最強のリードアウトマンとして、2021ツール・ド・フランスでもマーク・カヴェンディシュのステージ4勝を演出したミケル・モルコフ。
いつもスプリンターのために仕事をこなすライダーだ。そして、今シーズンはマーク・カヴェンディシュを追ってAstana Qazaqstan Teamに移籍。
しかし、39歳となったミケル・モルコフは今シーズン限りでの引退を表明した。
最強のリードアウトマン
What a gentleman, what a rider. One of the smoothest souplesse in the peloton. A great ambassador for cycling on and off the bike.
Mr. 7, Olympic champion, multiple danish champion 🇩🇰, the best lead out man of his generation.
Enjoy your last @LeTour, @MichaelMorkov 💛 pic.twitter.com/wiQol7nx3E
— Anders Mielke (@AndersMielke) July 8, 2024
2005年Team GLSコンチネンタルチームでキャリアをスタートさせたモルコフ。2009年には、Saxo Bankでワールドチームへ。
2013年にはブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージで優勝している。Team Katushaには2016年から2年間滞在。
だが、Deceuninck – Quick Step以前のチームでは、スプリンターのためのトレインを形作っているチームはなかった。
ミケル・モルコフは、これまでエリア・ヴィヴィアーニ、アルバロホセ・ホッジ、ファビオ・ヤコブセン、ジュリアン・アラフィリップ、サム・ベネットをリードアウトしてきた。
キャリアではデンマーク王者に3回と5勝を挙げている。
東京オリンピックメダリスト
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ミケル・モルコフはトラック競技もロードレースと平行して行っている。
ミケル・モルコフは、2008年北京オリンピックでマディソンに出場。アレックス・ラスムッセンと組んでおり、前評判は高かったが6位となってしまう。
団体追抜ではデンマークの銀メダルのメンバーだった。
だが、その後マディソンは2012年、2016年とオリンピック種目から外れてしまう。その間、ミケル・モルコフはマディソンで無敵を誇っていた。
- 2009 世界選手権マディソン優勝
- 2019 ヨーロッパ選手権マディソン優勝
- 2020 世界選手権マディソン優勝
2020世界選手権トラックのマディソンでデンマーク代表として金メダルを獲得。世界チャンピオンとなっている。
そして、東京オリンピックでは、ついにマディソンが種目に復活。金メダルを獲得している。
最後のツール・ド・フランスでは、マーク・カヴェンディシュの35勝目の勝利を演出。リードアウトではなかったけれど、トレインの一員として活躍した。
Astana Qazaqstan Teamに移籍してきた意味があったということだ。
ミケル・モルコフのコメント
🇩🇰 VIDEO: @MichaelMorkov
We are really proud and happy that the final year of your career you are spending with us, being part of the cycling history!
You are great champion and great teammate, Michael!#AstanaQazaqstanTeam #AstanaIsMyTeam pic.twitter.com/DljVPGNCjJ— Astana Qazaqstan Team (@AstanaQazTeam) July 8, 2024
私は自分の才能で成し遂げたことをとても誇りに思っている。なぜなら、私は若い頃から最も才能のあるライダーではなかったからだ。
しかし、私は常に一生懸命働き、達成できることはすべて達成した。私の家族はこの決定にとても満足している。それが少し残念だと思っているのは息子だけだ。
息子はかっこいい父親が好きで、自転車選手でなくなったら父親もそれほどかっこよくなくなるのではないかと心配しているからなんだ。
妻にも何千回も感謝しなければならない。達成すべき大きな目標はまだある。今回のツール・ド・フランスでも、オリンピックでも、10月にバレールップで開催される世界トラック選手権でも。
39歳で、まだ世界選手権のトラックレースでも勝利を狙う。本当に凄いライダーだ。
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