2023 フォーエバー・アルフレッド　　イタリアのワンデーレースを勝利したのは?

イタリアのワンデーレース。フォーエバー・アルフレッド。Per Sempre Alfredo (1.1)

1941年から1957年までプロとして活躍したアルフレード・マルティーニ。

彼の生誕100周年を記念して、2021年に初開催された1クラスのレース。

アルフレード・マルティーニは1950ジロ・デ・イタリアでステージ優勝。後にイタリア代表チームのコーチを務めた。

ヘッドコーチとしての22年間の在職期間中、イタリアはロード世界選手権で5人の異なるサイクリストで金メダルを獲得。

• フランチェスコ・モザー
• ジュゼッペ・サロニー
• モレーノ・アルゼンティン
• マウリツィオ・フォンドリエスト
• ジャンニ・ブーニョ

さらに7つの銀メダルを獲得している。

過去の優勝者

• 2022　マルク・ヒルシ
• 2021　マッティオ・モスケッテイ

フィレンツェ～セスト・フィオレンティーノ　190.2km

コースプロフィール　Per sempre Alfredo facebooより

フィレンチェからスタートし、郊外のビランチーノ湖を通り山岳地帯を走る。獲得標高は2,555m。

後半は、22.1kmのローカルサーキットを2周。アルフレード・マルティーニにゆかりのあるセスト・フィオレンティーノでゴールする。

1. スプリントポイント　Scarperia
   
2. スプリントポイント　Fattorir Palagiaccio
3. 山岳　Montecarelli   5km・4.1%
4. スプリントポイント　Croci Calenzano
5. 山岳　Collina  3.6km・6.1%

注目のライダーは

•  INEOS Grenadiers　キャメロン・ワーフ、キム・ハイドック、レオ・ヘイター
•  EF Education-EasyPost　マーク・パデュン、ショーン・クイン
•  Team Jayco AlUla　ローソン・クラドック、マイケル・ヘップバーン
•  Bingoal WB
•  EOLO-Kometa
•  Green Project-Bardiani CSF-Faizanè　フィリッポ・フィオレッリ
•  Q36.5 Pro Cycling Team　カール・フレドリックハーゲン、マッティオ・バディラッティ

逃げは8人

前半の逃げは8人。

1. Michael Belleri (Biesse Carrera)
2. Marcel Camprubi (Q36.5 Pro Cycling Team)
3. Stefano Leali (General Store)
4. Mattia Piccini (Gallina Ecotek Lucchini Colosio)
5. Anthoni Silenzi (Mg.K Vis – Colors for Peace)
6. Giacomo Garavaglia (Work Service)  
7. VAN DER BEKEN Aaron(Bingoal  WB)
8. Van der Beken (Bingoal  WB)

逃げは100kmほどで捕まる。残り45kmで新たに2人が逃げている。集団はINEOS Grenadiersのルーク・ロウが引いている。

残り23kmで二人が逃げ続けている。最大40秒のリードを奪う。

1. ゲオルク・シュタインハウザー ( EF Education-EasyPost )
2. Alexis Guerin (Bingoal-WB) 

集団はINEOS Grenadiersが牽引。残り13kmで二人を捕まえる。

山岳　Collina  3.6km・6.1%

残り8.1kmで、Q36.5 Pro Cycling Teamのウォルター・カルゾーニがアタック。

だが、カルゾーニは下りで落車してしまう。

変わって飛び出したのは、INEOS Grenadiersのブランドン・リベラ。

勝利が見えたかと思われたが、濡れた路面でブランドン・リベラも落車してしまう。

約20人の小集団が最後のゴールに向かう。

結局、ゴール前では再編成されてGreen Project-Bardiani CSF-Faizanèがスプリントに向けてトレインを組む。フッリッポ・フィオレッリで狙うつもりだ。

最後は20人のスプリントへ。

右から、Green Project-Bardiani CSF-Faizanèのフィリッポ・フィオレッリ、Team Jayco AlUlaのフェリクス・エンゲルハルト。

これは誰が勝つのかわからない。

ゴール手前で、フィリッポ・フィオレッリをフェリクス・エンゲルハルトが抜いた。

フェリクス・エンゲルハルトが先頭だ。

フェリクス・エンゲルハルトがそのままゴール。

フェリクス・エンゲルハルトは、2023年からチーム入りしている22歳のドイツ人。見事にプロ初勝利となった。2022欧州U23ロードチャンピオンだ。2022ドイツ選手権でも8位となっている。

ワールドチームでは、INEOS Grenadiersのキム・ハイドックが7位。上位にはコンチネタルチームやプロチームの名前が並ぶ結果となった。

リザルト

フェリクス・エンゲルハルトのコメント(チーム公式サイトより)

自分たち若い選手にとって、このような “小さなレース “をするのはいつも素晴らしい機会だ。小さなレースの前に、選手たちは私を様々なトラブルから守ってくれた。

残念ながら、1周目の下りでローソン・クラドックが転倒し、2周目にはルディ・ポーターが先頭を走っていたのにパンクしてしまったので、決勝は僕1人になってしまった。最後の登りではとてもいい感じで、動きをカバーすることができたが、最後の数キロは少し賭けに出なければならなかった。

しかし、雨が降り始めたばかりで、非常に滑りやすく、多くのクラッシュが発生したため、すべてが混沌としていた。僕はGreen Project-Bardiani CSF-Faizanèのトレインについていったが、彼らは完璧なタイミングを計っていた。

このような機会を与えてくれたチームと仲間たちに本当に感謝している。コッピ・エ・バルタリにとって良いスタートとなることを願っている。