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シクロクロスワールドカップ2024第12戦ゾンホーフェン マチューの進撃は止められたのか?

海外情報
Photo credit: Erf-goed.be on VisualHunt
この記事は約18分で読めます。

ワールドカップ第12戦はベルギーのゾンホーフェンで開催。

女子エリートのワールドカップリーダー、セイリン・アラマバードは、前日のHexia Cyclocross グルレーゲムで途中リタイヤ。腰痛のために欠場となっている。

男子エリートは、マチュー・ファンデルプールが出場。誰が絡んでくるのか。

 

女子のランキング

1.  セイリン・アラマバード  312ポイント
2.  ルシンダ・ブランド 237ポイント
3.  パック・ピーテルス 220ポイント
4. マノン・バッカー 187ポイント
5. インゲ・ファンデルヘイデン  184ポイント

 

男子ランキング

1. エリ・イーゼルビット  275ポイント
2. ヨリス・ニューウェンハイス 240ポイント
3. ピム・ロンハール 238ポイント
4. ラース・ファンデルハール  237ポイント
5. ニルス・ファンデプッテ 198ポイント

 

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第12戦ゾンホーフェン


コースマップ photo .uci.org/race-hu

 

昨年からコースは変更。スタートとゴールの位置は変わらない。長いランニング区間は消えている。だれど、長い砂の登りと下りは健在。

 

エリート女子

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

フェム・ファンエンペルとセイリン・アラマバードは、いない。パック・ピーテルスとルシンダ・ブランドの戦いか。

 

スタート前。

 

さあ、スタート。マリン・シュライバーがいつものように速い。

 

マリン・シュライバートップでフィールドに。

 

すぐにパック・ピーテルスが前にでる。

 

パック・ピーテルスの後ろにルシンダ・ブランドがきた。

 

パック・ピーテルスは何かピットに合図している。パンクだ。その隙にルシンダ・ブランドが前にでる。

 

パック・ピーテルスは、バイク交換して7位に後退。

 

ルシンダ・ブランドが、すでに飛んでいる。

 

2番手は、昨日優勝のゾーイ・バックステッド。

 

パック・ピーテルスが少しずつ順位を上げる。

 

2番手にインゲ・ファンデルヘイデンが上がる。

 

残り5周

4番手にパック・ピーテルスが上がってきた。だが、かなり差がついている。

 

ゾーイ・バックステッドが2番手に。

 

パック・ピーテルスがインゲ・ファンデルヘイデンを捕らえて3位に上がる。

 

ルシンダ・ブランドの優位は揺るがないか。

 

ゾーイ・バックステッドが、少し登りでてこずる。

 

ゾーイ・バックステッドにパック・ピーテルスが迫る。

 

長い直線で後ろが見える。17秒差だ。

 

残り4周

ルシンダ・ブランドが2周目に。

 

パック・ピーテルスが2位に上がるが19秒離されている。

 

パック・ピーテルスは、ゾーイ・バックステッドを引き離す。あとは前を追うだけだ。

 

今日のルシンダ・ブランドは非常に早い。下りもキレキレ。

 

あっと、ルシンダ・ブランドが下りで落車!

 

落車で鼻を強打。これは走れない。

 

もう、パック・ピーテルスが抜いていった。

 

ルシンダ・ブランドは歩いている。これは仕方ない。

 

これは早く病院に行ったほうがいい。鼻が折れているのでは。血は出ていないようだけど。あまりにも飛ばし過ぎている。

 

残り3周

パック・ピーテルスが、もう無人のコースを走りだした。前にはもう誰もいない。

 

これはパック・ピーテルスがワールドカップの順位を一つあげそうだ。

 

インゲ・ファンデルヘイデンが15秒差で2位に。3位はゾーイ・バックステッド。

 

パック・ピーテルスは、アクシデントがなければゴールまで独走となる。

 

残り2周

パック・ピーテルスは、14秒のリードをインゲ・ファンデルヘイデンから奪っている。

 

パック・ピーテルスは、長い下りも猛烈なスピードで下っている。

 

インゲ・ファンデルヘイデンはゾーイ・バックステッドを完全に引き離した。単独2位で走行中。

 

残り1周

2位のインゲ・ファンデルヘイデンを20秒引き離してラスト1周に。

 

ゾーイ・バックステッドは、先頭から38秒遅れ。だが、表彰台は固い。

 

4位はアンネマリー・ワースト。

 

25秒までタイム差が開いた。

 

パック・ピーテルスは、独走で勝利。これで4連勝となった。

 

ルシンダ・ブランドがリタイヤしていなければ、面白い戦いになっていたはず。

 

2位にはインゲ・ファンデルヘイデンが入った。ワールドカップで表彰台に立つのは今シーズン初めてだ。

 

ゾーイ・バックステッドが3位に。実力がエリートの中でも上がってきている。

 

リザルト

優勝したパック・ピーテルスのコメント

これは少し不運もあったが、幸運もあったレースだった。最初の登りで後輪がパンクしていたが、前を維持しようと努めた。これには少々エネルギーが必要だったが、ルシンダが20秒の差を広げた。

また、ライダーを追い抜いたり追いかけたりするのにも多くのエネルギーが必要だった。

ブラントに大きく遅れをとって2位に浮上してましたね。

その後、突然彼女が立ち止まっているのが見えた。最初は彼女は不運だと思ったが、しばらくして、彼女がもうそこにはいないことに気づいた。それは私にとって幸運だったが、彼女にとってすべてがうまくいくことを願っている。

砂の中で時々問題が発生したが、安全にプレーしようと努めた。ここでは群衆に興奮されて速く走れるかもしれないが、転ぶよりは直立した方が良い。

 

2位のインゲ・ファンデルヘイデンのコメント

パックに次ぐ2位は私にとって勝利だ。特に昨日の後の(グルレーゲム3位)自分の気持ちには本当に驚いた。偵察中は脚が悪かったが、レース中はどこでも力強さを感じた。

下りはリラックスしてリスクを冒さなかったが、上りではフルスロットルで進んだ。ここでは本当に自分自身に驚いた。努力は報われる。そして、この調子を維持できることを願っている。

今日は素晴らしい一日だった。最初は昨日はすべての力を出し切ってしまったのだと思ったが、本当に体が攻撃されているように感じた。

でも、ゾンホーフェンはいつも私と一緒に何かをしてくれる、とてもクールなコンテストだ。ここでステージに立つことは私にとって本当に良いことだ。

 

3位のゾーイ・バックステッドのコメント

19歳のあなたにとって、昨日のグルレーゲムでの勝利に続く3位入賞も予想外でしたか?

まだ少し寒いですが、10分もすれば元気になる。幸いなことに、レース中に体はすぐに温まった。

今日は勝てなかったと思う。ルシンダは砂の上を飛んで、とても速く進んだ。3位に終わったことは嬉しいけど、4位でもよかった。残念なことに、ルシンダは転倒してしまった。

普段は砂競技の時だけ特別に練習しているので苦手なんです。私にとっては期待のない週末でしたが、満足している。

 

Rnk Rider Team Competition
points
Time
1
 PIETERSE Puck
Fenix-Deceuninck 40 0:51:39
2
 VAN DER HEIJDEN Inge
Crelan – Corendon 30 0:24
3
 BACKSTEDT Zoe
Canyon//SRAM Racing 25 0:41
4
 WORST Annemarie
Cyclocross Reds 22 1:19
5
 ZEMANOVÁ Kristýna
Brilon Racing Team MB 21 1:24
6
 VERDONSCHOT Laura
De Ceuster – Bonache 20 1:29
7
 BENTVELD Leonie
Pauwels Sauzen – Bingoal 19 2:15
8
 VAS Kata Blanka
Team SD Worx 18 2:37
9
 CANT Sanne
Crelan – Corendon 17 2:49
10
 MOLENGRAAF Lauren
Charles Liégeois Roastery CX 16 2:58
11
 BETSEMA Denise
Pauwels Sauzen – Bingoal 15 3:16
12
 CLAUZEL Hélène
AS Bike Racing 14 3:18
13
 BAKKER Manon
Crelan – Corendon 13 ,,
14
 HOLMGREN Ava
Lidl – Trek 12 3:37
15
 VAN ALPHEN Aniek
Cyclocross Reds 11 4:10
16
 FRANCK Alicia
De Ceuster – Bonache 10 4:33
17
 HOLMGREN Isabella
Lidl – Trek 9 4:39
18
 BROUWERS Julie
Charles Liégeois Roastery CX 8 4:46
19
 HARTOG Larissa
  7 4:54
20
 KRAHL Judith
Heizomat Radteam p/b Kloster Kitchen 6 5:27
21
 CRABBÉ Kiona
Proximus – AlphaMotorhomes – Doltcini CT 5 5:28
22
 HONSINGER Clara
Team S&M 4 5:51
23
 ROCHETTE Maghalie
  3 6:21
24
 KELLER Alessandra
  2 6:47
25
 DE SCHEPPER Lore
AG Insurance-NXTG U19 1 6:49
26
 MORICHON Anais
Arkéa – B&B Hotels   7:15
27
 VAN SINAEY Xaydée
Crelan – Corendon   7:33
28
 CARRIER Rafaelle
    7:36
29
 PEETERS Jinse
De Ceuster – Bonache   7:51
30
 RODRIGUEZ Sofia
Nesta – MMR CX Team   7:58

 

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男子エリート

マチュー・ファンデルプールのコメント

スペインでのトレーニングキャンプ前の最後のクロスとなる。まだ何かを作る意欲があるのでしょうか、それともすでに暖かい場所のことを考えているのでしょうか?

私にはまだモチベーションがあるが、また太陽の下でトレーニングすることも楽しみにしている。もっと長く働く必要があるよ。

今日のコースについては?

コースはいつも通り。雨はあまり変わっていない。非常に難しいレースであることに変わりはない。こんなに寒いのは初めて。手袋をしたままのクロスになるだろう。

今日、今シーズン10連勝を記録することができますが、自分自身でそれに取り組んでいますか?

そこまで難しく考えてない。それは私自身よりも人々にとって重要だ。レースに勝てるように頑張る。私のシクロクロスシーズンはすでに大成功を収めているが、最も重要なことはもちろんこれからだ。

 

さあスタート。

 

ファーストコーナーはヨリス・ニューウェンハイスがトップ。

 

すぐに、ローレンス・スウィークがトップに。

 

速いスピードでこなしていく。

 

ヨリス・ニューウェンハイスがトップに。

 

昨日グルレーゲムで2位のキャメロン・メイソンが落車して最下位に。バイク交換して走りだす。

 

マチューが4番手から2番手に上がっている。

 

ヨリス・ニューウェンハイス、マチュー・ファンデルプール、ローレンス・スウィークが3人パックに。

 

少しずつマチュー・ファンデルプールの後ろ髪が伸びてきている。

 

残り7周

マチューは抜けるのにまだ2番手。

 

3人のリードは変わらない。

 

長い下りでは、次々に3人が落車。

 

ピム・ロンハールとトーン・ファンデンボッシュが追いついてきた。

 

先頭はずっとヨリス・ニューウェンハイスが引いている。

 

残り6周

ヨリス・ニューウェンハイスに変わって、ピム・ロンハールが先頭に。

 

マチュー・ファンデルプールが先頭に立つ時には、飛び立つ時かもしれない。

 

高速コースなので、マチューは飛び出す時には、爆発的なスピードで抜け出すだろう。それはどこかな。

 

残り5周

さあ、誰が先頭に立つか。

 

あっと、ここでマチューがアタック!

 

こんな所で、いう場所から猛烈なスパート。

 

あ~、もう飛んでいる。

 

下りも猛烈なスピード。そして切り返しの登りで決定的な差をつけた。

 

もう後ろが見えない。

 

しかし、まあ凄いスピードだった。それまで、合わせて溜めていたとしか思えない。

 

2位はヨリス・ニューウェンハイス。

 

残り4周

マチューは、ヨリス・ニューウェンハイスを13秒引き離して通過。

 

マチューは、高速コースをさらに高速で走る。

 

ローレンス・スウィークが3番手に。

 

2位以下は繋がった。

 

残り3周

マチューが飛んでから、1周が早くなった。これは完走者が少ないレースとなりそう。

 

ほとんどの選手がサドルに座ってあがれない坂もマチューは登ってしまう。ここで差がつく。

 

マチューは10連勝に向かっている。歴史を作る男を見れるのは幸せなことだ。

 

ヨリス・ニューウェンハイスの4人パックは32秒離されている。

 

残り2周

マチューはペースを緩めない。すでに37秒差をつけている。

 

4人のうち2人が表彰台となる。チーム同士の戦いだ。

 

トーン・ファンデンボッシュが下りで落車。これで2位パックは3人に。

 

ティボー・ネイスも派手に落車。

 

ローレンス・スウィークが久々の表彰台となるか。

 

残り1周

マチュー・ファンデルプールは、ラスト1周。

 

世界王者に死角なし。

 

ヨリス・ニューウェンハイスがペースを上げている。ピム・ロンハールが少し遅れる。

 

マチュー・ファンデルプールは、35分の独走。

 

10戦中10勝と圧倒的だ。これからスペインでキャンプとなる。

 

2位はヨリス・ニューウェンハイス、3位にローレンス・スウィークが入った。

 

リザルト

優勝したマチュー・ファンデルプールのコメント

今シーズンの序盤の出来にはとても満足しているが、スペインでフォーム作りに取り組めることも嬉しい。

10点満点中10点。アタックを開始する前に20分以上待ってましたね。

学校ではそんなことはあまりなかったけどね(笑)。レース展開を見たかったんだ。ヨリス・ニューウェンハイスも1周目はしっかりしたペースで走っていた。この冬初めての寒さで、リズムをつかむのに時間がかかった。

初めてクイル川から自転車で出なければならなかったとき、残りの人たちは自転車から降りなければならない一方で、自分は自転車で上がれると感じた。少し面倒になったとき、私は最初にその部分に取り組むことにした。

でもトリッキーなクロスだから、あまりエネルギーを無駄にしたくなかったんだ。優勝はいつでも嬉しいし、気分も良かった。でも、もっとトレーニングができるのも嬉しい。

 

今シーズンは10勝上げましたね。

去年はワウトがいたからね。別の話だ。

 

2位のヨリス・ニューウェンハイスのコメント

私たちはグループであり、誰もが同じように強かった。特に目立った人はいなかった。最終的に、適切なタイミングで正しい選択をしたと思う。それが2位になった理由だ。

はい、いいえです(笑)。今年はちょっと変だ。ここ数年うまく乗れなかったレースも、今ではすべてとてもうまくいっている。ガーフェレ、ブーム、そしてここでも同じだった…私は自分自身に少し驚いている。

ゾンホーフェンの砂地コースも合ってましたか?

砂の上では、夏でも一年中クロスバイクでトレーニングをしてきたことに気づいた。こういうタイプのコースではそれに気づく。

オランダ選手権のタイトルについては?

私たちのチームにはピム・ロンハールと、ラース・ファンデルハールの3人の仲間がいるが、彼らは今元気にやっている。そこで誰が勝つかはその日の展開次第だ。

 

3位のローレンス・スウィークのコメント

昔のローレンスだったらヨリス・ニューウェンハウスを破って2位になっていた。だから、私はまだ完全に戻ったわけではない。でも最も重要なことは、表彰台に戻ってきて、3位以上を目指してレースをしてきたことだ。

今は状況が少し良くなっていると感じている。しかし、この成果によって過去数か月が忘れられ、消え去ったと今言うのは早すぎる。

 

Rnk Rider Team Competition
points
Time
1
 VAN DER POEL Mathieu
Alpecin – Deceuninck 40 0:59:35
2
 NIEUWENHUIS Joris
Baloise Trek Lions 30 0:20
3
 SWEECK Laurens
Crelan – Corendon 25 0:22
4
 RONHAAR Pim
Baloise Trek Lions 22 0:29
5
 VANDEBOSCH Toon
Crelan – Corendon 21 0:59
6
 ISERBYT Eli
Pauwels Sauzen – Bingoal 20 1:11
7
 VERSTRYNGE Emiel
Crelan – Corendon 19 1:17
8
 VAN DER HAAR Lars
Baloise Trek Lions 18 1:39
9
 WYSEURE Joran
Crelan – Corendon 17 1:55
10
 KAMP Ryan
  16 1:58
11
 HUYBS Ward
Baloise Trek Lions 15 2:03
12
 NYS Thibau
Baloise Trek Lions 14 2:08
13
 HERMANS Quinten
Alpecin – Deceuninck 13 2:14
14
 VERMEERSCH Gianni
Alpecin – Deceuninck 12 2:20
15
 VANDEPUTTE Niels
Alpecin – Deceuninck 11 2:26
16
 BOROŠ Michael
Elkov – Kasper 10 2:36
17
 MEEUSSEN Witse
Crelan – Corendon 9 2:55
18
 KUHN Kevin
Charles Liégeois Roastery CX 8 3:13
19
 ORTS Felipe
La Vila Joiosa – Neteo 7 3:30
20
 BOMMENEL Nathan
AS Bike Racing 6 ,,
21
 MEISEN Marcel
  45 3:40
22
 HENDRIKX Mees
Crelan – Corendon 3 3:44
23
 SUAREZ Kevin
Nesta – MMR CX Team 2 3:45
24
 BERTOLINI Gioele
FAS Airport Services – Guerciotti 1 3:46
25
 VENTURINI Clément
Arkéa – B&B Hotels   3:55
26
 VAN LIEROP Danny
    4:13
27
 GROENENDAAL Bailey
    5:09
28
 STROHMEYER Andrew
CXD Trek Bikes   5:34
29
 VAN KESSEL Corné
Deschacht – Hens – Maes   5:45
30
 MENUT David
AS Bike Racing   5:51

 

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