ロードバイクの情報を発信しています!

2022 イツリア・バスクカントリー第1ステージ  ログリッチとレムコの個人タイムトライヤル対決の結果は?

海外情報
Photo credit: byb64 on VisualHunt
この記事は約12分で読めます。

スペインのバスク地方で行われるワールドツアーレース。2016年までは、ブエルタ・アル・パイス・バスコ、日本ではバスク1周と呼ばれていた。

月曜日の個人タイムトライヤルから始まり、土曜日のクイーンステージで終わる6ステージ。

最多優勝をほこるのはアルベルト・コンタドール(2008、2009、2014、2016)とホセ・アントニオ・ゴンザレス(1972、1975、1977、1978)で、4回ずつ総合優勝している。

 

過去の優勝者

  • 2021 : プリモッシュ・ログリッチ
  • 2019 : ヨン・イサギレ
  • 2018 : プリモッシュ・ログリッチ
  • 2017 : アレハンドロ・バルベルデ
  • 2016 : アルベルト・コンタドール
  • 2015 : ホアキン・ロドリゲス
  • 2014 :アルベルト・コンタドール
  • 2013 : ナイロ・キンタナ
  • 2012 :  サミエル・サンチェス
  • 2011 :  アンドレアス・クレーデン

プリモッシュ・ログリッチは、3度目の総合優勝を狙う。

 

スポンサーリンク

第1ステージ    オンダリビア~オンダリビア  7.51km

第1ステージ  photo itzulia.eus

 

オンダリビアのビーチからスタート。平坦なのは最初の1.5kmだけ。

サンテルモ城に到着すると、500mで9%の登りを上がる。最大勾配が12%ありTTバイクではきつい。その後、3.1 km後のサンテルモの山岳スプリントまで登りつづける。

後半もアップダウンがあり、石畳の登りもある。短い距離ながら総合のタイム差は大きくつきそうだ。

 

  1. 3級山岳 San telmo  1.4km・3.9%

 

個人タイムトライヤルで注目されるライダーは

  • Jumbo-Visma プリモッシュ・ログリッチ、ヨナス・ヴィンゲゴー
  • Quick-Step Alpha Vinyl Team レムコ・エヴェネプール、レミ・カヴァニャ、ジュリアン・アラフィリップ
  • Bahrain Victorious
  • UAE Team Emirates
  • Movistar Team
  • INEOS Grenadiers アダム・イェーツ、ゲラント・トーマス
  • Cofidis ヨン・イサギレ
  • BORA – hansgrohe アレクサンドル・ウラソフ
  • Team BikeExchange – Jayco
  • TotalEnergies ピエール・ラトゥール
  • Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
  • Team DSM
  • AG2R Citroën Team
  • Israel – Premier Tech ユーゴ・ウル
  • Groupama – FDJ ブルーノ・アルミライル
  • Trek – Segafredo
  • EF Education-EasyPost リゴベルト・ウラン
  • Lotto Soudal

Bahrain Victoriousからは新城幸也も出場だ。

 

マイケル・ウッズ

ボルタ・ア・カタルーリャを体調不良でリタイヤしたマイケル・ウッズ。中間計測ポイントでは、 4分57秒13。av38.165km/h。暫定7位。

まあ、TTはあまり得意でないけど、残りのステージのためにもタイムを失いたくない。ゴールタイムは、10分49秒51でav41.625km/h。

この時点の暫定トップ、INEOS Grenadiersのベン・トゥレットから40秒も遅れている。

 

こちらは珍しいシーン。登りでチェーンが外れて、結局バイク交換した。

ETXEBERRIA Asier(Euskaltel – Euskadi)。

 

ヨン・イサギレ Cofidis

ヨン・イサギレは、2021スペイン選手権TT優勝者なので真っ赤のジャージで登場。第1計測は、暫定トップのアダム・イェーツから3秒遅れの4分38秒。暫定2位で通過。

途中、アダム・イェーツのタイムを抜く場面もあったが、ゴールは10分8秒75で2秒遅れの暫定2位。

 

ゲラント・トーマス INEOS Grenadiers

ゲラント・トーマスは中間計測を1秒差の2位。そして、ゴールは10分6秒10でアダム・イェーツを0.07秒上回った。

 

ここまでの暫定1位。ゲラント・トーマスは、これは予想以上に上手くいった。楽しんだとコメント。

 

アレクサンドル・ウラソフ BORA – hansgrohe

今回、セルジオ・イギータと共にコンビを組んで乗り込んできたウロソフ。中間計測は4分41秒の暫定6位。

 

アレクサンドル・ウラソフは、前の走者を抜いてゴール。10分6秒24で、ギリギリの暫定3位。10分6秒台で3人も並んだ。

 

ダニエル・マルティネス INEOS Grenadiers

ダニエル・マルティネスは、コロンビアTT王者。中間計測は4分37秒で暫定5位。

 

ダニエル・マルティネスは10分9秒。トップから3秒遅れの暫定7位。

 

レミ・カヴァニャ

レミ・カヴァニャは、復帰して初めての個人タイムトライヤル。フランスチャンピオンジャージで登場。

中間計測で、4分35秒79でアダム・イェーツと、ほぼ同タイムの暫定2位。

 

なんと、レミ・カヴァニャはトップタイムを更新。10分4秒台を出して暫定トップに。

レルモンフェランのTGVは完全復活だ。

 

ゴール後のコメントは

これは自分の得意分野ではないが、悪くはありませんね。降下で5秒を失ったと思いますが。

 

ジュリアン・アラフィリップ Quick-Step Alpha Vinyl Team

ロンド・ファン・フラーンデレンをパスしたジュリアン・アラフィリップ。ギアは58×44。登りもあるけど短いから大丈夫なのだろう。

ただ、中間計測は5分と相当遅い。コロナ感染からの調子は戻っていない感じか。

 

ジュリアンは10分33秒と振るわない。登りの途中でバイク交換したのが大きく響いている。

 

ヨナス・ヴィンゲゴー Jumbo-Visma

昨年の総合2位。ヨナス・ヴィンゲゴーは56×42だ。中間計測は4分43秒。

 

石畳の登りを登る。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーは、10分08秒88。av44.402km/h。トップから4秒遅れの暫定7位。

 

セルジオ・イギータ BORA – hansgrohe

今回ウラソフと並んでレースに望むイギータ。エマヌエル・ブッフマンもおり、BORA – hansgroheは強力なメンバーだ。

ただ、セルジオ・イギータはTTは得意でない。10分33秒。山岳での走りに期待だ。

 

レムコ・エヴェネプール Quick-Step Alpha Vinyl Team

さあ、レムコの登場。目標はチームメイトのレミ・カヴァニャのタイムだ。

 

なんと、レムコは中間計測で4分27秒と8秒も速く走った。これは10分を切ってくるのでは。

 

石畳の登りも爆走だ。

 

レムコのゴール前TTポジションではなくて、スプリントだ。なんと記録は9分53秒4。av45.589km/h。ただ、一人10分を切ってきた。しかも、レミ・カヴァニャの記録を11秒も更新だ。

 

後続のプリモッシュ・ログリッチを待つのみだが、これはログリッチは相当頑張らないといけない。

 

ペリョ・ビルバオ Bahrain Victorious

今回Bahrain Victoriousのエースを務めるペリョ・ビルバオ。ゴールは10分27秒。山岳で挽回を目指す。

 

プリモッシュ・ログリッチ Jumbo-Visma

入念なアップをするプリモッシュ・ログリッチ。

 

ログリッチのギアは56×42。

 

ログリッチは中間計測でレムコとほぼ同タイムの4分27秒62。わずか0.02秒差で2位通過。これで山岳賞はレムコ・エヴェネプールで決定だ。

 

石畳の登りも速い!

 

なんと、プリモッシュ・ログリッチのゴールタイムは、9分48秒。レムコのタイムを5秒も上回った。最後の石畳の登りの部分でタイム短縮している。

さすがは、東京オリンピック金メダリスト。しかし、ここまで、良いタイムを出すとは~。

初日から、リーダージャージを獲得。ひょっとすると最終日まで着続けることになる?

 

こちらはハイライト動画

 

スポンサーリンク

リザルト

第1ステージ リザルト

プリモッシュ・ログリッチのコメント

昨日のチームプレゼンテーションでは、すべての人々と一緒で本当に楽しかった。ここで勝ててとてもうれしい。非常に技術的なタイムトライアルだったけど、良い足を持っていた。

これは始まりにすぎない。たった10分の努力だった。順位にはまだ大きな違いはないが、もちろん今は少しアドバンテージを持っている方がいい。

これは素晴らしいスタートだが、本当に毎日それを見ていく。様子を見よう。私はすでにポケットに勝利を収めており、しばらくの間これを楽しむつもりだ。

 

Rnk Rider Team UCI Pnt   Time Avg
1
 ROGLIČ Primož
Jumbo-Visma 50 50   0:09:48 45.980
2
 EVENEPOEL Remco
Quick-Step Alpha Vinyl Team 20 30   0:05 45.592
3
 CAVAGNA Rémi
Quick-Step Alpha Vinyl Team 8 18   0:16 44.762
4
 THOMAS Geraint
INEOS Grenadiers   13   0:18 44.614
5
 YATES Adam
INEOS Grenadiers   10   ,, 44.614
6
 VLASOV Aleksandr
BORA – hansgrohe   7   ,, 44.614
7
 ARMIRAIL Bruno
Groupama – FDJ   4   0:20 44.467
8
 IZAGIRRE Ion
Cofidis   3   ,, 44.467
9
 VINGEGAARD Jonas
Jumbo-Visma   2   ,, 44.467
10
 TULETT Ben
INEOS Grenadiers   1   0:21 44.394
11
 MARTÍNEZ Daniel Felipe
INEOS Grenadiers       ,, 44.394
12
 IZAGIRRE Gorka
Movistar Team       0:24 44.176
13
 OLIVEIRA Nelson
Movistar Team       0:25 44.104
14
 LATOUR Pierre
TotalEnergies       ,, 44.104
15
 DEVENYNS Dries
Quick-Step Alpha Vinyl Team       0:26 44.033
16
 MOLARD Rudy
Groupama – FDJ       0:27 43.961
17
 BILBAO Pello
Bahrain – Victorious       0:29 43.818
18
 DOUBEY Fabien
TotalEnergies       ,, 43.818
19
 VANSEVENANT Mauri
Quick-Step Alpha Vinyl Team       0:30 43.748
20
 PARET-PEINTRE Aurélien
AG2R Citroën Team       ,, 43.748

新城幸也は、1分18秒遅れの139位。

総合

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 ROGLIČ Primož
Jumbo-Visma 8   0:09:48
2
 EVENEPOEL Remco
Quick-Step Alpha Vinyl Team     0:05
3
 CAVAGNA Rémi
Quick-Step Alpha Vinyl Team     0:16
4
 THOMAS Geraint
INEOS Grenadiers     0:18
5
 YATES Adam
INEOS Grenadiers     ,,
6
 VLASOV Aleksandr
BORA – hansgrohe     ,,
7
 ARMIRAIL Bruno
Groupama – FDJ     0:20
8
 IZAGIRRE Ion
Cofidis     ,,
9
 VINGEGAARD Jonas
Jumbo-Visma     ,,
10
 TULETT Ben
INEOS Grenadiers     0:21

山岳賞

Rnk Rider Team Points
1
 EVENEPOEL Remco
Quick-Step Alpha Vinyl Team 3
2
 ROGLIČ Primož
Jumbo-Visma 2
3
 YATES Adam
INEOS Grenadiers 1

コメント

タイトルとURLをコピーしました