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どの手の位置が最速のポジションか? UCI禁止ポジションと比較した場合には?

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Photo credit: hans905 on Visualhunt.com
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UCIが4月1日から、スーパータックの禁止に、見えないエアロバーの禁止を打ち出したためにライダーは違反しないように苦労している。

リチャル・カラパスはスーパータックで失格になってしまったし。

 

Alpecin-Fenixのアレクサンダー・リチャードソン(Alpecin-Fenix)は、小指をブレーキバーに引っ掛けたレバーフックで失格に。

では、違反にならない最も空気抵抗の低いポジションはどれなんだろう。

ハンドルバーの幅を狭くしたりすることなく、最適な手のポジションを知っておくことは一般のライダーも必要ですね。

 

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6つのボジションで測定

テストでは、ロードバイクで保持できるさまざまな位置を調査し、空力抵抗がどうなるかを比較している。

空力抵抗が小さいと、同じ速度で走行するのに必要なパワーが少なくなり、同じパワーで急勾配を走行しない場合は、走行速度が速くなる。

効率的なポジションはどれでしょうね。

 

1.リラックスしたポジション 基本となるポジション

photo aero-coach.co.uk 以下同様

 

2.ドロップハンドルを握る

 

3.エアロフード 肘は曲げて狭く

前腕が地面と平行。ドロップ位置と比較して、風に対して前腕が少なく有利。

 

4.見えないエアロバー禁止ポジション

 

5.レバーフック これも肘がハンドルバーに触れているので禁止

 

 

6.フードを内側に曲げる

レムコ・エヴェネプールは以前からこのポジション。少しでも狭くするため。

photo remco.ev instagramより

ハンドルをフレアにしたり、レバーフードを内側に曲げているライダーは急速に増えている。

 

結果 最速のポジションは

photo aero-coach.co.uk

 

結果は、リラックスしたレバーフードを握るポジションは一番空気抵抗が大きいことがわかる。これは考えても当然ですね。

下ハンのドロップの位置を握ると45km/hで走っている場合に14w削減。

ただ、残る4つボジションはほとんど変わらないという結果となっている。禁止された見えないエアロバーポジションが最も空気抵抗が少ないが、それでも4つのボジションは1.6w以内の範囲内で収まっている。

2番目に良いのは、レバーハンドルを内側に曲げている場合。コンパクトになりますからね。

 

結果として、フードを握って肘を曲げておけば最も安全で簡単に実行できる良いボジションだということになる。

45km/hで走っている時には、リラックスしたフード位置から水平アーム位置に移動するだけで、同じワット数で1.65km/hの速度増加をもらたし、40kmの距離で2分のタイムアップとなる。

同じワット数で、45km/hで走っていて46.65km/hで走れるようになるならば使わない手はないですね。

 

狭いハンドルバーの可能性

あと測定されてないのは、凄く狭いハンドルバーの場合。以下のようなハンドルの場合だ。2012年トム・ボーネンが狭いハンドルバーで走っていた。

更にアダム・ハンセン(元Lotto Soudal)は38cmのハンドルバーを使用。

非常に狭いハンドルバーだと、正面領域の面積はコンパクトになり、当然空気抵抗は減るのは間違いない。

ただ、極端なポジションになるので操作性が悪く、肩が丸くなる場合もあり一概には良いとは言えない場合もある。相当テクニックもないと難しいかも。

 

UCIで禁止されているポジションと比較すると、エアロフードのポジションはほぼ同じくらい速く、はるかに安全だ。

エアロフードの位置を保持する方が、ドロップやリラックスしたフードよりもはるかに高速となるけど、疲れる可能性があり、練習が必要になることがよくある。

私は、結構苦労する。と、いうかスピードを上げた時しか出来ないなあ~。ほんの数秒だけど(^^;

前腕を水平にしてフードを持って走るポジションで、エアロ効果が十分得られるので、これが一番良いと分かったので納得ですね。

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