ブノワ・コヌフロワ(Benoît Cosnefroy)も、AG2R La Mondialeと2023年末までの3年契約延長となった。
2017年世界選手権U23チャンピオンでもあり、フランスで急成長している注目の若手だ。
AG2R La Mondialeでは来年以降の契約を発表した6人目のライダーとなる。
ジュリアン・アラフィリップとの逃げが印象的
普段は、眼鏡をかけているブノワ・コヌフロワ。優しそうに見える彼だが走りはとても熱い。
2018年には、パリ〜ツールにて、ニキ・テルプストラと共に逃げ、彼を怒らせながらも3位表彰台を獲得する走りで注目を集めた。
彼の走りで印象に残っているのは、昨年のカナダで行われたグランプリ・シクリスト・ド・モンレアルでの走り。
アタックをかけて、抜け出したブノワ・コズネフロウに追いついたのはジュリアン・アラフィリップ。
結局、二人は後ろに捕まってしまったが、この時のブノワ・コズネフロウの悔しがりようはなかった。憧れのアラフィリップと一緒に逃げに乗れていたのだから。
フランス人二人の逃げというのは、チームは違っていても連帯感はあっただろう。ブノワ・コヌフロワが最後まで、アラフィリップと逃げたかったのは間違いない。
2019年の活躍
2019年はまさに飛躍の年となり、シーズン5勝をあげる活躍をみせた。
クラシックを走る力もあり、フランスのブルターニュ・クラシックで7位に入る好走もみせている。2019ツール・ド・フランスにも出場し、ロマン・バルデをアシスト。
今後、北のクラシックでオリバー・ナーセンをアシストすることもあるはずだ。
プロジェクト全体がやる気を起こさせている。私は自分の周りに本当の期待を感じており、それは私を喜ばせ、やる気にさせるプレッシャーとなる。
今後は、ワンデイのUCIワールドツアーレースに勝ちたい。そして私の夢はアルデンヌクラシックを勝ち取ることだ。
2020年も順調な滑り出しで、初戦のGrand Prix Cycliste la Marseillaise (1.1)を優勝。
続く、Etoile de Bessèges (2.1)でも、総合優勝をしている。
AG2R La Mondialeは、エースのロマン・バルデがSunwebに移籍という噂があり、次ののグランドツールエースのピエール・ラトゥールも将来が未定だ。
ブノワ・コヌフロワは、クラシックやワンデイレースを狙うパンチャーとして期待されていくことだろう。
こうなると、チームは誰がエースとなるのかな?
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