ロードバイクの情報を発信しています!

ツール・ド・フランス第13ステージ 激坂山頂ゴールは誰が制した?

海外情報
Photo by George Kourounis on Unsplash
この記事は約6分で読めます。

第13ステージはピュイ・マリーに至る登りゴール。距離も191.5kmと長く総合が動くことは間違いない。

逃げもスタートから激しく動いてくることが予想されるステージだ。

 

スポンサーリンク

第13ステージ シャテル・ギヨン〜ピュイ・マリー 191.5㎞

第13ステージ photo letour

 

スタートして36km地点には、はやくも1級山岳が現れる。Col de Ceyssat (登坂距離10.4km・平均勾配 6%)。これを越えても連続して3級、2級の山岳が続く。

ようやく下った所にスプリントポイントがあるが、逃げグループが上位はさらっていくだろう。

 

1級山岳ピュイ・マリー photo letour

 

ゴール手前15kmから始まる1級山岳ピュイ・マリーが強烈だ。上の図の黒い部分は9%を越えていることを表している。

ラスト3kmは15%という激坂が待っている。ここでは大きな差がつくだろう。

 

スポンサーリンク

大きな逃げグループ

tiz-cycling ストリーミングより 以下同様

最初の逃げグループがスタートからしばらくして決まる。

クイックステップのクレルモンフェランのTGVことレミ・カヴァニャと山岳賞のブノワ・コヌフロワが入っている。

後方ではメイン集団からの離脱があいつぎ、多くのライダーが逃げだす。

当然のようにジュリアン・アラフィリップも入っている。

 

ジュリアン・アラフィリップは先頭グループまで追いつく。

  1. 41. Julian Alaphilippe(ジュリアン・アラフィリップ)Deceuninck-Quick-Step
  2. 44.  Rémi Cavagna(レミ・カヴァニャ)Deceuninck-Quick-Step
  3. 97. Marc Soler(マルク・ソレル)Movistar
  4. 113. Simon Geschke(シモン・ゲシュケ)CCC Team
  5. 171. Daniel Martin(ダン・マーティン)Israel Start-Up Nation

なんと、 クリテリウム・デュ・ドーフィネで仙骨骨折したダン・マーティンが逃げに入っている。総合では1時間15分遅れているで逃げても追われることはない。

ようやく走れるようになってきたようだ。

 

だが、先頭グループは2級山岳頂上手前でセカンドグループに吸収される。イネオスのパヴェル・シヴァコフ。アルケア・サムシックのワレン・バルギル。

マキシミリアン・シャフマンなど17人の逃げとなる。

 

先頭集団から二人が抜けだす。まだ100km以上あるのだが勇気ある離脱だ。

  1. 56.  Valentin Madouas(ヴァランタン・マデュアス)FDJ
  2. 73.  Hugh Carthy(ヒュー・カーシー)EF Pro Cycling

メイン集団は一気に5分以上遅れる展開に。

 

だが、ヒューカーシーは遅れて、ヴァランタン・マデュア一人に。だが、下りで追いつかれる。

前輪と後輪でリムハイトを変えている。後ろはShimanoの新型ホイールかな。

 

 

メイン集団では落車がおこり、ロマン・バルデが座り込んでいる。一度立ったのだが、また座り込んでしまうほど衝撃を受けたようだ。

ナイロ・キンタナとバウケ・モレマも落車。なんとバウケ・モレマは手首を骨折してリタイヤしてしまった。

 

先頭集団のスプリントポイントはジュリアン・アラフィリップが獲得。メイン集団は何も争わずトニー・マルティン先頭で通過。

 

ロマン・バルデは戻ってきたが、ジャージはボロボロだ。影響がなければよいのだけど。

 

激坂ピュイ・マリーの戦い

先頭集団では、マキシミリアン・シャフマンのアタックにニールソン・ポーレスが合流。二人は顔を見合わせて笑ったり、時折少し話したりしている。友達か?

 

だが、ニールソン・ポーレスが付き切れ。マキシミリアン・シャフマンは単独での掘り出す。シャフマンもイル・ロンバルディアで鎖骨骨折したのが癒えたようだ。

 

シャフマンは、微妙に首を振りながら登っていく。後ろでは、マルク・ソレル(Movester)の引きで第2集団は崩壊。

ダニエル・マルティネスとレナード・ケムナが二人でタイム差を縮めてくる。

 

メイン集団は、ずっとイネオスが引く展開。最後の一人のリチャル・カラパスが引いて集団は随分と少なくなる。だが、先にアシストを使い切ってしまうイネオスの作戦は正解だったのか?

コフィディスのギヨーム・マルタンも切れてしまう。

 

後ろは、ダニエル・マルティネスが引く。当然レナード・ケムナは、シャフマンが前にいるので引かない。

 

ダニエル・マルティネスは、ついにシャフマンを捉える。レナード・ケムナもアタックをかけるが決まらない。

 

レナード・ケムナは、ダニエルフェリペ・マルチネスを振り切ろうとアタックをかけるが決まらない。

 

最後もカウンターアタックをくらって、ダニエルフェリペ・マルチネスが勝利!

クリテリウム・デュ・ドーフィネの総合優勝者が勝利する結果に。

 

総合勢はポガチャルのアタックで始まる

後方の総合争いもタデイ・ポガチャルのアタックによって集団は崩壊。エガン・ベルナルは遅れてしまう。

 

最後も、プリモシュ・ログリッチはタデイ・ポガチャルに前を譲らず。

これで、大きく総合がシャッフルされた。

 

総合順位

  1. プリモシュ・ログリッチ
  2. タデイ・ポガチャル +0:44
  3. エガン・ベルナル  +0:59
  4. リゴベルト・ウラン +1:10
  5. ナイロ・キンタナ  +1:12
  6. ミゲルアンヘル・ロペス +1:31
  7. アダム・イェーツ +1:42
  8. ミケル・ランダ +1:55
  9. リッチー・ポート  +2:06
  10. エンリク・マス  +2:54

総合タイムを失わなかったのはタデイ・ポガチャルのみ。ついに単独2位にあがる。第15ステージの山岳でも、また大きくタイム差が変わってくるだろう。

2強となったと言ってもよいかもしれない。

 

こちらは第13ステージハイライト

コメント

タイトルとURLをコピーしました