新型コロナウイルスの影響は自転車界にも影響を与え始めている。
台湾の自転車ショーは中国の参加なしで実行となっていたが、5月に延期が決定。
レースに関する影響と自転車や部品の調達などについての問題を見てみよう。
レースの延期や中止
すでに開催されたランカウェイでは中国選手の参加は出来なかった。
ツアー・オブ・ハイナンは、アジアで行われる最大級のレースで8ステージが用意されていた。
だが、このツアー・オブ・ハイナンは中止が決定。
女子ワールドツアーイベントであるTour of Chongming Islandは、5月7日から9日に開催される予定だったが、後日、3月15日に確認される予定。
5月12〜14日に予定されていた女性レースは延期。
5月31日に予定されている女性レースも延期。
UCIは4月と5月に予定されていた中国でのサイクリングイベントは全て延期するという中国サイクリング協会との決定を告げている。
中国国内でのレースは、
- 7月のTour of Qinghai lake
- 8月のTour of Xingtai
- 9月の中国国内選手権
- 10月の Tour of Taihu Lake
などが予定されているが、どうなるかは今の段階ではわからない。
自転車メーカーに与える影響
自転車産業の労働力の多くは極東に集中しており、台湾・ベトナム・カンボジアにも企業があり、その多くは中国の原材料や部品に依存している。
別のメーカーは供給は3月と4月には問題ないように見えるが、コロナウイルスの影響は、生産全体を支える中国からのコンポーネントが不足しているため、5月・6月の在庫に影響を与える可能性があるとしている。
コロナウイルスは供給に影響を与えているが、この段階ではまだ限られていると述べている。
現在、SRAMは標準の30日間のリードタイムで動作しています。これらのリードタイムが影響を受けるかどうかは決定していませんが、影響がある場合はすぐにお客様にお知らせします。
サプライチェーンへの影響を制限するためのいくつかの緊急時戦略があります。
極東にあるシマノの工場の一つは、コロナウイルスの直接的な結果として3週間閉鎖されたが、近い将来再開される予定。
これらの事柄は完全に予測可能ではありませんが、今の段階では、コロナウイルスが消費者への2021製品の配送に大きな影響を与えることはないと思われます。
自転車業界では遅れが感じられる可能性はあります。たとえば、ブランドが夏に新しい自転車のプレスリリースを開催する場合、時間通りにサンプルを入手することが問題になる可能性があります。
現在、あるブランドでは中国工場が稼働していても、旅行の制限があめため100%の生産能力がないことをオフレコに伝えている。
例えば、生産量が減少しているため輸送用コンテナの60%に過ぎない場合には帆走されることがないことも言われていおり結果的に遅れることになる。
少なからず、部品の供給などが遅れだしていることは間違いないですね。新製品の発表などはツール・ド・フランスの前が多いので、それまでに影響が収まっていれば良いですけど、まだわかりません。
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