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2025 ジロ・デ・イタリア UAE Team Emirates – XRGはフアン・アユソーとアダム・イェーツでジロ制覇に

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Photo credit: DrabikPany on Visualhunt
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2024 ジロ・デ・イタリアで圧倒的な勝ち方をしたタデイ・ポガチャルはいない。

かわってUAE Team Emirates – XRGはフアン・アユソーとアダム・イェーツでジロ制覇を狙う。

これまでのレースをみるとアダム・イェーツがフアン・アユソーのアシストに回りそうだけど、ツアーが始まると何が起こるかわからないので、ダブルエースで考えておいたほうが良い。

 

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UAE Team Emirates – XRG

 

201.フアン・アユソー
202.イゴール・アリエッタ
203.フィリッポ・バロンチーニ
204.アイザック・デルトロ
205.ラファウ・マイカ
206.ブランドン・マクナリティ
207.ジェイ・ヴァイン
208.アダム・イェーツ

 

フアン・アユソー

 

2024年シーズンは、イツリア・バスクカントリーで総合優勝。ツール・ド・ロマンディ総合5位。クリテリウム・デュ・ドーフィネは総合8位に位置していたけれど、大落車のために大事を取ってツールに備えていた。

しかし、総合4位をキープしていたツール・ド・フランスでは徐々に失速。最後は総合9位ながら第13ステージでリタイヤ。コロナだったと思われる。

 

2025年に入ってからのフアン・アユソーは絶好調だ。まず、第2戦のファン・ドローム・クラシックで40kmの独走勝利。Lidl – Trekのマティアス・スケルモースイェンセンを寄せ付けなかった。

 

続く、トロフェオ・ライグエーリアでも小集団からのスプリントで勝利。

 

ティレーノ〜アドリアティコ 第6ステージのクイーンステージを獲得。総合優勝も勝ち取った。

 

ボルタ・ア・カタルーニャでは、ジロで対決するプリモッシュ・ログリッチと真っ向勝負。まず第3ステージでプリモッシュ・ログリッチをスプリントで破ってみせた。

 

だが、翌日の第4ステージでは、プリモッシュ・ログリッチとの一騎打ちのゴールスプリントで負けてしまった。

 

第5ステージで中間スプリントのボーナスタイムでリーダージャージを奪還。1秒差で迎えた最終ステージでプリモッシュ・ログリッチの見事な独走により、28秒もの大差で総合2位に。

ジロ・デ・イタリアでもプリモッシュ・ログリッチとは真っ向から戦わないといけない。豪華なメンバーを使って攻撃を仕掛けることも可能だが、決戦となると一騎打ちとなる可能性が高い。

老獪なプリモッシュ・ログリッチの経験値に勝てるのか大注目だ。

 

フアン・アユソーのコメント

個人的にもチームにとっても特別な勝利がいくつかあり、素晴らしい年明けとなった。 目標は、ジロ・デ・イタリアに向けて、この走りと精神を維持することだ。

このレースで最も強いチームだと思うし、それが最大の強みだと感じている。 特にログリッチなど、GCでは強力なライバルがいるが、挑戦する準備はできている。

 

アダム・イェーツ

 

アダム・イェーツは、2021ブエルタ・ア・エスパーニャ総合4位。2022年の成績も良かったけれど INEOS GrenadiersからUAE Team Emiratesに移籍している。

  • 2022 UAEツアー 総合2位
  • 2022 パリ~ニース 総合4位
  • 2022 ツール・ド・フランス 総合9位
  • 2023 ドイツツアー 総合優勝

2023年、UAEツアー総合3位、ツール・ド・ロマンディ総合優勝、クリテリウム・デュ・ドーフィネ総合2位。そして、ツール・ド・フランスではタデイ・ポガチャルとともに3位で表彰台に上がった。

2024年の成績も凄い。

  • ツアー・オブ・オマーン 総合優勝
  • ジロ・ダブルッツォ 総合4位
  • ツール・ド・スイス第5・7ステージ優勝 総合優勝
  • ツール・ド・フランス 総合6位
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ 総合12位

2025年シーズンは、オマーンで総合優勝、ティレーノ〜アドリアティコ ではフアン・アユソーのアシストで総合14位、ボルタ・ア・カタルーニャでもフアン・アユソーのアシストを務めている。

他チームならばエース間違いなしだけど、もしフアン・アユソーに何かあればエースとして戦うことになる。でなければ、最強のアシストとなりフアン・アユソーにとってはこれほど心強いことはないだろう。

 

アダム・イェーツのコメント

ジロはカレンダー上で最も大きなレースのひとつ。 高地でのチームとの準備期間も充実していたし、挑戦する準備はできていると感じている。

個人的には、ハードなレースをしていい結果を出したいと思っている。 僕とフアンの2人なら、GCでもいい勝負ができると思うし、タイトル防衛を狙えるはずだ。

 

ジェイ・ヴァイン

 
 
 
 
 
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2024 イツリア・バスクカントリーの大落車でジェイ・ヴァインは、コンクリート側溝の下にあおむけで横たわっており、救急車が足りなくて最後までそのままだった。

脊髄損傷ではなく頸椎骨折だったので手術も必要がなかったのは幸いだった。

 

首を痛めたために、負担のかかる下りは走らず、登りばかりをトレーニング。

 

迎えたブエルタでは山岳賞を獲得するまで回復をみせた。

 

2025年シーズンはアシストに徹しているけれど、コッピ・エ・バルタリ第3ステージでは厳しい雨の中最後は独走で今シーズンの初優勝。

 

第5ステージでも15kmの独走でステージ2勝目。ポイント賞に山岳賞2位も獲得。

 

ツール・ド・ロマンディ第3ステージで牽制から抜け出し独走でステージ優勝。

 

最終ステージはジョアン・アルメイダをアシストして総合3位とポイント賞を獲得した。ジェイ・ヴァインは二人のために山岳で献身的にアシストする。

さらに大ベテラン、ラファウ・マイカに、スーパーアシスト、ブランドン・マクナリティも山岳では心強い。

アイザック・デルトロは昨年のブエルタに続き2回目のグランドツアー。今年はミラノ~トリノで勝利している。昨年のブエルタのように逃げに入らせて貰えれば、ステージ優勝の可能性もある。

 

タデイ・ポガチャルの後を継いで、今年のジロでもUAE Team Emirates – XRGが連覇するのか、注目のジロが迫る。

 

 

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