第3ステージのゴール前は2kmで7%勾配の厳しい登りだった。
XDS Astana Teamが攻撃を仕掛ける中、Soudal – Quick Stepもパスカル・エーンクホーンに引かれたレムコ・エヴェネプールが先頭に姿をみせた。
これは発射準備かと思われたが、Movistar Teamが先頭を引き出した後に、牽制となった。この一瞬のすきにレムコはアタックするのではなく静観。
ここで鋭く抜け出したのはUAE Team Emirates – XRGのジェイ・ヴァインだった。レムコは追従することもなく2秒遅れのステージ7位でゴールしている。
何故、チャンスがありながら勝利を目指さなかったのか。誰もが知りたい、その答えをインタビューで明かしている。
すべては
最後の上りはどうだった?
速かったよ。Movistarは明らかにハイペースをキープしたかったが、スタートが早すぎたと思う。 でもとにかく、僕らはベストを尽くしたよ。
昨日のステージとは変わって、Soudal – Quick Stepはレースコントロールにも入ってませんでしたね。これはクイーンステージが予定されている明日にも関係している?
今日は1回だけ無理をして、いいポジションを取ろうと決めていたんだ。だから最後の上りでそうしたんだ。 予想通り、麓で一瞬ペースが止まった。 それも計画通りだった。できる限り何もせず、コースの状況を待つという作戦だった。
最終的に、もっと何かあったでしょうか?
最終コーナーまでもう少しペースが速かったら、集団はリボン状になっていたかもしれない。そのほうが僕にとっては良かった。 とにかくパスカル・エーンクホーンはいい仕事をしてくれた。
でも、がっかりしたかって? いいえ。
明日は、爆発力よりも持久力に頼った長い最後の上りが待っている。ここしばらくの大会では遭遇したことのないタイプのフィニッシュですね。
インターバルはほとんどなく、むしろ1回の長い努力が重要になる。どのチームがスタートから率先してペースを作るのか、すでに興味津々だ。
今日、ほとんどのチームは3、4人のライダーしか残っていなかった。 もしかしたら、僕らが一番手駒を残していたかもしれないね。
明日のクイーンステージには、大きな疑問符を残して進むのか、それとも自信を持っているのか。
現時点ではベストを尽くしているし、毎日がうまくいっている。 でも、もしできなかったら、日曜日のタイムトライヤルを見据えてダメージを抑えるようにする。
できる限り何もしないこと。それがSoudal – Quick Stepはの目標だった。すべては、明日のクイーンステージのことを考えてのことだ。チームのアシストの足を温存し、レムコ自身もチャンスがなければ、無理はしない。
物凄くクレバーに物事を考えて走っており、残り2ステージでタイム差を挽回するのは間違いない。
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