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2024 UAEツアー第3ステージ アダム・イェーツの気になる症状と対応

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Image by Keith Johnston from Pixabay
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なんと、総合優勝の最有力候補のアダム・イェーツがリタイヤとなってしまった。

残り46km地点で、転倒から立ち上がって、走り出したけれどゴール手前、13km地点でリタイヤ。この間、約33kmは走っていた。

一時は、集団先頭付近まで姿が見えていたのだけど、ジェベル・ジェイスの上りの角度がきつくなるにつれて徐々に後退。

最後は集団最後尾まで下がっていた。

 

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症状は?

 

何度見返しても、相当な衝撃があったのは間違いない。体の左側から落車しており、ヘルメットはかぶっているけれども、打撲のショックは相当だったはず。

問題は、UAE Team Emiratesからの医療アップデートでアダム・イェーツに脳震盪の症状が見られると報告されたことだ。

落車の際には、復帰しか考えていなかったのだろうけれども、転倒時に脳震盪プロトコルが発動されるべきだった。

アダム・イェーツは、走っているけれども記憶があったのかも定かでない。

チームのメディカルドクターのコメントでは、

アダムの健康のため、そして脳震盪プロトコルに従って、彼はレースから撤退した。彼には回復が必要であり、医療チームは今後も神経学的モニタリングとリハビリを続ける予定だ。

 

通常脳震盪プロトコルでは、落車現場でチェックがないといけないはず。放送でよく見かける指を目の前で動かせて、目が追っているかを確認するなど、チェック項目がいくつかあるはずだ。

今回、現場でチェックしていれば、アダム・イェーツが無理して走ることもなかったかもしれない。

 

アダム・イェーツのUAEツアーでの成績

 

アダム・イェーツのUAEツアーでの成績は凄い。

  • 2020 : 優勝
  • 2021 : 2位 
  • 2022 :  2位
  • 2023 : 3位

 

2021年と2022年はタデイ・ポガチャルに敗れている。加えて、2021年には第7ステージで顔から落車。

 

2023年には、第1ステージの風で、集団分裂。54秒遅れでゴールしたので、最終ステージのジュベル・ハフィートで最速記録を作っても総合3位となっている。

 

アダム・イェーツは、大事な場面での落車が結構多い印象がある。コロナで撤退とか、2022ツール・ド・フランスでは呼吸器感染症になったり。

 

今回も優勝候補の筆頭だっただけに実に残念。

アダム・イェーツは、3月4日のティレーノ〜アドリアティコ に出場予定だけど、2週間で復帰できるのかは微妙だ。

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