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2022 ツール・ド・フランス第11ステージ  マチュー・ファンデルプールが荷下ろし

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Photo by Cherokee Princess on Unsplash
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ツール第11ステージは、スタートからワウト・ファンアールトがアタック!

これに、続いたのはマチュー・ファンデルプールだった。オフィシャルスタート前に二人が話をしていたので、示し合わせていたのかと思ったら、そうではなかったようだ。

二人の夢のようなランデブーがツールで見られるなんて。

 

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全開で走った後に

 

ワウト・ファンアールトのアタックに反応したマチュー・ファンデルプール。

その後、二人はQuick-Step Alpha Vinyl Teamのマティア・カッタネオに追いつかれるまで約30kmほど夢のランデブー。

最高の走りを見せてくれた。最初の1時間で48km/hという爆速のアベレージをたたき出したのは、二人の走りの凄さにほかならない。

 

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

 

だが、マチュー・ファンデルプールは最初の2級ラセ・ド・モンヴェルニエが始まった時に、集団から遅れてしまう。

その後、集団に吸収されてQuick-Step Alpha Vinyl Teamのファビオ・ヤコブセンのトレインに乗っていたけど、更に遅れてしまう。

 

残り103kmで完全に遅れる

 

そして、テレグラフ峠の途中で完全に切れてしまい、マチュー・ファンデルプールはリタイヤしてしまう。

 

 

マチュー・ファンデルプールの今シーズンは完全に燃え尽きたのかもしれない。昨シーズンの腰の痛みから完全復帰を果たしたのだけど。

ジロ・デ・イタリアでは最後まで、攻撃的な走りでファンを魅了した。

だが、流石に初めてのグランツールを完走したあとに、ダブルでツールを走るというのは無理があったということだろう。

マチュー・ファンデルプールも人間だ。腰を痛めたことでレースを選択する必要があることが分かっていたはず。

 

だが、世界最大の自転車レースに出場しない訳にはいかない。チームの事情もあっただろう。

今年の世界選手権はマチュー・ファンデルプールに向いているけど、それまで復活出来るのかは誰にもわからない。

 

ワウト・ファンアールトはレースを選択

逆に一緒に逃げたワウト・ファンアールトの場合には、徹底的にレースを絞っている。まず、昨年のシクロクロス世界選手権を欠場。

ストラーデビアンケも欠場。そして、ロンド・ファン・フラーンデレンも病気のために欠場してしまう。

 

ツール直前のベルギー選手権も膝を強打したということで大事を取って欠場。徹底的な体調管理で、目標だったツールでは最大の成果を上げている。

若さだけでは、限界がきてしまう。年を取るにつれて選択することが必要となる。マチュー・ファンデルプールは、最後に最高の姿を垣間見せてくれた。

それだけでも、良かったとしよう。

 

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