ツール第11ステージでは、ワウト・ファンアールトが大活躍。
0kmアタックからマチュー・ファンデルプールと夢のランデブー。
さらに、逃げ集団を牽引し、ヨナス・ヴィンゲゴーを待つために、道路端で止まってトイレ休憩。プリモッシュ・ログリッチが遅れているという情報を得ると、後続を待つ。
そして、1分15秒以上あったタイム差を下りで全て埋めてしまった。最後の登りの2km部分まで全開で引いて、ようやく先頭から降りて行くという離れ業。
チームのために最大限の活躍をしたワウト・ファンアールトだった。ゴールしたワウト・ファンアールトは、頂上からチームバスに向かっていた。
その時に、ある現場に立ち会う。
ワウト・ファンアールトには空気入れを指しだそう
Mio fratello fora, ci fermiamo a bordo strada a sostituire la camera d’aria. Chi si ferma cinque minuti dopo? Wout Van Aert pic.twitter.com/bh7AqrzVsb
— Michele Pelacci (@Pelamity) July 13, 2022
熱心なサイクリストのミケーレ・ペラッチは、Twitterでありそうもない話を共有している。
彼は、兄弟が山の降下中に突然パンクしていて、インナーチューブを交換していた。
なんと、山麓のチームバスに向かう途中のグリーンジャージ、ワウト・ファンアールトだった。ワウトはパンク修理を手伝う。
すると、ミケーレ・ペラッチは、ワウト・ファンアールトのタイヤからシーラントが漏れていることを指摘。
さらに、近くにいた英国のサイクリストがワウト・ファンアールトに空気入れを差し出す。ワウトはチューブレスだけど、下りならば空気がしっかり入っていたほうが安全。
空気を入れたワウトは、なんとその男性にグリーンジャージをプレゼントした!
— Cycling out of context (@OutOfCycling) July 13, 2022
颯爽と去っていくワウト・ファンアールトのなんとカッコいいことか。
ミケーレ・ペラッチは、
これから何を学びましたか?ポンプを最初にワウト・ファンアールトに渡すと、彼はあなたにクレイジーな家宝を与えるかもしれません。
と綴っている。
ワウト・ファンアールトが返信
Little mechanical in the downhill of Col de Granon. Luckily the sealing in my @vittoriatyres tubeless tyre did his work. I swapped my green podium jersey with an unknown fan for some ‘life-saving’ air. Today was a good day 😎 https://t.co/kdyZxb01Oj
— Wout van Aert (@WoutvanAert) July 13, 2022
ワウト・ファンアールトもしっかりと返信。
グラノン峠の下り坂でちょっとしたメカニック。幸運なことに、私のシーリングはVittoria Tires 。
チューブレスタイヤのシーリングが機能してくれました。緑色の表彰台用ジャージを見知らぬファンと交換し、「命を救う」空気を吸った。今日は良い一日だった😎。
素晴らしいチャンピオンだ。ジャージは表彰式用のものだから、直前にプレスしたもの。それでも、ワウト・ファンアールトから手渡しされたら嬉しいですよね。
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