タデイ・ポガチャルは、2024世界選手権ロードで100kmもの逃げをきめ世界王者の証であるアルカンシェルを獲得した。
当然、練習中もレースでもレインボージャージを着用している。ただ、これもロード練習の時だけだ。
タイムトライヤルの練習では決して着ない。それについて、今年からチームメイトになったルーン・ヘレゴッツが話しをしている。
レムコ・エヴェネプールに敬意を
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タデイ・ポガチャルとレムコ・エヴェネプールは世代を超えた才能の持ち主で、互いに尊敬し合っていることは間違いない。
彼らはそれぞれロードとタイムトライアルの世界チャンピオンだ。タデイ・ポガチャルのチームメイトとなったルーン・ヘレゴッツが彼の振る舞いや雰囲気について語っている。
UAE Team Emirates – XRGに加入してどんな感じ?
ここにはとてもフレンドリーな雰囲気がある。 とてもオープンで、包容力がある。 ちょっと社交的な新参者でも、すぐに受け入れてくれる。
タデイ・ポガチャルについては?
彼はごく普通の男だ。 本当にその通りだ。想像してみてほしい。チーム全員がテーブルに座っていて、そこにカメラを設置する。
そして、その映像をレースについて何も知らない人に見せて、「この中で史上最高のライダーは誰だ?」と尋ねてみたらいい。
彼らがタデジを選ぶとは思えない。 彼は誰とでもすぐに仲良くなれるからね。
UAEツアーでは、最後の登りジュベル・ハフィートでタデイ・ポガチャルを献身的にアシストしてましたね。
登りの麓までコントロールし、チームとして登り全体のペースを作る。 でも、タデイの完走ぶりを見ると、それがライダーとしての使命だと思う。 スーパーナイス。
それがチームの強みのひとつだ。 タデジがいないときは、多くの選手たちが自由な役割を与えられ、自分たちの力を発揮したがるんだ。
それは昨年のツール・ド・フランドルでも明らかだった。 UAEはトップ5に3人入った。 今年はタデジが加わり、フロリアン・フェルメシュ、ヨナタン・ナルバエス、そして昨年自分を犠牲にしたティム・ウェレンスも加わる。
計算してみて貰いたい。トップ5でゴールできる7人の選手でツール・ド・フランドルをスタートするのだ。
チームメイトに最も感心していることは?
何が素晴らしいと思ったかわかる? トレーニング中、普通のバイクからタイムトライアルバイクに乗り換えることがあるんだ。
そのとき、タデジはレインボージャージだけでなく、レギュラージャージも必ず持っていくんだ。
レムコへの敬意からだ。タイムトライアルバイクに乗るときは、ズボンのレインボーバンドをまくり上げるんだ。 リスペクトという点では、それが重要なんだ。
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