タデイ・ポガチャルは、ジロ・デッレミリアで世界チャンピオンとしてスタート。
サン・ルーカでアタックを決めて世界王者デビューレースで勝利。これはトム・ボーネン以来19年振りとのこと。
これまで、アブラハム・オラーノ、フランチェスコ・モゼール、フレディ・マンテンスと5人しかレインボーバンド初日で勝利したライダーはいない。
タデイ・ポガチャルがアタックをかけた時に、追走したのはTeam Visma | Lease a Bikeのマッテオ・ヨルゲルソンだった。
Just Zone 2
🚀 Así empezaba su ataque Pogaçar en el #GirodellEmilia 🇮🇹 para irse totalmente en solitario y ganar su primera carrera de arcoíris 🌈 pic.twitter.com/fbu6xAHeN7
— El Farolillo Rojo (@Farolillo_Rouge) October 6, 2024
マッテオ・ヨルゲルソンは、タデイ・ポガチャルに追従しようとしたけど、追いつかなかった。もう見ている間に、どんどん離れていくのだからどうにもならない。
登りの勾配が緩くなったところで、後方を見て追うことを止めてしまった。この後は後続集団について走り、最終的に17位でゴールしている。
クレイバーなライダーは、ついていくと自分が爆発してしまうことを恐れて無理をしない。ただ、それがないのが、マッテオ・ヨルゲルソンのいいところでもある。
ジロ・デッレミリアの、マッテオ・ヨルゲルソンのStavaの投稿の題名はJust Zone 2。
これはタデイ・ポガチャルがポットキャストでしゃべった時のことをさしている。
この時には、ポガチャルのトレーニング方法についても非常に詳しく取り上げられていた。
そのトレーニング方法には、元気なときは心拍数150~155bpm、疲労しているときはそれより少し低い心拍数、平均320~340ワットでの安定した「Zone 2」トレーニングなどが含まれている。
平均320~340ワットで走っているのが、Zone2ならば、それ以上のZoneではどんなトレーニングになるのだろうか。
以下のような内容の場合か。
つまり、ジロ・デッレミリアはタデイ・ポガチャルにとってZone2のトレーニングに過ぎなかったのかもしれない。
マッテオ・ヨルゲルソンがStravaで少し皮肉るのも無理はない。
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