2022ツール・デ・アルプ第2ステージ　ナイロ・キンタナが～

2日目のステージは総合勢の足が試されるコース。

総合順位はほぼ、このステージで決まると言っても良いかも。注目はツール・ド・プロヴァンスの最終ステージで異次元の走りを見せたナイロ・キンタナだ。

誰が、キンタナの足を止めることが出来るかな。

 

第2ステージ    ピュジェ=テニエ～ラ・テュルビー  149.1km

 

最初にスプリントポイントがあるけど、ここも登りの頂上。最後の決腱はパリ～ニースでも出てくるコル・デスで行われる。

ここをトップで通過すればゴールまで逃げ切れるはず。

 

1. スプリントポイント　Coursegoules  11.4km・3.9%
   
2. 2級山岳    Col de Vence   1.1km・3.4%
3. 3級山岳　Cotc d’Aspremont  11.2km・3.9%
4. 3級山岳　Col de Chateaenuef   5.4km・4.6%
5. 2級山岳  コル・デズ　7.3km・5.8%

 

注目されるクライマーは

• TREK-SEGAFREDO　バウケ・モレマ
• GROUPAMA-FDJ　ティボー・ピノ
• COFIDIS　ギョーム・マルタン
• TEAM ARKÉA-SAMSIC　ナイロ・キンタナ
• LOTTO SOUDAL　ティム・ウェレンス

 

スタート前

カレブ・ユアンはリーダージャージで会場入り。

 

2回目のコロナから回復したサガンだけど、昨日は最後の山岳のペースアップについていけなかった。コンデションが上がるのはもう少し先だろう。

 

 

中根英登は今日もチームの先頭で引くバターンかな。

 

5人の逃げ

スタートして約20kmで5人の逃げが完成。

 

1. ルイス・アスキー (Groupama-FDJ)
2. リリアン・カルメジャーヌ (AG2R Citroën Team),
3. ヨナス・ルッチ (EF Education-EasyPost)
4. ジョナサン・クーアノン(Nice Métropole Côte d’Azur)
5. マキシム・アーラティ (Nice Métropole Côte d’Azur)

 

2級山岳    Col de Vence   1.1km・3.4%

 

5人は2分のタイム差をつけて2級山岳を通過。通過順位は

1. ジョナサン・クーアノン(Nice Métropole Côte d’Azur)
2. リリアン・カルメジャーヌ (AG2R Citroën Team)
3. ヨナス・ルッチ (EF Education-EasyPost)
4. マキシム・アーラティ (Nice Métropole Côte d’Azur)

 

3級山岳　Cotc d’Aspremont  11.2km・3.9%

頂上に向かって先頭はペースを上げる。

 

ギリギリでリリアン・カルメジャーヌ (AG2R Citroën Team)がトップ通過。

1. リリアン・カルメジャーヌ (AG2R Citroën Team)　3ポイント
2. ジョナサン・クーアノン(Nice Métropole Côte d’Azur)　2ポイント
3. ヨナス・ルッチ (EF Education-EasyPost)　1ポイント

 

集団はカレブ・ユアンが先頭で引く。この後、下りでもユアンがぶっ飛ばす。

 

コティディスのヴィクトル・ラフェが落車。ブレーキを叩いて直している。

 

カレブ・ユアンはしっかりとチームメイトに守られている。と、いうよりもガンガン先頭を引く。

 

先頭から、ヨナス・ルッチがアタック!

 

だが、リリアン・カルメジャーヌに追いつかれ3人となる。

1. リリアン・カルメジャーヌ (AG2R Citroën Team)
2. ヨナス・ルッチ (EF Education-EasyPost)
3. マキシム・アーラティ (Nice Métropole Côte d’Azur)

 

集団はティボー・ピノが引く。

 

3人は残り45.4kmで追いつかれてしまった。

 

カレブ・ユアンが集団後方から帰ってきた。今日はユアンの日ではないけど。

 

3級山岳　Col de Chateaenuef   5.4km・4.6%

コフィディスが先頭を引きだす。

 

下りで猛烈に飛ばしていたカレブ・ユアンが抜け出した。

 

だが、これは流石に捕まる。

 

2級山岳  コル・デズ　7.3km・5.8%

大奮闘したカレブ・ユアンだが、登りが始まった残り13.4kmで仕事終了だ。

 

キンタナがアシストから解き放たれる!

 

ナイロ・キンタナは一気に引き離す。

 

キンタナの独走なるか?

 

ギョーム・マルタンが追いつきそうだ。

 

後ろまでギョーム・マルタンがきた。

 

残り12kmでギョーム・マルタンが追いついた。どこまで粘れるか?

 

だが、ギョーム・マルタンは、残り11.2kmで切れてしまう。

 

ギョーム・マルタンにティム・ウェレンスが追いついた。

 

ナイロ・キンタナとティム・ウェレンスは16秒離れている。

 

ギョーム・マルタンを追い抜いたティム・ウェレンスが追ってきた。11秒差まで詰めている。

 

残り4.4kmで、ついにナイロ・キンタナの後ろ姿を捕らえた。

 

ナイロ・キンタナは追いついたティム・ウェレンスに前に出ろと指示。だが、ウェレンスは首を横に振って無理だと。

 

追いついたティム・ウェレンスはナイロ・キンタナに張り付く。

 

残り1.7kmでナイロ・キンタナの前に出る。

 

ナイロ・キンタナは追いつかれてしまうとどうにもならない。

 

ティム・ウェレンスは後ろで様子を伺う。

 

ナイロ・キンタナが登りでスパートする。

 

だが、ティム・ウェレンスが前に出る。

 

カーブを曲がってティム・ウェレンスがゴールに突き進む。

 

ティム・ウェレンスが登りで、ナイロ・キンタナを破った～!

好調なナイロ・キンタナに追いつくとは登りでの力も完全に戻っている。昨年不調だった、ティム・ウェレンスがここまで復調するとは。

今年は、ツールにティム・ウェレンスも予定通り出場出来るはずだ。

ナイロ・キンタナはがっくりとうなだれてゴール。ナイロ・キンタナは追いつかれてしまってはどうにもならない。

タイム差なしで、二人は総合で並んだ。最終ステージではタイム差がつきそうもない。このままだと先着したティム・ウェレンスが有利だ。

 

 

リザルト

第2ステージ　リザルト

ティム・ウェレンスのコメント

私はここモナコからわずか5kmのところに住んでいるので、最後の坂をよく知っていた。

ここでの勝利は非常に特別なこと。最後の登りで自分のペースで進み、キンタナに追いつくことができた。私はそうした、彼の士気は少し壊れていた。

 

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞