げる選手を集めて3年毎に行われるワールドツアーチームの選出に努力することになる。
獲得した選手が活躍してくれないと困ることになるけれども~。
特に、地元優先でグランツールに出れていたチームは困るでしょうねえ。
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