ティレーノ〜アドリアティコの最終ステージは個人タイムトライヤル。
イネオスのフィリッポ・ガンナがステージ優勝。ローハン・デニスは3位。ゲラント・トーマスも4位と好走した。
このうち、フィリッポ・ガンナとゲラント・トーマスはShiamnoホイールを使わずに見慣れないフロントホイールで走っていた。
ゲラント・トーマス
To complete a great final day, @GeraintThomas86 moves up to second place overall after setting the fourth fastest time at #TirrenoAdriatico. S.Yates holds on to take the victory by 17 seconds. pic.twitter.com/NtwDOjHxmQ
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) September 14, 2020
ゲラント・トーマスは平均470Wという、とてつもないパワーで駆け抜けた。Gの使ったフロントホイールが変わった形状。
波上にリムハイトが変わる不思議なホイール。これはPrinceton CarbonWorksのWAKE 6560ホイールだ。
特徴的なリムの波型。これはどこかで見たことがあるような~。そうZipp 454の波型ホイールに似てますね。
良く似ているが、波の形が違うのがわかる。
- Zipp 鋸歯状
- Wake 6560 正弦波振動
両者の見た目は同じだが、設計思想は少し違う。
簡単に説明すると、Zippの主な目標は横風で優れたパフォーマンスを発揮するホイールを構築することにある。
実際にWake 6560はZippの約半分の価格。新しい小さなブランドが作っているのは信じられないほどだ。
クリス・フルームもWake 6560を使っている。
クリス・フルームのタイムは全くだったけど。
フィリッポ・ガンナ
実は、フィリッポ・ガンナは2019世界選手権TTの時から、Wake 6560ホイールを使っていた。
今回はリアをPrinceton CarbonWorksのBlur 633に変更している。
Blur 633の価格は、2500ドル(約26万円)。常に最新の物を使っている。
Monster performance from Filippo Ganna to set the fastest time on Stage 8’s TT at @TirrenAdriatico. Here are his truly exceptional numbers from the last 2km 💪
Follow live power data with our Race Centre: https://t.co/twjrrBwQOX
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🇮🇹 #TirrenoAdriatico pic.twitter.com/2FsZg2XBzW— Velon CC (@VelonCC) September 14, 2020
ただ、イネオスの中でPrinceton CarbonWorksのWAKE 6560ホイールを使わないライダーもいた。
ローハン・デニスだ。彼は保守的て、自分の気に入った機材しか使わない。
これはバーレーン・メリダに所属していた時に出場した2019世界TTで、BMCのバイクを利用したことからもわかる。
ローハン・デニスはPROトライスポークフロントホイールを使用。
ガンナのように良いものは積極的に取り入れないとTTでは不利になることは間違いない。
まずは、ジロ・デ・イタリアのタイムトライヤルに注目だ。そして、2020世界選手権でのTT対決も楽しみになってきた。
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