チームに強いライダーが沢山いると困ることが良くある。
その昔には、グレック・レモンとベルナール・イノーの確執、最近ではクリス・フルームとブラットー・ウイギンズの例がある。
そして、現在最も困っているのがJumbo-Vismaのプリモッシュ・ログリッチだろう。すでにチームにはツールを連覇したヨナス・ヴィンゲゴーがいる。
来年もヨナス・ヴィンゲゴーが中心となってツールを目指すならば、ログリッチはツール出場も難しくなる。
ここで浮かんでいた噂がLidl-Trekへの移籍という話だ。
ツールで勝つには
“Of course we wouldn’t let him go.”
Primož Roglič to Lidl-Trek is a “complete bullshit story,” says @JumboVismaRoad.
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— GCN Racing (@GcnRacing) August 25, 2023
ヨナス・ヴィンゲゴーは、2023ツール制覇だけでなく、2023ブエルタ・ア・エスパーニャにも出場する。
プリモッシュ・ログリッチとJumbo-Vismaの現在の契約は2025年まで。まだLidl-Trekへの移籍契約は成立しておらず、その保証もないが、Lidl-Trekは移籍のアイデアに前向きであることを理解している。
何らかの買収が必要で、その詳細はまだ決まっておらず、複雑であることは確かだが、両者とも解決策を検討する意思はあるようだ。
もちろん、現在のチーム体制では、33歳のログリッチにとってツール・ド・フランスへの再挑戦は不可能に近い。
もしヨナス・ヴィンゲゴールが2024ツールに出場すれば、26歳で2度の優勝を誇るヨナス・ヴィンゲゴーが中心選手となる。
サイクリング最大の舞台でリーダーシップを発揮するためには、ログリッチは別の場所を探さなければならない。Jumbo-Vismaとの契約が切れる2026年には、36歳になっている。
Trek-Segafredoは、Lidl-Trekとなり下から3番目から、上から3番目の予算となった。
2024年に獲得する選手も
- テイオ・ゲイガンハート INEOS Grenadiers
- アンドレア・バジオーリ Soudal – Quick Step
- ファビオ・フェリーネ Astana Qazaqstan Team
- ライアン・ギボンズ UAE Team Emirates
- パトリック・コンラット BORA – hansgrohe
- ジョナサン・ミラン Bahrain Victorious
優秀なライダーは次々と獲得している。
さて、プリモッシュ・ログリッチは、ツールのために早くJumbo-Vismaを離れるのか。
Jumbo-Visma側は否定しているけど、本人のことを考えるとツール制覇の可能性がある時に、チャンスをあげるということもない話ではないだろう。
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