MTB世界選手権クロスカントリーで優勝したINEOS Grenadiersのトム・ピドコック。
しかし、スタート前のポジションについて、「この “ルール変更ショー “に巻き込まれたくはなかったが、胸にしまっておかなければならないことがある。」と発言している。
UCIを批判
1/1 I didn’t want to get involved in this rule changing shit show before the race but I feel something needs to be said. Even though this did end up benefiting me (1 row up) I’m in complete dis-agreement with it. This rule wasn’t made for me or requested by me or from my camp pic.twitter.com/Z47wxm7p68
— Tom Pidcock (@tompidcock) August 13, 2023
クロスカントリーの33〜40位のスタートポジションに、他種目のUCIランキング10位以内、もしくはロードの世界ランキング20位以内の選手に確保するというUCIの土壇場での決定は、特にレース前にはすでに多くの批判が出ていた。
実際、マチュー・ファンデルプールとトム・ピドコックは、普段はMTBプログラムをフルに走らないが、突然大きなアドバンテージを与えられた。
1周目のゴール前までに、マチュー・ファンデルプールは15位前後までポジションを上げていた。しかし、マチューは転倒したためにリタイヤ。
一方、ピドコックは3周目にはトップグループに追いついている。
このスタートポジションのルール変更に対して、ピドコックは以下のように語る。
レース前のこのルール変更には関わりたくなかったが、言うべきことがある。結果的に私に有利になったとはいえ、このルールにはまったく同意できない。このルールは僕のために作られたものでも、僕や僕の陣営が要求したものでもない。
この世界選手権でできるだけ多くのポイントを獲得するために、ツール・ド・フランスのための3週間の準備期間を犠牲にして、休養前の春を延長した。
もしこのようなルールが作られるのであれば、その年の初めに実行する必要がある。 私は選手代表の立場を支持する。
ピドコックのいうことは、当然のことだ。他のMTBライダーは、ワールドカップシリーズを転戦して世界選手権のスターティングポジションを獲得している。失礼と言わざるを得ない。
ピドコックの言うことが正しい。
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