ツール・ド・フランス開幕前には、エースと名指しされていたINEOS Grenadiersのアダム・イェーツ。
だが、もう一人のエース候補ダニエル・マルティネスと共に順位を落としている。更に、第17ステージでは大きく遅れてしまう。
シーズン序盤から、アシストと言われていたゲラント・トーマスが現在はチームのリーダーだ。
不調の理由
.@AdamYates7 now sits ninth overall at #TDF2022 after working hard to limit his losses on stage 17.
Plenty of grit on display today from Yatesy 👏 pic.twitter.com/baKnYk8E97
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) July 20, 2022
第17ステージで、アダム・イェーツは、ゲラント・トーマスをアシストする予定だったが、1級山岳 ヴァル・ルーロン・アゼでは、すでに大きく遅れていた。
ここからは、ゴールまでにタイム損失を抑える走りをするはずだったが、ステージ21位で8分59秒も遅れてしまう。
総合では6位から9位に転落、毎日順位を落としている状態だ。
最後の数日は、できる限り持ちこたえようとした。私は病気だ。
今日は、ゲラント・トーマスを助けようとしたんだ。チームには、ダニエル・マルティネスやヨナタン・カストロピエホなど、ツール開始時に同じ問題を抱えた選手もいた。
健康でいるためにあらゆることを試したが、今のところ私の年とは言えない。体調を崩してばかりだ。今はそういう時代なんだ。
1%だけミスしても、ベストのうちには入れない。
数日前から苦しんでいるが、なんとか乗り切ろうとしている。これからまた山のステージが待っている。私はできる限りゲラントを助けようと思う。
そして、パリまでに調子が良くなることを期待している。
アダム・イェーツは呼吸器感染症となっている。
呼吸器感染症」とは?
呼吸器は外からの病原菌が常に入り込む器管です。
病原菌の侵入を防ぐために咳、痰の排出、繊毛運動などの防御機構も発達していますが、呼吸器感染症は、病原菌が防御機構を乗り越えて気道から体内に浸入し、増殖して炎症をおこし、咳、痰、発熱、胸痛、呼吸困難などの症状を生じる病気のことをいいます。
引用 「呼吸器感染症」とは?
呼吸が苦しいのでは、山岳で走るのは困難だ。ダニエル・マルティネスやヨナタン・カストロピエホも同じ症状を持っていたというから、力が発揮できないはずだ。
第18ステージは、最後に超級山岳オタカムが待っている。INEOS Grenadiersのゲラント・トーマスは、アダム・イェーツ、ダニエル・マルティネスの助けは期待は出来ない。
ただ、大きく崩れない限りゲラント・トーマスの3位確保は大丈夫なはずだ。逆にアダム・イェーツは、総合9位を守るのも難しいかもしれない。
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