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2022 ツール・ド・フランス第17ステージ   ファビオ・ヤコブセンは15秒差でゴールを~

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Photo by Agê Barros on Unsplash
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第17ステージでは、UAE Team Emiratesがレースを破壊するほどの凄まじい攻撃を見せてくれた。

ゴールでは、タデイ・ポガチャルとヨナス・ヴィンゲゴーの激しい戦いが繰り広げられたが、タデイ・ポガチャルでさえ、16%勾配ではキレの良いアタックとはいかなかった。

誰もが、スピードを振り絞る感じでゴールするのがやっとという厳しい登り。

それは、下位でゴールするスプリンターには過酷なもので、Quick-Step Alpha Vinyl Teamのファビオ・ヤコブセンも例外ではなかった。

 

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完走ギリギリの勝負

チームメイトはタイムアウトの危険性があるので先にゴールして見守る

 

16%勾配というのは想像を絶する。しかも、40℃近い気温と130kmを走った後の登りだ。

ファビオ・ヤコブセンに付き添った、イヴ・ランパールト、フロリアン・セネシャル、ミッケルフレーリク・ホノレはタイムアウトの可能性があったので先にゴール。

ファビオ・ヤコブセンをゴールから見守ってた。

電光掲示板の残り時間が減っていく中、最後の力を振り絞りファビオ・ヤコブセンはゴール。実に、タイムアウトギリギリの15秒前にゴールラインを越えた。

ファビオ・ヤコブセンは、フェンスによりかかり起き上がれない。全てを出し切った感じだ。ゴール後いはインタビューに答えることは出来なかった。

 

落ち着いてからようやくコメントを発する。

ステージ中、2度、3度と「もういいや」と思ったが、もちろん、そんなことはない。これから先もあきらめない、時間切れになるだけだ。

とても深いところまで行ったので、映像が物語っていると思う。チームからも「盛り上がるよ」と言われた。私自身はもうあまり信じていなかったのですが、一生懸命にやり続けた。

フロリアン(セネシャル)の感情を見ると、私も少し温かくなる。

彼は私の仲間で、本当は私と一緒にいたかったのですが、あまりにもきつかったので、私を手放さなければならなかった。

彼がチームメイトで、一緒に経験できることがとてもうれしい。

今日はもう少し余裕があった方が良かったが、最終的にスプリントを絞り出し、タイム内に収めた。明日も安定したパワーとスピードをキープできれば、うまくいくはずだ。

 

フロリアン・セネシャルは涙を流す

 

彼を見守ったフロリアン・セネシャルは、インタビューで涙ながらに語っている。

ファビオ・ヤコブセンが2019ツアー・オブ・ボローニャで落車した際に、フロリアン・セネシャルは彼の顔のケガを見ている。

脳挫傷。頭蓋骨骨折。鼻が折れ、口蓋が壊れて破れ10本の歯がなくなっていた。上顎と下顎の一部がない。

耳たぶの大きな切り傷。壊れた親指。肩の挫傷。肺挫傷。声帯の神経が打撃を受けた。ひどく傷ついたお尻。

ファビオ・ヤコブセンは死の淵からカムバックしている。

 

それを知っているからこそ、ファビオ・ヤコブセンの復活を喜び支えている。

 

登っている最中の彼の顔を見ていると、本当に壊れているのがわかった。シャポー、ファビオは本当にあきらめないね。彼はすべての尊敬に値する。彼は私の友人だ。

今日は、いつも通り、彼と一緒にいた。ファビオのために、最大限の力を発揮したい。

家族やチームメイトのために自分の限界に挑戦してほしいと伝えた。制限時間を15秒オーバーすることが、ツール・ド・フランスなんだ。

このようにして、彼はシャンゼリゼ通りを疾走することができる。

 

ただ、ファビオ・ヤコブセンの戦いはまだ続く。第18ステージでは、超級、1級、超級と獲得標高4,036mの最後の山岳が待っている。

これを越えないとパリは見えてこない。もう一度、制限時間との戦いを制する必要がある。大丈夫、きっと制限時間内にゴールラインを越えるはずだ。

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