2025 トロフェオ・ライグエーリア イタリアの開幕レースを制したのは?

スぺイン、フランス、ベルギーのオープニングウィークエンドのクラシックに続いて、イタリアでもレースの開幕を告げるトロフェオ・ライグエーリアが始まる。Trofeo Laigueglia (1.Pro) 

今年で62回目となるワンデイレースは、UCIヨーロッパツアーサーキットの一部であり、2015年から1.HCカテゴリーに昇格。

2020年から、ライグエーリアはUCIプロシリーズレースとなっている。

 

過去の優勝者は

• 2024    レニー・マルティネス
• 2023　ナンズ・ピーターズ
• 2022    ヤン・ポランツ
• 2021　バウケ・モレマ
• 2020　ジュリオ・チッコーネ
• 2019　シモーネ・ヴェラスコ
• 2018　 モレーノ・ノモゼール
• 2017     ファビオ・フェリーネ
• 2016　 アンドレ・アフェディ
• 2015    ダヴィデ・チモライ
• 2014　 ホセロ・ドルフォセルバ
• 2013　 フィリッポ・ポッツァート

 

ライグエーリア～ライグエーリア　197km

 

登りもあるが、レースを決定するものではない。コースプロフィールマップを見てもわかる通り、後半の4周する周回コースでレースは決まる。

コッラミケリ（登坂距離2.0km・平均勾配8.2％)は、最大勾配が11％あり最も急な登りで勝負が決することが多い。

ここを単独で越えてくるとゴールまでは下りとなり逃げ切り勝利が見られる。

 

1. 山岳　CimaParavenna　6.7km・5.7%
2. 山岳　SanDamiano　7.2km・4.5%
3. 山岳　コッラミケリ　2.0km・8.2％
4. 山岳　コッラミケリ　2.0km・8.2％
5. 山岳　コッラミケリ　2.0km・8.2％
6. 山岳　コッラミケリ　2.0km・8.2％

 

注目のライダーは

• Arkéa – B&B Hotels　ユエン・コスティウ
• Cofidis　ヘスス・エラダ
• EF Education – EasyPost　ニールソン・ポーレス、ジェフェルソン・セペダオルティス
• INEOS Grenadiers　ミハウ・クフィアトコフスキ、オマール・フライレ、アクセル・ローランス
• Intermarché – Wanty　ルイ・コスタ、ルイ・バール
• Team Jayco AlUla　フィリッポ・ザナ、クーン・ボウマン
• UAE Team Emirates – XRG　フアン・アユソー、アレッサンドロ・コーヴィ、アントニオ・モルガド
• XDS Astana Team　ディエゴ・ウリッシ、アルベルト・ベッティオル、クリスティアン・スカローニ
• Q36.5 Pro Cycling Team　ジャンルーカ・ブランビッラ
• Team TotalEnergies　ピエール・ラトゥール
• Tudor Pro Cycling Team　マイケル・ストーラー
• JCL Team UKYO　小林海

 

スタート

 INEOS Grenadiersはオマール・フライレがエースナンバー。

 

Arkéa – B&B Hotelsはユエン・コスティウがエースか。

 

XDS Astana Teamはイタリア人を集めたメンバーとなっている。

 

Team Jayco AlUlaもイタリア人のフィリッポ・ザナに期待か。

 

もっともメンバーが良いのはUAE Team Emirates XRG。フアン・アユソーが狙うのでは。

 

ニュートラルスタート。

 

気温は17度。

 

オフィシャルスタート。

 

3人がスタートアタックしたけれど、これは捕まる。

 

9人の逃げ

9人が逃げている。

1. ビクトル・ゲルナレック(Arkéa – B&B Hotels)
2. ケヴィン・コレオーニ (Intermarché Wanty)
3. アスビョルン・ヘレモース (Team Jayco AlUla)
4. マッテオ・バディラッティ (Q36.5 Pro Cycling Team)
5. マッティア・バイス (Polti VisitMalta)
6. オドクリスティアン・エイキング(Unibet Tietema Rockets)
7. アレックス・トリオ (VF Bardiani Csf Faizanè)
8. ヨハン・ミーンズ (Wagner Bazin)
9. Lorenzo Nespoli (MBH Bank Colpack)

 

残り45.5kmで1分45秒差。

 

残り4周

先頭は残り4周に。

 

山岳　コッラミケリ　2.0km・8.2％

この上りで勝負だ。4回上る。

 

集団はUAE Team Emirates XRGが引く。

 

先頭はUnibet Tietema Rocketsのオドクリスティアン・エイキング。ブエルタでもマイヨロホを着用したこともある。

 

先頭は下りでTeam Polti VisitMaltaのマッティア・バイスら二人が追いついく。

 

先頭は5人に。

1. ケヴィン・コレオーニ (Intermarché Wanty)
2. マッテオ・バディラッティ (Q36.5 Pro Cycling Team)
3. マッティア・バイス (Polti VisitMalta)
4. オドクリスティアン・エイキング(Unibet Tietema Rockets)
5. アレックス・トリオ (VF Bardiani Csf Faizanè)

 

UAE Team Emirates XRGの後ろは、XDS Astana Teamが陣取っている。

 

山岳　コッラミケリ　2.0km・8.2％

先頭からIntermarché – Wantyのケヴィン・コレオーニが切れていく。

 

集団は35秒差に。

 

先頭は3人に。

1. マッテオ・バディラッティ (Q36.5 Pro Cycling Team)
2. マッティア・バイス (Polti VisitMalta)
3. オドクリスティアン・エイキング(Unibet Tietema Rockets)

 

先頭からマッティア・バイスがアタック。

 

逃げていたケヴィン・コレオーニらが捕まる。

 

マッティア・バイス先頭でクリアー。二人も追いついている。

 

先頭からオドクリスティアン・エイキングが遅れた。

 

残り28.1km。先頭は二人に。

1. マッテオ・バディラッティ (Q36.5 Pro Cycling Team)
2. マッティア・バイス (Polti VisitMalta)

 

オドクリスティアン・エイキングが追いついて先頭は再び3人に。

 

先頭3人に追走が追いつきそう。

 

先頭に追走の7人が追いつく。

 

残り24kmで先頭が捕まる。

 

EF Education-EasyPostのニールソン・ポーレスが先頭でペースをあげる。

 

UAE Team Emirates XRGのアントニオ・モルガドがアシストとして先頭を引く。

 

アントニオ・モルガドが絞ってから、フアン・アユソーがアタック!

 

誰が反応出来るか。

 

ニールソン・ポーレスとXDS Astana Teamのクリスティアン・スカローニが反応している。

 

クリスティアン・スカローニが先頭でクリアー。ニールソン・ポーレスは切れている。

 

残り17.8km。二人は13秒差。

 

下りから2人が先頭に追いつく。

1. フアン・アユソー　UAE Team Emirates XRG
2. クリスティアン・スカローニ　XDS Astana Team
3. ニールソン・ポーレス　EF Education-EasyPost
4. マイケル・ストーラー　Tudor Pro Cycling Team

 

追走6人は17秒差。

 

先頭4人は後ろを気にしている。

 

山岳　コッラミケリ　2.0km・8.2％

Tudor Pro Cycling Teamのマイケル・ストーラーがアタック。

 

しかし、また4人に。

 

先頭からフアン・アユソーがアタック。クリスティアン・スカローニが反応する。

 

クリスティアン・スカローニ強い。

 

残り9.8kmで後方と11秒差。

 

フアン・アユソーがアタックするが、クリスティアン・スカローニは千切れない。

 

フアン・アユソー先頭でクリアー。

 

おっと、EF Education-EasyPostのニールソン・ポーレスが追いついた。

 

残り5.3kmで11秒差。

 

残り4.3km。後ろからTudor Pro Cycling Teamのマイケル・ストーラーが追ってくる。

 

マイケル・ストーラーが追いつく前に、クリスティアン・スカローニがアタック。

 

カウンターでフアン・アユソーがアタックするも、クリスティアン・スカローニは千切れない。

 

残り2.6kmで再び、ニールソン・ポーレスが追いつく。

 

マイケル・ストーラーが追いついて、そのまま先頭に。

 

ニールソン・ポーレスは後ろから狙っている。

 

フアン・アユソーが早がけだ。

 

フアン・アユソーが速い!

 

後続を大きく引き離した。

 

フアン・アユソーがスプリントを制して勝利!

 

最後は余裕のリードを保ってスプリントとなった。かなり遠くからスプリントしており、強さを見せつけた。

 

フアン・アユソーはファン・ドローム・クラシックに続いて、今シーズン3戦で2勝。

 

2位はクリスティアン・スカローニ、3位にマイケル・ストーラー、ニールソン・ポーレスは4位に。

 

リザルト

優勝したUAE Team Emirates XRGのフアン・アユソー(チーム公式サイトより)

私に欠けていた場所だった。 3位が1回、2位が1回、そしてついに1位にもなれた。 チームの仕事を完走できてうれしい！ 終日コントロールし、登りではハードなペースを刻み、最終サーキットでは常にチームメイトがすべての動きをカバーしてくれた。

クリスティアン・スカローニとの戦いではかなり自信があったし、ただ1つだけ嫌だったのは、後方から多くの選手が来ることだった。 ただ、その場にいた選手たちとスプリント勝負をしたかった。自分のスプリントで勝てるとかなり自信があった。

大きな目標はジロ・デ・イタリアだけど、来週はティレーノ・アドリアティコが始まる。 去年は2位だったし、ステージ優勝もした。このレースは本当に好きだ。去年は2位でステージ優勝もしたので、今年はもっと上を目指したい。