UCIが4月1日から、スーパータックの禁止に、見えないエアロバーの禁止を打ち出したためにライダーは違反しないように苦労している。
リチャル・カラパスはスーパータックで失格になってしまったし。
Alpecin-Fenixのアレクサンダー・リチャードソン(Alpecin-Fenix)は、小指をブレーキバーに引っ掛けたレバーフックで失格に。
では、違反にならない最も空気抵抗の低いポジションはどれなんだろう。
ハンドルバーの幅を狭くしたりすることなく、最適な手のポジションを知っておくことは一般のライダーも必要ですね。
6つのボジションで測定
テストでは、ロードバイクで保持できるさまざまな位置を調査し、空力抵抗がどうなるかを比較している。
空力抵抗が小さいと、同じ速度で走行するのに必要なパワーが少なくなり、同じパワーで急勾配を走行しない場合は、走行速度が速くなる。
効率的なポジションはどれでしょうね。
1.リラックスしたポジション 基本となるポジション
2.ドロップハンドルを握る
3.エアロフード 肘は曲げて狭く
前腕が地面と平行。ドロップ位置と比較して、風に対して前腕が少なく有利。
4.見えないエアロバー禁止ポジション
5.レバーフック これも肘がハンドルバーに触れているので禁止
6.フードを内側に曲げる
レムコ・エヴェネプールは以前からこのポジション。少しでも狭くするため。
ハンドルをフレアにしたり、レバーフードを内側に曲げているライダーは急速に増えている。
結果 最速のポジションは
結果は、リラックスしたレバーフードを握るポジションは一番空気抵抗が大きいことがわかる。これは考えても当然ですね。
下ハンのドロップの位置を握ると45km/hで走っている場合に14w削減。
ただ、残る4つボジションはほとんど変わらないという結果となっている。禁止された見えないエアロバーポジションが最も空気抵抗が少ないが、それでも4つのボジションは1.6w以内の範囲内で収まっている。
2番目に良いのは、レバーハンドルを内側に曲げている場合。コンパクトになりますからね。
45km/hで走っている時には、リラックスしたフード位置から水平アーム位置に移動するだけで、同じワット数で1.65km/hの速度増加をもらたし、40kmの距離で2分のタイムアップとなる。
同じワット数で、45km/hで走っていて46.65km/hで走れるようになるならば使わない手はないですね。
狭いハンドルバーの可能性
あと測定されてないのは、凄く狭いハンドルバーの場合。以下のようなハンドルの場合だ。2012年トム・ボーネンが狭いハンドルバーで走っていた。
更にアダム・ハンセン(元Lotto Soudal)は38cmのハンドルバーを使用。
非常に狭いハンドルバーだと、正面領域の面積はコンパクトになり、当然空気抵抗は減るのは間違いない。
ただ、極端なポジションになるので操作性が悪く、肩が丸くなる場合もあり一概には良いとは言えない場合もある。相当テクニックもないと難しいかも。
UCIで禁止されているポジションと比較すると、エアロフードのポジションはほぼ同じくらい速く、はるかに安全だ。
エアロフードの位置を保持する方が、ドロップやリラックスしたフードよりもはるかに高速となるけど、疲れる可能性があり、練習が必要になることがよくある。
私は、結構苦労する。と、いうかスピードを上げた時しか出来ないなあ~。ほんの数秒だけど(^^;
前腕を水平にしてフードを持って走るポジションで、エアロ効果が十分得られるので、これが一番良いと分かったので納得ですね。
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