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【悲報】小さな巨人エリ・イーゼルビットが28歳で電撃引退「これ以上は走れない」

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Photo credit: Phil Roeder on Visualhunt
この記事は約4分で読めます。

シクロクロスファンにとって、あまりにも辛く、信じがたいニュースが飛び込んできた。

ワールドカップ総合優勝の経験を持ち、Pauwels Sauzen – Altez Industriebouw Cycling Teamの絶対的エースとして活躍してきたエリ・イーゼルビットが、自身のInstagramで現役引退を発表した。

まだ28歳。キャリア絶頂の時に引退とは~。決断の裏には、長年彼を苦しめてきた深刻な脚の血流障害の問題があった。

 

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続けられない

 
 
 
 
 
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エリ・イーゼルビットの投稿

いつも皆さんと楽しい時間を分かち合ってきた。そして今、残念ながら引退せざるを得ないという知らせを伝えなければなりません。

私は医師から、レクリエーションであれ、ハイレベルな運動であれ、自転車に乗ることはもはや医学的に適切ではないとの知らせを受けた。

残念ながら、私がこれ以上キャリアを続けることは不可能になってしまいました。

 

3度手術を受けたエリ・イーゼルビット。プロとしてレースを続けることはおろか、高強度のトレーニングさえも彼の健康を害するリスクがありドクターストップがかかってしまった。

小柄な体格ながら、圧倒的な加速力とテクニックで、マチュー・ファンデルプール、ワウト・ファンアールトらとも渡り合ったエリ・イーゼルビット。

  • UCIワールドカップ 総合優勝(2回)
  • スーパープレスティージュ 総合優勝
  • X2Oトロフェー 総合優勝
  • 2020 ヨーロッパ選手権優勝
  • 2024 ベルギー選手権優勝

実に惜しい。かならず復活してくれと思っていたので非常に残念。

 

サイクリストを苦しめる職業病

 
 
 
 
 
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サイクリスト病ともいえる骨盤動脈、大腿骨動脈、腸骨動脈内線維症。これまでも色々な選手が苦しんでいることを記事にしてきた。

 

サイクリストは空気抵抗を減らすために、深く前傾した姿勢をとる。この時、腰にある太い血管である腸骨動脈が極端に折り曲げられる。

これは水の流れている庭のホースを折り曲げると、水が止まるのと同じ状態となる。

血管が自己防衛で「硬く・狭く」なる。 普通の人は時々曲がるだけだが、プロ選手は何年も毎日、何万回もペダルを漕ぐたびに血管を圧迫・伸縮させる。

すると、血管の内壁が刺激から身を守ろうとして分厚く、硬く(線維化)となる。結果として、血液の通り道が狭くなってしまう。

これにより、エンジンに燃料が届かなくなり、レースで全開で走ろうとしても、狭くなった血管では脚に必要な大量の酸素(血液)を送れない。

これにより、脚が突然動かなくなりパワーが出ない。激痛やしびれが発生する。こうなっては、競技レベルでの走行が不可能になる。

手術にも限界があり、血管を広げたり、パッチを当てたりすることは可能だが、再発率が非常に高いのが難点となる。

  • 手術しても、同じ姿勢で走り続ければまた血管が傷つく
  • 何度も手術を繰り返すと、血管自体がボロボロになり、これ以上の修復は不可能
  • 血管破裂などの命に関わるリスクがある
  • 人工血管にする手もある、激しいスポーツには適していない

 

エリ・イーゼルビットも手術後に、練習を再開したが高強度の運動をするとまた同じ状態になる訳だ。

片足のパフォーマンスが落ちると反対側にも負荷がかかる。復帰には数か月を有するが、シクロクロスのような爆発的な運動では踏み込まざるを得ない。

その結果、また血管が細くなり症状があらわれてしまう。

28歳とキャリアの最高潮の状態でやめないといけないのは本人が一番辛いはず。小さな体で巨体選手を置き去りにする姿がもう見られないのはとても悲しい。

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