2025 ツール・ド・ロマンディ第3ステージ　登りゴールでボーナスタイムを稼いだのは?

第2ステージはSoudal – Quick Stepがレースをコントロール。

残り42kmの3級山岳レ・グラットの頂上からレムコ・エヴェネプールがアタック。集団を粉砕してしまった。スプリンターの勝利はなくなり、まさかの勝ち逃げグループ5人が勝利を争う展開に。

ステージ優勝したのはXDS Astana Teamのロレンツォ・フォルトゥナート。総合トップはEF Education-EasyPostのアレックス・ボーダンとなった。

残り3ステージでレムコ・エヴェネプールは逆転を狙う。

 

第2ステージ　コソネ～コソネ　183.1km

 

このステージは最後が勝負だ。2kmで平均勾配が7%。ここで爆発が期待されるのはレムコ・エヴェネプールだ。

 

1. 3級山岳　モンシュラン (4.7 km・4%)
2. 3級山岳　Cossonay (2.2 km・5.7%)
3. スプリントポイント　リンゴ
4. 3級山岳　Cossonay (2.2 km・5.7%)
5. 2級山岳　モレンドルス峠 14.1km・3.5%
6. スプリントポイント　モンリシェ
7. スプリントポイント　リンゴ

 

スタート

スタート前。

 

リーダーはEF Education-EasyPostのアレックス・ボーダン。

 

山岳賞はRed Bull-BORA-hansgroheのベン・ツボィホフ。

 

ポイント賞はマシュー・ブレナン。

 

新人賞はSoudal – Quick Stepのウィリアム・ジュニア・ルカーフ。

 

オフィシャルスタート。

 

3人の逃げ

3人がスタートから逃げている。残り65kmで3分57秒差。

1. シュテファン・キュング　Groupama – FDJ
2. バウケ・モレマ　Lidl – Trek
3. ユーブ・アーツ　Intermarché – Wanty

 

残り57.5kmで3分24秒差。EF Education-EasyPostに加えてBahrain Victorious、Team Picnic PostNLも先頭けん引に。

 

1分16秒遅れのユーブ・アーツはバーチャルリーダー。

 

2級山岳　モレンドルス峠 14.1km・3.5%

長い登りに。

 

あら、先頭からシュテファン・キュングがアタック。逃げりを一人で狙うのか。まあ、ユーブ・アーツがいたら逃がしてもらえない。

 

あっと、ユーブ・アーツがきた。バウケ・モレマだけ切れたか。

 

Team Visma | Lease a Bikeのマシュー・ブレナンは、EF Education-EasyPostのアレックス・ボーダンの後ろに陣取っている。

 

シュテファン・キュングがアタック!

 

今度こそ、ユーブ・アーツの切り離しだ。

 

レムコ・エヴェネプールは氷を貰って背中に入れている。

 

バウケ・モレマは集団に捕まる。

 

シュテファン・キュングが山岳ポイントを越えた。2分17秒差。

 

集団はMovistar Teamも引き出した。

 

残り29km。1分51秒差に。

 

スプリントポイント　モンリシェ

スプリントポイントを単独で通過。

 

残り27.4kmで1分33秒差に。

 

スプリントポイント　リンゴ

最後のスプリントポイントを通過。

 

どのチームも勝利が欲しいので全開で追っている。

 

残り18.1km。22秒差に。

 

各チームが位置取り。

 

マシュー・ブレナンは前にいる。登りで勝負できるのだろうか。

 

残り11.2kmでシュテファン・キュングが捕まる。

 

逃げていた3人が健闘を称えあっている。逃がして貰えなかった。

 

残り4.8km。 INEOS Grenadiersも前に。

 

マシュー・ブレナンは、前にいる。

 

残り2.1km。Team Visma | Lease a Bikeが先頭に。

 

さあ、パスカル・エーンクホーンがレムコ・エヴェネプールを引いて上がってきた。 INEOS Grenadiersはゲラント・トーマス。

 

Movistar Teamのハビエル・ロモも前に。

 

今度はMovistar Teamのイバン・ロメオが先頭。ゲラント・トーマス、レムコが続く。

 

Movistar Teamのイバン・ロメオが先頭を引く。

 

イバン・ロメオが外れると少し牽制に。

 

この牽制からUAE Team Emirates – XRGのジェイ・ヴァインがアタック!

 

誰も反応していない。切れ味が凄すぎる。

 

ジェイ・ヴァインがゴールエリアに。

 

先頭で追ってくるのはBahrain Victoriousのレニー・マルティネス。

 

ジェイ・ヴァインは勝利を確信。

 

集団が迫る中、今シーズンの3勝目をあげた。ジェイ・ヴァインはボーナスタイム10秒も獲得。総合順位を一つあげて6位に。

 

UAE Team Emirates – XRGは、誰もが勝利を狙える足を持っている。

 

これでUAE Team Emirates – XRGは、今シーズンの36勝目。

 

UAE Team Emirates – XRGは、明日のクイーンステージ。最終個人タイムトライヤルに向けてタイム差を縮めることに成功している。

 

リザルト

優勝したUAE Team Emirates – XRGのジェイ・ヴァイン

残り40キロの長い登りでシュテファン・キュングとの差が縮まり始めた時、ようやく良い感触が掴めた。最初の2時間は、まるでモーターでペースをコントロールされているかのように、とても辛かった。

決勝ではタイムを奪われないよう、しっかりと前に出たいと思っていた。そうすれば、攻める余地があるかどうかを確認できると思ったからだ。

後ろでためらいがあった。意識がはっきりしていなかったので、登りの頂上まであと1キロなのか、ゴールまであと1キロなのか、よく分からなかった。いずれにせよ、その時が来たので、それをつかんだ。

昨年、悪い年だったことを考えると、この勝利はどうだったですか?

昨年からの回復には長い道のりがあった。ジロ開幕の数日前にこれを達成できたのは信じられないことだ。今年はすでに3勝を挙げているが、ワールドツアーでは久しぶりの勝利だった。

 

第2ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞