海外サイト road.ccのメンバーが、amazonでシマノのチェーンを購入したのだけど、なんとこれが偽造品だったという話だ。
互換製品と知っていて買ったのならば問題ないけど、本物と思って買ったら偽物だったとなると詐欺となる。困った問題だ。
写真を見ても、本物かどうかを見分けるのはパッケージとかでは不可能。すでに海外のamazonでも、この偽物チェーンは売られていない。
どんな製品だったかのか見てみよう。
製品の様子

2022 年の本物と偽物のチェーン Image credit: – road.cc
写真ではどちらが本物かよくわからない。刻印が違うのでわかる感じか。ただ、正規品と比べないとわからないだろう。
普通そこまで確認する人もいないだろう。

Image credit: – road.cc
右側の開封してあるのが偽物なのだけど、印刷なので全く一緒だ。パッケージでは見分けはつかないと思ったほうがいい。

Image credit: – road.cc
では、どうやって偽物だとわかったかというとクイックリンクだったと言う。
このリンクには異なる文字が刻印されているだけでなく(右は偽物)、うまくはまらなかったとか。
このリンクの公差がこれほど離れていたら、残りのチェーンにも信頼が置けないのは当然だ。
クイックリンクが普通に使えたら、偽物だと気づかなかった可能性もある。amazonは報告を受けてすぐに製品を撤去。今では販売されていない。
シマノの回答

Image credit: shimano
シマノは、模倣品が市場に出回り、あまり評判の良くないところから部品を購入することがあることを認識している。
シマノは、消費者がシマノ純正部品をシマノ正規販売店から購入することを推奨しています。
もし、消費者が模倣品を購入したと思われる場合は、お近くのシマノサービスセンター、またはシマノ販売店にご相談されることをお勧めします。とのこと。
シマノはまた、最近いくつかの新しい取り組みで更新されたオンラインの模倣品対策ページを案内している。
2021年5月以降、コピーしにくいとされる新しいパッケージの展開、製品へのQRコードの表示、新しい携帯電話アプリケーションの導入などが行われている。
以下の公式サイトで詳しく書かれているが、パッケージのQCコードを読み取ることで正規品かどうかがわかる。
偽造品を掴まないためには
- パッケージとコンポーネントを既知の純正品と比較する
- 正規販売店および代理店からの購入
- 特定の販売者のレビューを読む
などの対策をするしかない。届いたら、パッケージのQCコードの確認も。
偽造品については、これまでもシマノは偽造サイトの対策などを行っている。
コメント