2022 アークティック・レース・オブ・ノルウェー第2ステージ　　2日目の勝利を手にしたのは?

ノルウェーの第2ステージもスプリントで決着のつきそうなコース。

残念なのは、雨は降ってないけど曇り空であること。折角綺麗なコースの中を走るのだから、晴れてほしかったなあ～。

 

第2ステージ　モーシェーン～ブレンネイスン　154.3km

 

前半に2級山岳があるけど、後半は平坦基調。ただ、ゴール前のスプリントポイントは登りとなっており、間違いなく逃げだすライダーがいるはず。

ゴールまで13kmあるので、各チームはパンチャーを捕まえないといけない。ゴールもやや登っている。

 

1. 2級山岳   Laksforsen summit　1.2km・5%
2. スプリントポイント　Grane
3. 2級山岳　Tosen summit　  1.7km・6.3%
4. 2級山岳　Lande summit　  1km・6.8%
5. スプリントポイント　Hommelstø
6. スプリントポイント　トルガッテン  1.6km・8.8%
   

 

5人の逃げ

昨日も逃げて山岳賞ジャージを獲得したスティーブン・バセットとアーロン・ファンバウクの二人が逃げに。

1.  スティーブン・バセット (Human Powered Health)
2.  イケル・ミンテグ (Euskaltel – Euskadi)
3.  アーロン・ファンバウク (Sport Vlaanderen – Baloise)
4.  JOHNSTON Liam (Trinity Racing)
5.  RAVNØY Johan (Team Coop)

 

集団は当然Cofidisがリード。残り101.3kmで1分45秒差。

 

リーダーは23歳の若いアクセル・ジングル。今日も集団ゴール出来ればジャージのキープも可能だ。

 

山岳賞ジャージのステューブン・バセット。ノルウェーツアーの山岳賞のデザインは毎年違うような感じだ。

 

今日はスプリントに参加したいTeam BikeExchange – Jaycoのディラン・フルーネウェーヘン。長袖を着ている。8月だけど、ノルウェーの山には雪が見える。

 

2級山岳　Tosen summit　  1.7km・6.3%

先頭は2級山岳へ。

 

山岳賞のステューブン・バセットは2位通過。

1. アーロン・ファンバウク (Sport Vlaanderen – Baloise)  3ポイント
   
2. スティーブン・バセット (Human Powered Health)　2ポイント 
3.  RAVNØY Johan (Team Coop)　1ポイント

 

集団は1分45秒差で通過。また雨が降ってきた。

 

Team BikeExchange – Jaycoも集団先頭を引く。残り60.4kmで1分42秒と変わらない。

 

2級山岳　Lande summit　  1km・6.8%

最後の2級山岳へ。Euskaltel – Euskadiのイケル・ミンテグはここで切れてしまう。

 

またも、Sport Vlaanderen – Baloiseのアーロン・ファンバウクが1位通過。

1. アーロン・ファンバウク (Sport Vlaanderen – Baloise)  3ポイント
   
2. スティーブン・バセット (Human Powered Health)　2ポイント 
3.  RAVNØY Johan (Team Coop)　1ポイント

 

先頭は4人に。

1.  スティーブン・バセット (Human Powered Health)
2.  アーロン・ファンバウク (Sport Vlaanderen – Baloise)
3.  JOHNSTON Liam (Trinity Racing)
4.  RAVNØY Johan (Team Coop)

 

新人賞ジャージのAstana Qazaqstan Teamのグレブ・シリツァがパンク。

 

スプリントポイント　Hommelstø

スプリントポイントは争うことなく通過。何故か、ノルウェーのレースはポイントになるとヘリコプターの映像となる。迫力がないので残念。

1.  JOHNSTON Liam (Trinity Racing)　3ポイント
2. スティーブン・バセット (Human Powered Health)　2ポイント
3.  アーロン・ファンバウク (Sport Vlaanderen – Baloise)　1ポイント

 

残り29.3kmで1分4秒差に。

 

残り23.1kmで32秒差と着実にタイム差を詰めてきている。

 

長い直線では前に逃げる4人が見えてきた。

 

スプリントポイントをギリギリで先頭が通過できるか。

 

後ろに集団が迫る。

 

逃げていたメンバーは、残り12.7kmで捕まった。

 

スプリント前でIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxのスヴェンエリック・ビストラムがアタック。

 

スプリントポイント　トルガッテン  1.6km・8.8%

スヴェンエリック・ビストラムが単独でスプリントポイントを通過。

1. スヴェンエリック・ビストラム   Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux　3ポイント・3秒
2. アクセル・ジングル　Cofidis　2ポイント・2秒
3. マチュー・プルドゴー　TotalEnergies　1ポイント・1秒

 

 

スヴェンエリック・ビストラムは、そのままにげに入った。

 

下りで頑張るのだけど。

 

さすがに逃げ切れない。スヴェンエリック・ビストラムは、残り10kmで捕まってしまう。

 

残り8km。前で展開するけど逃げ切れることはない。

 

残り6.4km。もうスプリントに向かって各チームの思惑が一致している。

 

残り4kmを切ったが、まだTeam BikeExchange – Jayco、Cofidisは上がってこない。

 

残り2.3kmで落車が。リーダーのアクセル・ジングルの隣にいたクリスティアン・ズバラーリがディラン・フルーネウェーヘンと挟まれて落車。

 

3人が道路下に落ちてしまった。

•  クリスティアン・ズバラーリ (Alpecin-Deceuninck)
•  ARISTI Mikel (Euskaltel – Euskadi)

 

残り1.5kmでTeam Arkéa SamsicとTotalEnergiesが上がってくる。

 

残り1kmでIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxが先頭に。

 

Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxが先頭を3人で引いている。アクセル・ジングルは右側から上がってこようとしている。

 

Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxのアドリアン・プティが先頭。

 

ゴールは少し登っておりライダーが上がってきた。

 

ディラン・フルーネウェーヘンが先頭にたった。

 

後ろからTotalEnergiesのエドヴァルド・ボアッソンハーゲン(TotalEnergies)、アモリ・カピオ(Team Arkéa Samsic)が追いすがる。

 

ディラン・フルーネウェーヘン先頭でゴールに向かう!

 

ディラン・フルーネウェーヘンは最後には足を止めてゴール～!

ロングスプリントになったけれど、ディラン・フルーネウェーヘンは、誰も寄せ付けなかった。2022ツール第3ステージで優勝した一流スプリンターにかなう相手はいなかった。

 

ディラン・フルーネウェーヘンはTeam BikeExchange – Jaycoに移籍して7勝目となる活躍だ。アクセル・ジングルは、最後のスプリントポイントでボーナスタイム2秒を獲得して総合のリードを5秒とした。

 

 

リザルト

第2ステージ　リザルト

ディラン・フルーネウェーヘンのコメント

その落下に巻き込まれそうになったんだ。私の後ろで起こったと思うのだけど、皆さんご無事でしょうか。草むらの中を少し走らなければならなかったが、チームメイトがポジションを戻してくれた。本当に感謝している。彼らは良いワインを獲得してくれました。

ノルウェーでは完全なスプリントの機会はあまりないようでが。

でも、チームはよくやってくれた。最後にニック・シュルツがポジションを決めてくれて、本当の列車のように見えた。早めにスプリントを開始したが、それで十分だった。自分にとっても、チームにとっても、うれしい勝利だ。

風雨にさらされ、楽な一日ではなかったと思いますが。

それは、最後の短い上り坂で全速力になってしまったからだ。脚は大丈夫だし、ツールではいいフォームだった。今のところ、フォームもまだ良いし、脚にも満足している。昨日は大変だったけど、調子もいいし、ステージも勝ったし、これからが楽しみだ。

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞